「神様に何をお願いするの?」
初詣・厄祓い・合格祈願・七五三・お宮参り……
神社にいったら、神様に何をお願いしますか?
私は子供のころ、
「学校の成績が良くなりますように……」と
お願いしてたのかな?
「神様に何をお願いするの?」
昔、家族で初詣に行った時
本殿の前で順番に並んでいると、娘から質問された。
「ねぇ、みんな神様に、何をお願いしているの?」
「なんだろぅね……、Oちゃんくらいの年齢なら
お友達と仲良くできますように、とか
頭が賢くなりますように、とかかなぁ?」
「お母さんは、何お願いするの?」
「お母さんはね、何かなぁ……えっと……」
テレビ番組か、何かの本だったのか、
「神様は皆を平等に見守っているだけ」と聞いたことがある。
人生において、
とりわけ神様のおかげで助かった、という思い出がなかった私は、
「見守っているだけ」ときいて腑に落ちた。
神社に行っても、神様に何かお願いすることはなく、なんとなく日頃の感謝を述べるだけ、という感じだったかな?
神様には報告だけ
もしもみんながどこかの神社に行って合格祈願をしたとしても、合格できる人数は決まっている。
健康にと願っても、病気になる人もいる。
本人のそれまでの準備と少しの運。
この少しの運に神様の効力があるのかもしれないけれど、やはり、何もしなかった人に恩恵があるとは思わない。
「お母さんね、
『自分のことは自分で何とかします。
だから、自分でなんとかできないことで悩んでいる人がいたら、
ちょっとだけ神様の恩恵を与えていただけないでしょうか。』
って、いうお願いなら、しているかなぁ……」
と娘に答えた。
娘はこの話を覚えてないらしい。
だけど、娘も息子も神様にご挨拶しに行った時は、
「報告をしている」と言う。
毎月30日のミソカモウデ
「神様とおしゃべり」
なんとも楽しそうなそのタイトルに惹かれて読んでみた。
娘が小学校高学年のクリスマスに、サンタさんが娘にプレゼントしてくれた本。
私が興味を持って「神様とおしゃべり」を読んだのは、娘が中3の6月。
受験生の親として、神様とおしゃべりがしたかったのかもしれない。
この本は、主人公のみつろうと神様のおしゃべりで物語が進んでいく。
その中で神様から36個も教えを授けられる。
その中で、ひとつだけ紹介するなら
『幸せになるために感謝するのではなく、
感謝している間が幸せ』
日々、Twitterにも溢れる「感謝」を目にした時、ふと思い出す教え。
他にも染み込むように入ってきた教えはいくつもあり、生活に落とし込んだのは「ミソカモウデ」の話。
受験生の親として、神様とおしゃべりがしたいと思った日から、もう3年近く続いていて、この4月から再び受験生の親になる。
これは、神様が人間のためにしかけたおまじない。
300円持って神社に行き、「ありがとう」って言うだけ。
感謝を実践できる場所。
そう聞いて、単純な私は、
「そんなことで幸せになれたら人生簡単だな。」って思った。
どちらかというと、大人になってから人生うまくいってる方だと思うから、
「感謝を実践できる」なんて聞いても、
「へぇ~、そうなんだ。行ったほうがいい人いるよね?」としか受け取らなかったけど
神様から
「やってみろ、続かないはずじゃ」と言われた瞬間、心に火がついた。
ミソカモウデで神様に宣言
予定がずれてしまう時もあるけれど、
毎月30日は神社に行って、神様とおしゃべりをする。
「バチあたらないかな?」と思うくらい、馴れ馴れしいしゃべり方だけど、これが楽しくて3年近くも続いている。
きっと私は神様に聞いてもらうことで、毎月頭の中を整理して気持ちを整えることができているのだと思う。
ついでに、翌月の目標も宣言する。
「神様に宣言するのだから無視できない」という気持ちが働いて、常に目標と向き合いながら生活できているような気がする。
たまに、月末いいわけがましい会話になっていることもあるけれど(笑)
これまたおもしろい話で、神様に言われた
「300円持って神社に行く」の300円は、
・その時300円が払えない人は、神社で掃き掃除をすれば良い
・300円が余裕で出せる人は、300円以上おいていけ
とのこと(笑)
最初のころは、あまり深く考えずに300円を賽銭箱に入れていたけれど
ある日「ミソカモウデ」を調べている時、
この【300円の価値】は、「自分がこれくらいならすぐに稼げると感じている金額」という情報を見た。
翌月は、500円を入れて、現在はその数倍の金額をお賽銭箱におさめて神様とおしゃべりをしている。
まるでココナラみたいな場所で、神様に1時間の面談を申し込むように……
自分のことは自分でなんとかする覚悟
今、テレビやネットをつければ、世界中のニュースが飛び込んでくる。
今すぐ何か行動しなきゃいけないことがわかっていても、平和ボケしている日本で何ができるだろう……
できることはあるはずだから、探すことはやめないけれど、今すぐ何かできることがあるとすれば、自分のことは自分でするという覚悟。
「来月素敵なクライアントに出会えますように…」
「家族が病気になって苦しみませんように……」
「主人が事故に巻き込まれませんように……」
「子どもの成績があがりますように……」
「宝くじがあたって家計が潤いますように……」
素敵なクライアントに出会いたければ、自分で営業かければいいし、
家族が病気にならないように、自分たちで体調管理をすれば良い
事故に巻き込まれたくなければ、主人が安全運転をするだけだし
成績をあげたいと思うなら、子どもたちが勉強をがんばればよい
宝くじで家計を潤す?必要なら自分で稼げ
そんなことくらい、自分でがんばるから
神様どうか、世界が平和になるように見守ってくれませんか?
世界中におられる神様みんな集結して、
ただ私に毎月つきあってくださるように、世界の人々の心のおしゃべりをしてくれませんか?
国同士の争い事みたいなデカイ話だけじゃなく
平和そうに見える日本にも、よその国の争いごとが見えないくらい自分のことで倒れそうになっている人たちがいる
私は私のことをがんばりながら、自分のできる範囲で手が届く人に自分の想いを届けるから
どうが、神様……
神様とおしゃべりしてみて♪
神社に参拝となると、何か正しいやり方が必要なんじゃないかってプレッシャーを持つ人がいるかもしれない。
でも「神様とおしゃべりする」くらいの気持ちで行っても、バチがあたったことはない。
それどころか、毎月おしゃべりをしにいくだけで、自分の頭が整理される。
神様からのアドバイスは聞こえないけれど、自然と自分の中にある答えに導かれるから不思議。
「感謝を実践できる場所」
楽しいから、やってみて♪ 続かないけどね^^
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?