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コラム ネジレテル…ヨリが取れない?掛けてるの?

札幌の小さなタティングレース教室
生徒さんのおしゃべりに耳を傾けてみませんか?

タティングレースとは、シャトルという糸巻きを使ってつくるレース編みです。

はじめに

ロングピコを作ったらねじれちゃった。
ピコがねじれるときがあります。飾りではなく、繋ぐ為のピコなら目立たないしと見過ごしがちでしたが、どうしたらなおりますか?

そんな生徒さんのお話から始まりました。

コラム ネジレテル…ヨリが取れない?掛けてるの?

ロングピコで気がつくことが多いのですが、ピコがねじれるときは、左手に掛けた糸にヨリが掛かっているからです。リングを閉じる時に、玉結びが出来てしまい綺麗に閉じれない時も同じですね。

糸のヨリ
はじめに、糸をよく見てみましょう。細い糸を撚り合わせることで丈夫な糸に仕立てています。
余談ですが、撚り方は反時計回りに撚り合わせるZ撚り、時計回りに撚り合わせるS撚りの2種あり、一般的にレース糸はZ撚り、手縫い糸、毛糸はS撚りと言われています。

さて、手元を見せていただくと、シャトルを下へ垂らして重みでクルクルとヨリを直して結んでいますが、どの位置で左手に掛けるか、どのタイミングでヨリを取るかにより結びやすさが変わるようです。

結ぶ準備の工程から順に見ていきましょう。


糸を出すとき
シャトルに巻く時の糸玉が袋などに入っていて固定されていてるとき、糸を出すだけでヨリが掛かります。ミシンに掛ける糸のように糸玉自体が回るようにすると良いですね。袋に入れたままでも糸の出し方を工夫することが出来ます。

シャトルに巻くとき
糸を強く摘みながら巻くと、ヨリの甘い糸は特に、ヨリを糸玉の方へ寄せてしまいます。

左手に掛けるとき
シャトルを垂らしてヨリを直しましたが、左手に掛けた方の糸はヨリが寄せられています。チェインを結ぶときは特に気をつけて、結び目に使う長さを考え、少し先の方までヨリを直してておきましょう。
リングの時は、輪を伸び縮みさせるたびシャトル糸を垂らしてヨリを直してみましょう。特に閉じる前は、ヨリを直し輪を広げてからゆっくり引きます。ヨレたら無理はせず、もう一度ヨリを取り輪を広げて繰り返します。

結ぶ度にヨリを掛けてる?
意外と気がつきませんが、結ぶ度にヨリが寄ってしまいます。その為、結び目がきつい方ほどヨリがかかりやすいですね。


今回はYouTubeの動画とリンクしてレッスンしてみましょう。

▷タイムスタンプ(3:00)
1:13 ピコがねじれるとき
1:43 左手にかける糸にヨリが掛かったとき
2:17 なかなか直らないとき


どうぞ、お一人お一人に合ったコツを見つけるヒントになりますように。


まとめ

いかがでしたか?
糸は強く摘まずに、結び目はきつくならないように気をつけてみましょう。
リングの輪を閉じる時は一度に引かず、ヨリを直すために何度か伸び縮みさせましょう。
糸の様子にも気をつけてみると結び目が綺麗に仕上がりますよ。



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もっと自由に
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今の私のできる事が、いつかの誰かのお役に立ちますように。

パターンはこちらから

動画で作ったモチーフはaykorokinaにも使ったNo.29の中心のロングピコです。
注)動画ではネジレがわかりやすいように長いピコですが、実際は高さ1cm程度です。


タティングレースが初めての方はこちらから

https://note.com/nanairo_tatting/n/n7678c50fbed8

《関連商品》
Lesson1 (リボン)基本のステッチ/リング・チェイン・ピコ・リバース
Lesson2(ラウンド) ピコ繋ぎ
Lesson3(スクエア)ひねりのあるつなぎ方
Lesson4(ジョセフィンノット、トリプルリング)


ナナイロタティングとは

札幌にある小さなタティングレース教室です。「わからない、難しい」タティングを「楽しい!」にするお手伝いをしています。難しい技法は簡単にアレンジしています。
(教室を見る→https://inankl.shopinfo.jp/

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