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夕日色の君と一緒に


TAMOTUの色違いが本日、届いた。

本当は真っ白なTAMOTUを買おうと思っていたけれど、すでに我が家にいる空みたいなブルーのTAMOTUを見ていたら、夕日の色のTAMOTUを隣に置きたくなった。

だから迎え入れたのはオレンジ色のTAMOTU。

届いたダンボール箱をあけて開口一番
「パッケージが違う!!オレンジはお外で働いてるっ!!」


どうやら、外ばかりというわけではないようだったが、私の中でオレンジは建設現場などで働くというイメージがついた。

2回目なので組むのは慣れたもの。
今回も素組である。
私は雑なので、切り取りも雑である。

それでも可愛いのがTAMOTUの凄いところ。
1時間ほど集中して組み上げた。

さぁ!可愛いお顔を………あれ?

全く同じパーツで組んだのに、既製品そのままのはずなのに、何故かオレンジは色に反してムッツリと黙り込んでいる。

何処か暗い表情のTAMOTU

おかしいな。
ブルーのTAMOTUを組んだときはこんなに可愛かったのに。

ブルーのTAMOTUはあどけない感じがする。
だから、撮影だって、子供みたいな感じで撮ったけど……

『この子とは、まず和解しなくては』

そう思った。

私の頭の中でTAMOTUとのストーリーが展開される。

「はじめまして。君の友達を紹介させてね」

人間が呼んでいるので命令を聞くために歩行モードになろうとしているTAMOTU

我が家の空色TAMOTUは折り紙を散らかして仕事遊びをしていたので、夕日色TAMOTUを紹介した。

「お友達だよ。仲良くしてね。」

空色TAMOTUは少し考えるような顔をして、おもむろにアームで挟んだ折り紙を夕日色TAMOTUに差し出した。

戸惑う夕日色TAMOTU

どうやら、空色TAMOTUには『はじめての相手にはプレゼントをする』というのがインプットされているらしい。
とても微笑ましくて笑ってしまう。

さて…夕日色TAMOTUは受け取ってくれるかな?

しばらく見つめ合ったTAMOTU達。

『あっ…』
声が出そうなのを抑えて見守る。

恐る恐るアームを伸ばす

「渡せたね!貰えたね!良かったね!凄いねぇ!仲良くしていい子だね!!」

喜ぶ私を不思議そうに見つめる夕日色TAMOTU。仕事以外で褒められたことないのかな?

その後は少し緊張も解れたのか、渡された折り紙をしげしげと眺めていた。
空色TAMOTUは得意げで、もう次の折り紙を渡そうとしているので笑ってしまった。

折り紙ははじめてかな?たくさん遊んでいいんだよ。



今度は一緒に外に行こうね!!

夜になって何をしてるのか見てみたら積み折り紙していた。TAMOTUは作業が好きだからユニット折り紙多めに作るかな。

#プラモデルと私

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