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【マッチレビュー】J1第2節 ジュビロ磐田vs清水エスパルス

スコア

1-2  負け
得点者  鈴木雄斗

順位:暫定15位
勝ち点:1(0勝1分け1敗)
得失点差:-1(総得点:2、総失点:3)

出場メンバー(採点)

GK:三浦龍騎(6)
DF:伊藤槙人(5)、大井健太郎(5.5)、山本義道(5)
WB:鈴木雄斗(6.5)、松本昌也(5)
ボランチ:山本康裕(5)、遠藤保仁(6)
2シャドー:金子翔太(5.5)、大森晃太郎(5)
CF:杉本健勇(4.5)

交代出場:
大津祐樹(5.5)、ファビアンゴンザレス(4)、
ジャーメイン良(5.5)、小川大貴(-)

2シャドーが機能

前節から黒川に変えて金子を2シャドーの一角に据えた磐田。金子がサイドに開いたり、中央のスペースに顔を出してりして、後方からのボールのパスコースを作ってくれたので、前節とは異なり、ビルドアップができるようになった。加えて、大森がサイドに開いたところに遠藤が上がってきて中央のスペースを使って攻撃に厚みを加える事ができた。昨シーズンにJ2でやっていたようなボールを保持して相手を焦らすようなボール回しがJ1で再現できた。

焦らず急がず

前半で2回、金子と杉本が縦パスを引っ掛けられて、清水のカウンターを受けそのうち片方が失点に繋がってしまった。昨シーズンのレギュラーメンバーは難しい縦パスは選択せずにフリーの味方に渡すやり方が染み付いているが、杉本や金子はまだ焦らず急がずの今の磐田のサッカーの浸透度は低いのかもしれない。

また退場者

後半に2人の退場者が出て、完全に試合が壊れてしまったが、その中でも磐田の選手は諦めずにゴールを目指す姿勢が見れたのは収穫。清水のゴールを脅かすような場面は作れなかったが、清水に必ずしも楽に残りの時間を過ごさせなかった。ファビゴンはともかく、山本義はスリップして転んでたので、あれで退場にされてたら、なかなか11人で90分終えるのは難しいね。

早期にカウンター対策を求む

ただ、11人対11人の時間帯で2-1にされているので、課題があるのは確か。人数をかけてボールを高い位置に持ち出す磐田のスタイルではどうしてもネガティブトラジションの時に相手がカウンターのための広大なスペースを得やすい。このカウンター対策が鍵になるか。

対策案:攻撃時の逆サイドのWBをサイドバック化

ボールサイドのWBは高い位置取りで攻撃をサポートするし、ボランチも一枚は高い位置を取る。時には山本義か伊藤の左右のストッパーもボール回しに関与するので、カウンターへの備えとしては逆サイドのWBが低い位置で守備に備えるしかないか。ただ、今日の磐田の得点のようにWBの攻め上がってきてのシュートも磐田の武器だったので、ここの上下動の判断はかなり難しい。これをやるなら松本昌也と鈴木雄斗のサッカーIQが命綱になる。

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