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【詞】 scrap (30) book

コンセプト
舞台芸術は、時間芸術でいつか儚く消えるもの。
ただでさえ消えていくものが、最初から消えてしまった。
それらは時間の波に押し流されていくけれど、
私たちは絶対に忘れない。
未来につなげていく、約束の歌 (2019年) 

scrap (30) book

詩:一川華

一冊の台本 ここがはじまり
劇場の光は 消えたまま
時は過ぎていく 
何ヶ月? 永遠のよう 
続く日々の中で 
 
本を開く 広がる 
自由の日々が
稽古場 楽屋 板の上さえも
幸せが 心臓の音が
集まる場所 
上がる体温

世界を生み出す日々  
芝居は 日に日に奪われる
台詞は世界を彷徨う
  
今は何ができるだろう?
せめて … 心を灯火に変えよう 
 
生を求める日々
一人のとき 
寂しい夜 
画面越しの声をいま
君に届くように 上げ続ける
扉が 開くその日まで
なくなった仕事 計画や旅行
時代の波にながされても尚

なくなったものにも 全て意味があると
部屋の中 祈ろう 今
全力で— 

天保十二年のシェイクスピア 
アナスタシア マンマミーア
ゴスペルならシスターアクト 
日比谷行けば エリザベート
すみれの園の先には
噂のlittle shop, little shop of horrors 
サンセット大通りでも
事件勃発 命は巡る
終わらないショックのような
音楽とリズムで揺らそう 
恐れずに突き進もう いま
バイオレットなMy way そういや
燃えたノートルダムの鐘は
復旧の兆しはまだ でも
明日には希望があるから
アニーのように歌えば
サイゴンでは死者がゼロ
ミリーの住むNYはこれから
希望の兆しが見えてくる
しばらくお預けのトニー賞
常連のロイドウェバーは
ホイッスルダウンダウィンド & ジョセフ
いま、リズムに身を任せて
醒めても夢からは醒めないで
ニュージーズ 速報を早く
世界を駆けるにはまだかかる
イタリアの過去ならチェーザレ
アメリカンな彼とはパリへ
夢見よう 陸の上の世界
part of your world  or a whole new world? 
子供のままいたいなら
ネバーランドもおすすめ 
でも嘘!3月4月5月6月
君に最後に会ったのはいつ?
早く抱きしめたい シェリー
日々を数えるなら 愛で
一人一人の人生へ
捧げたい 勇気とリスペクト 
コーラスラインに並んで
今こそ叫ぼう皆で
I WILL ALWAYS LOVE YOU
AT HOME 
AT HOME
AT HOME
AT HOME
ジェッツとシャークのように
トレイシーと社会のように
いつか和解の日が来るように—

数えきれない 世界の数々
東京は小さな宇宙のよう 
全ては一冊の台本から
ここにいる僕と君から
今は、永遠じゃないから 

チケットは
二冊目のパスポート
旅に出る準備をしよう
家の中 熱を帯びた
衝動が

劇場を埋めるその日まで 
  

【キャスト・スタッフ】
詩 一川華
作曲 濱田竜司
音楽編集・画像編集 相澤祥子
動画編集 鎌野美由紀

出演
木村花代
神田恭兵
折井理子
北川理恵
小林風花
森雄基


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