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フィリピンの街でSDGsについて考える

本当は昨日、記事を2本出そうと思っていて~編とか書いたのですが、結局書き終わらずに次の日になってしまい、今書こうとしたらテンションが落ちてて結局お蔵入りになりました。松坂です。

今日、フィリピンの街を見て、オフィスに帰ってきて。
感想を共有しようとしたら、涙が止まらない。
けど、理由がわからない。何に突き動かされているのかも。

だから、上手く伝えられないけど、
感じたことをそのまま書こうと思います。

フィリピンの大学を訪問

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今日、フィリピンの学生がセブの街を案内してくれました。
フィリピンの人たちはみんなホスピタリティがあって、英語も満足に話せない私に何一つ嫌な顔せず、丁寧に説明し、案内してくれます。
無償の愛を提供してくれるというか。
大学を見学させてもらった時も、教授がわざわざ出てきて歓迎してくれたり、授業中の他の生徒が知ってる日本語を使ってもてなしてくれたりしました。

本当にどこに行っても居場所を作ってくれる。
そういえばフィリピンに来てから疎外感を感じていない。
本当に暖かい国です。

私もこの人たちのためになにかしたい
そんな気持ちになります。

汚れた街

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フィリピンのセブ島といえば、何を思い浮かべますか?
青い海と青い空ですか?
果物のジュースを飲みながらゆったりと過ごす南国リゾートのイメージですか?

私が見たものはそんな日本のガイドブックから作られるようなイメージとはかけ離れたものでした。

ショッピングモールが並ぶダウンタウン。
きれいに整備された内装とは異なり、その周辺を取り巻くのはゴミや油などが浮いた水たまり、そしてお金がないホームレスの人たち。
またいたるところであらゆる異臭がします。

海にはプラスチックやレジ袋などのゴミが浮いていました。

フィリピンの政府はなにをやっているのだろう。
そんな考えがはじめに浮かびました。

フィリピンでデング熱などが流行っているのは気候のせいということもあるが、街の衛生面の要因も確実にあると思いました。


貧しさの中で生きる人

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 「小さな子供にお金を要求された。」
発展途上国に訪れた人から聞いたことがあるフレーズだ。
別に嘘だとは思ってない。嘘だとは思ってないけど、どこかフィクションのお話であるような感覚でいた。

今日街を歩いている中でストリートチルドレンに遭遇した。
でこぼこした道を裸足で歩いていた。

教会の前で一生懸命ものを売りつけてくる人に会った。

道で募金箱をおいてうなだれているホームレスを見た。

暑い中繁盛しているわけでもないのに、フルーツや手作りのバッグを売って生計を立てようとしている人を見た。

道で横たわっている子供を見た。

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正直この現状を目の当たりにして、受け入れるだけの器は私にはない。
頭を鈍器でたたかれて、脳震盪を起こしているような感覚だ。

彼らはきっと満足な教育を受けられていない。

支援する方法として、ここでお金を寄付したところで、根本的な解決にはならない。

やっぱり全ての基盤は教育だと思う。
お金を提供するのではなく、お金の稼ぎ方を教えるような支援。
先進国に留学に来てもらうのが1番よい支援なのかもしれない。
モチベーションがあがるしロールモデルにもなる。
フィリピンの学生に日本に来てもらいたい。
落とした財布が手元に戻ること、街を綺麗にすること、きれいな空気を吸うことは現実的に可能だということを知って欲しい。

We have to save the country

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これが今日一番印象的だった言葉。
フィリピンの先生は国から満足のいくお給料をもらえず、しかも3か月くらい未払いなんてこともあるそう。
こういう状況のため、フィリピンの先生は海外へ行ったり、お給料の高いオンラインの講師になったり、完全に転職してしまうことが多いんだとか。

そのなかでフィリピンメンバー同士で
「あなたは行っちゃだめよ」
「だって私たちはこの国を救わなければいけないから」

みたいな会話を普通の時間に話してて、本当に感心しすぎて言葉が出なかった。
だって国を救わなければならないなんて使命感にかられたことある?
本当に国のことを考えているんだなとおもいました。

フィリピンの学生はこの状況を打開するために必死で考えています。
私も一緒に一生懸命考えます。

大きすぎる壁の前にどうしていいかわからず、
ただ突っ立っている状態だけど。
私たちは動かなければならない。

2030年まであと11年。

間違いなく言えることは、
世界中全ての人がSDGsについて考えなければ
このゴールは達成できない
ということだ。


松坂 菜々子 / Nanako Matsuzaka
Twitter→ https://twitter.com/lien_nana5  

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