見出し画像

マイナー通常モンスター、明日のアイドルは君だ!

みなさんは、レッサー・ドラゴンというカードをご存知でしょうか。

そう、この悪口テキスト界のレジェンド、レッサー・ドラゴンさんです。
この無慈悲な2行は芸術的とも言え、レッサー・ドラゴンさんは余りに弱いテキストですが…むしろここまで非道いテキストは彼くらいのものであり、ラッシュデュエルでもカード化されるなど輝く個性とも言えるテキストなのです!
…そう!遊戯王にはマイナーな通常モンスターの中にも、テキストや見たでクソ強い個性を放つモンスターが存在するのです!!今回はそんなポテンシャルを秘めた通常モンスター達を見ていきましょう。

コスモクイーン

皆さん大好きコスモクイーン。最早マイナーではないかも知れませんが、その『全ての星を統治している』というあまりにも強キャラな設定はメチャクチャわくわくします。新カードが欲しいようにも思いますが、このミステリアスな絶対強者感が薄れてしまいそうでもどかしい、そんなカリスマ性を持つ女王サマ。
尚、闇属性レベル8魔法使い族通常モンスターというのは、サポートカードが無限にありデッキを組むならこの女王サマが1番強いと思います。

アイアン・ハート

このテキストだけでSF冒険活劇の一本作れると思いませんか!?
破壊だけを目的にした(攻撃力1700)(レベル5)という絶対的なステータスとそんな逆境を跳ね除けるような背景の集中線、最高です。
古代文明で作られて順当に弱いという、逆に新しいキャラ設定。
『◯◯ロボ』とか、『◯◯機械』ではなく、『アイアン・ハート』というマジにオシャレな名前にも痺れます。
通常モンスターながら様々なサポートが微妙に彼を外れており、周辺事情としては世に登場してからほとんど何も変わらないと非常に不遇なのですが、それを物ともしない風格が感じられます。かっこいい。

死の沈黙の天使 ドマ

その名前テキスト、全てがオシャレな天使です。現在ではちょこちょこ登場している闇属性天使族ですが、彼が初出で以降7年間彼のみという特異なポジションでした。
『死の沈黙の天使』『死を司る天使』という二つ名だらけ、キャラ付けの暴力のようなカードで、もし見た目がダーク・ヴァルキリアのような美人系統であればpixivはイラストで賑わいリメイクカードやサポートカードまであったかも知れません。

ダーク・ヴァルキリアさん。闇属性天使族仲間。

しかし、実際のところは

この圧が強すぎるビジュアルであるため、好事家からの熱い人気に留まります。
赤き剣のライムンドス等もですが、二つ名持ちのカードって良いですよね。

メガソニック・アイ

カッコイイ
遊戯王フレーバーテキストにおいて『謎』『正体不明』などは説明に困った際に用いられていますが、このメガソニック・アイは『謎の金属』とSF作品を思わせるような素敵なテキストになっています。
宇宙の果てからやってきた殺人マシン』というキレた設定なのに守備力の方が高いのも良い感じ。
アイアン・ハート対メガソニック・アイって映画、観てみたい。

サキュバス・ナイト

サキュバス』で『魔法を唱え』『相手を血祭りにあげる』『悪魔の魔法戦士』でイラストは腕6本という、属性の塊みたいなモンスターです。あの頃の私たちでもここまで盛るのには躊躇したでしょう。
ちなみにヴィシュワ・ランディーの色違いモンスターであり、そちらの方はラッシュデュエルで美人に書き下ろされています。

全部の腕の組み合わせがポーズとして成立しているのが素晴らしい

サキュバス・ナイトさんもいつか日の目が当たるかもしれませんね。やはり美人は強い。

鎧武者斬鬼

名前がカッコ良すぎる
名前のルビも斬鬼の部分は『ザンキ』とカタカナ表記で、男の子の好きなところを的確に突いてきます。
フレーバーテキストもカッコ良く、正統派な戦士族モンスターなのですが、彼のもう一つの特徴、それは鎧武者ゾンビでしょう。

その名前、鎧、背景!もうお分かりでしょう、鎧武者斬鬼と鎧武者ゾンビは同一人物であり、ゴースト骨塚がリビングデッドの呼び声で蘇生した姿になります。
一騎打ちを好み居合の達人であった鎧武者斬鬼がゾンビに成り果て、『闇雲にふりまわすカタナに注意』と武士の誇りも失ってしまったように描写されており実に諸行無常といった有様です。
でもこういう無慈悲な感じ、嫌いじゃない。
尚、カード化されたのは鎧武者斬鬼の方が後です。

エンゼル・イヤーズ

恐ろしすぎる。遊戯王イラストで誰が1番怖いか、という話になった時、私はエンゼル・イヤーズさんが1番ヤバいと主張しています。

だってコレですよ!
何故か実写の空をバックにこの見た目です、怖過ぎて当時は箱から出す事すらしませんでした
名前はイヤーズとありますが、どう考えても大きな目がヤバ過ぎます。
レベル、攻撃力があのモリンフェン様と同じで、モリンフェン様が闇属性悪魔族に対してこちらは光属性天使族とまさに相対する関係にあります。
しかしながら、スリーブまで発売されたモリンフェン様に対してエンゼル・イヤーズさんの人気は雲泥の差であり、雷神の怒りの融合素材というちょっとリアクションに困る個性しかありません。

尚、私はモリンフェン様とエンゼル・イヤーズさんを素材にデスキマイラドラゴンをエクシーズし、切り裂かれ闇でワンキルするクソデッキを組んでいた事があります。本当に弱かった

(他にも無限に光る個性を持つモンスター達がいるのですが、ひとまずこれくらいに。
レベル5ばっかですね。キャラが立っているからこそある程度のステータスになり、そして下級ラインの攻守合計2850を超えてしまった問題児たちばかりです。
少々手がかかるモンスターほどデッキの組み甲斐があるもの(やりがい搾取)。是非フィールドに召喚してあげてください、きっと彼、彼女らも喜ぶことでしょう)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?