Huluでエイリアンのテレビシリーズ制作が発表されてます。去年くらいにはもう発表されてたんだけど、その後続報が全然出てこなくて、いつ頃配信かもわからない。

このご時世なので、制作も思い通りに進捗してないのかもしれないですが、まだしばらく待ちそうなので、どんなお話しになるか、どんなお話なら見たいかを考えて遊んでみましょう。

案1：ノストロモ号と同じ運命の宇宙船たち

ウェイランド湯谷(以下、W社)はシリーズ一作目からエイリアンを手に入れようと暗躍していた巨大企業。今のところエイリアンシリーズは「エイリアンコヴェナント」が最新でまだ前日譚シリーズは続きそうな状況。なので、第一作目の「エイリアン」に繋がる部分はまだ未解決のまま、TVシリーズが公開されそう。

一作目で謎のままになっているのは、何故ノストロモ号がLV426のエイリアン回収に使われたのか。

ノストロモ号の出発直前に本来の科学担当官と交代でアッシュが配置された事をダラス船長が語っている。なので、LV426にはエイリアンがいること、もしくはいる可能性が高い事はW社は掴んでいたことになる。

もし、エイリアンがいることが確実に分かっているなら、きちんとその任務を遂行できる人員を派遣した方が確実。案の定、ノストロモ号はエイリアンと接触したものの、途中でリプリーにエイリアンを倒されて、回収は失敗に終わっている。

ここで予想されるのはW社はエイリアンの存在は掴んでいたが、宇宙のどこにいるか正確な場所はわからなくなっていたのではないか。おおよその範囲だけはわかっていて、その付近に向かうW社所有の宇宙船には無作為に特別司令911とアンドロイドを仕込んで、エイリアンと接触できれば、回収に動くようにしていたんだろう。

乗組員たちの契約にも「知性体と思しき痕跡を確認した場合、可能な限り調査すること」という条項もしのばせている。この「知性体」としてるのがポイントでエイリアンみたいな生き物だったらあまり知性体って表現はしない気がする。この「知性体」はエンジニアのことで、エンジニアの宇宙船の中にエイリアンがいることまでは掴んでたんだろう。

どういう経緯でエンジニアの船の行方を見失ったかわからないけど、W社の執念は余程ものですね。目的に対する飽くなき努力がW社を巨大企業に押し上げたんでしょう。

ということで、恐らくノストロモ号と同様にエイリアンの捜索の役割を与えられた宇宙船は他にもたくさんあっただろうから、それら他の宇宙船での物語も描けるんじゃないかな。

W社の計画には大ポカがあって、ノストロモ号のアッシュはエイリアンに接触したのにLV426にエンジニアの船があることをW社に報告してなかった模様。なので、「エイリアン2」ではW社は知らぬ間にLV426を植民地にしていた。その星に探し求めてたものがあるのに57年も気づかないままだった。どうも特別司令911を担うアンドロイドには場所を特定したらまず報告するみたいな指示はされてないみたいなので、きちんとエイリアンを持ち帰れるか持ち帰れないかの二択のみのよう。だとするとノストロモ号のように特別司令911で動いた宇宙船があってもエイリアンを持ち帰れてなければ歴史には残らない。

さすれば、いろんな宇宙船でのエイリアン捜索の話が作れる気がします。ノストロモ号同様にLV426に降り立った船もいれば別の星で捜索した船もいたり。

長くなってしまったんで今日は案1だけで。