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エッセイ「島旅日記」

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渡り鳥のように、島にやってきて、そのまま立ち去るとき、「旅」となり、 そのまま、そこに住むとき・・・ 子供と家族三人でふらりと行った島に、そのまま住むことになったドタバタ無計画… もっと読む
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記事一覧

8、生活開始 -島旅日記ー

〈生活開始〉  島にやってきて、数日あわただしく過ぎていった。 そして、その間、ずっと雨…

愛摘姫
4年前

7、島旅日記 -雪国とダウンー

〈雪国とダウン〉  家が決まってからしばらくは、後ろ向きだった気持ちにも、二週間もすぎた…

愛摘姫
4年前
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島旅日記ep3 「おれ、暇なんだけどさ」

 あたしがローズマリーで癒されている頃、 隔離生活という名ばかりの上げ膳据え膳のゴロゴロ…

愛摘姫
4年前
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島旅日記ep2 「ローズマリー」

 デッテ隔離生活の中ごろで、あたしの体調にも異変。 熱っぽさと、だるさと、咳。 これは、同…

愛摘姫
4年前
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島旅日記ep1 「憂鬱on the宜野湾ビーチ」

 一月末に東北道を抜けて仙台から飛行機で那覇に降り立ち、二月の頭に島入り。 「離島行きた…

愛摘姫
4年前
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6、-洗礼ー 島旅日記

〈洗礼〉  一軒家は、状態がとてもよく、ゲスト用にいろんな心遣いがちりばめられていた。 …

愛摘姫
4年前
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5、空港にて -島旅日記ー

 那覇から飛行に乗って、島につくまでの50分。 わたしは、これから行く島のことに意識を集中させていた。 意識の中で見える島は、濃い空気がどっと湧き出しているように、力強く迫ってきた。 鼻腔から入ってきて、肺に広がってゆくような、その濃い島の息吹は、強大な意識のように感じた。 到着して空港から、畑と荒野のような景色を見たとき、そのすべてが懐かしさでいっぱいになってきた。 はじめてやってくる島なのに、どれもこれもすんなり空気が体にしみこんでくる。 改札前に空港内を見渡しても、

4、雪国から南国へ -島旅日記ー

 沖縄産の旦那と、三歳の息子と、わたしの故郷、東北にある港町で暮らすこと三年。 冬の凍て…

愛摘姫
4年前
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3、生きづらさって何だろう -島旅日記ー

子供の頃から、わたしは、感受性が強い女の子だった。 小学校の低学年くらいまでは、自分の感…

愛摘姫
4年前
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2、沖縄発上陸した日 -島旅日記ー

サトウキビをかじった日から、21年後。 那覇にある旦那の実家に挨拶に行くために、ようやく…

愛摘姫
4年前
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1、あこがれの島 -島旅日記ー

〈島旅日記〉  わたしは、小さいころから南の島にあこがれていた。  小学校の五年生くらい…

愛摘姫
4年前
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はじめに -島旅日記人物紹介ー

〈はじめに〉 この島に、たくさんの人たちが、やってきて、通り過ぎてゆくとき、旅となり そ…

愛摘姫
4年前
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