読むレッスン《Step1》初めてタティングレースをする方へ
札幌の小さなタティングレース教室から、あなたの元へレッスンをお届けします。こちらでは、オリジナル編み図の作り方や、ちょっとしたコツを書いています。パターンは教室でお求めいただくほか、この記事の下からダウンロードしてお使いください。印刷してお届けご希望の方は、販売サイトminne, creema をご利用ください。
もちろんパターンはお手持ちのものを利用していただいても構いません。基本を読んで学んでいってくださいね。結び目の仕組みをマスターしたらStep2へ進みましょう。
ワークショップにご参加いただいた皆さまへ
タッセルの作り方はページ下部にある動画一覧からご覧くださいませ。
シャトルは難しかった方は、針を使うニードルタティングもお勧めです。
好きなものを形に
タティングレースを始めてみたいけれど、難しそうで一人では不安…。材料は買ったけれど難しくて、諦めようかな。そう思った方も多いのではないでしょうか。好きなものを形にしたい気持ちを大切に、もっと自由に楽しんでほしいと思います。
ちょっぴり優雅なスタイルを楽しむ手芸
タティングレースの中でも一般的なシャトル(糸巻)を使った方法は、手の中で糸を結んでつくります。中世ヨーロッパ時代、貴族のステータスとされていた優雅なスタイルです。はじめは難しいタティングレース。でも、実は結び目を作るだけ。覚えることは少ないので、気長に楽しんでみませんか?
Step1.2.3をマスターするとほとんどのデザインを楽しむことができます。今回は一番大事なポイントになります。説明がたくさんありますが、どうぞゆっくり読み進めてくださいね。
お道具について
必要な道具が少ないところも、タティングレースの人気のひとつです。
糸を巻く”シャトル”と、”糸”があれば、どこでも好きな場所で作ることが出来ます。
《準備》
はじめての練習では、シャトルを一つ(角付き)と色の違う2色の太い糸(#20番手のレース糸)をご用意ください。
作り方基礎BOOK
ここからは、キットで販売している基礎BOOKの説明とミニlessonの動画を合わせてご紹介します。
作り方1 シャトルに糸を巻きましょう。
まずはこちらの動画をごらんください。
《Movie》シャトルに糸を巻く方法
《まとめ》
シャトルの横穴に糸を通したら、「短い糸端で長い糸をくるりと巻き」「短い糸の輪へ糸端を通し」ます。どうしてもこの方法でなくてはいけないわけではありませんが、糸をシャトルから外すときに少しだけ楽になります。シャトルの中に結び目が入り込みますので、糸端を引くと結び目を取り外しやすくなるのです。
シャトルに糸を巻くときに一番大事なことは、「反時計回りに巻く」ことです。角を上に向けて反時計回りに糸を巻きましょう。
作り方2 結び目の仕組みと持ち方
2ー1 結び目の仕組み
《準備》
シャトルに糸を巻いたら玉糸から切り離し、別の色の玉糸の端とそろえて玉結びして結び始めます。結び目が作れるようになったら、シャトルの糸を玉糸と繋げたまま1色で作る練習をします。
はじめにお話ししたように、タティングレースは結び目を作ることが基本のすべてになります。lesson1は皆さん苦労するところですが、慣れてしまえば応用して自由に形を作ることが出来ますので、焦らずにゆっくり進めていきましょう。まずは、「結び目」の仕組みを見てみましょう。こちらの動画をごらんください。
《Movie》結び目の移動
2ー2 シャトルの持ち方 糸の掛け方
《シャトルを持つ前に》
タティングシャトルは右手で持ちます。細かい動きは左手でします。左利きの方で、左手でシャトルを持つ方もいらっしゃいますが、私はどちらの方も右手でシャトルを持つことをお勧めしています。
左手に掛けた糸と、シャトルを手からはなさないようにと、つい力が入ってしまうのですが、ゆったりと持つことがポイントです。
タティングレースが難しく感じるのは、手にかけた糸を引いたり緩めたりするところです。シャトルの持ち方と合わせて動画をごらんください。
《Movie》初めてのタティングレース(結び目の仕組み)
作り方3 チェインの結び方
3の続きのまま、まっすぐ結んでいくと紐状になります。これをチェインと呼びます。左手には糸玉の糸がかかっていて、結び目の色になります。もし、結び目の色が変わってしまっていたら「結び目の移動」が出来ていないので、シャトルの角で目をすくって外してください。
左手に掛けた糸がきつくならないように、力を抜いてゆったりと結び目を作るように心がけましょう。結び目が揃うように何度も繰り返し練習してみましょう。
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