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内省1位の人の飲み会あるある-ある時私は聞き上手をやめた-

ナナメドリです。


先日、36歳になりました。ありがとうございます。(先に御礼を言うスタイル)

5月19日生まれの占いを見ると、いつも引っかかることがある。

「リーダーシップがある」「優れた指導力」「カリスマ性」などといったキラキラしている言葉がいつも並んでいる。

私には何のことだかわからない。クラスの学級委員長にもなったことないし、部活の部長も生徒会長もない。せいぜい時間帯責任者になったところで、店長にもなりたくなかった女なのだ。


そんな私の強みは内省である。


ストレングスファインダーという自分の強み診断ツールによると、考えることが大好きなのだ。


「内省」は、ものすごく考える。興味のあることにたいして、ずっと考えながら生きている。答えなんか出なくてもいいし、そこまで結論を求めていないけれど、自分がしっくりくるまで考え続けている。

考えることは大好きなのに、喋るのはあんまりうまくない。だからアドリブにめっぽう弱い。急に訊かれた質問にたいして、自分のなかで答えを用意していないと、黙るしかないのである。

だから、みんなでわいわいコミュニケーションを取らなければいけない場所。そう…飲み会が苦手だ。ウェイウェイなんてもってのほか。


そんな飲み会における「内省」の人の心の中。


みんな話が上手だなぁと思って聞いている。


自分から率先して喋るタイプではないので、たいてい人の話を聞くことになる。みんな話が上手なんだ。ちゃんと起承転結になっていて、オチまでついていて、笑いもとっている。なんなの?すごくない?

私は二人、三人までなら、たぶんよく喋るほうな気がする。そして黙ってる時間があっても平気。友達がずっと喋っていても気にならない。だけどさ、四人以上いたら誰と喋っていいかわからない。

たとえば、五人もいたら自分以外の四人に向けて喋らなくてはいけないよね。その四人のことを惹きつける魅力、持ち合わせてない。

その人が喋るだけで、みんなが共感できる話題。そんなもの本当にあるんだろうか。いや、ない。あっても一人くらいは聞いていないはずで、興味がないはずなんだ。なんて思ってしまう。

でも、すごいよね。すごいって思いながら聞いている。聞いているだけで、自分の意見は特になかったりする。(笑)


自分が話題の中心になりたくない。


そもそも話すことが得意ではないのだから、自分の話をするのも苦手だし、自分のことを褒められるのもそんなに嬉しくない…。謙虚といえば、聞こえはいいかもしれないけど、私の話題なんてスルーしてほしいくらいなのだ。

それでもやってくる自分のターン。そんなの永遠にやってこなくていいって思っている。自分の話を、自分の目の前でされるのってみんなどういう気分で聞いてるんだろう?「世界は自分のためにまわっている」くらいな感じ?

笑ってヘラヘラしながら聞けばいいのか、謙遜しながら「そんなことないですよ」って言えばいいのか、正解がわからないのである。


この話題ならついていけそうって思って考えてると、いつの間にかその話題はおわっている。


それ、めっちゃわかる。すごい共感する。って頷いているときに、何か発言しようかなと考えることがある。(考えるのが先で、言葉で発していないのがデフォルト)私はこう思うなぁと頭のなかで言語化を進めていくうちに、いつの間にか知らない話題になっていることがよくある。

もっとその話題について語りたいのに。みんなテンポ早くないですか。私が遅いだけですか。そうですか。っていうか、今なんの話題ですか。それは誰ですか。誰の話題ですか。私知らないんだけど。ということがよくある。


この人に久しぶりに会うからあれもこれも話したいって一応考えてる。でも9割話せないまま。


めちゃくちゃ久しぶりに会う人とか。SNSで近況をうっすら知ってるけど、そこまで把握していない人とか。なんなら生きてるのかっていう人と飲むとき。

前日から、シミュレーションをしている。だいたいいつ出会ったんだっけ。なんで仲良くなったんだっけ。最近どうしてるの?最近行った国どこ?私は、今ハマっているのはカラオケで、なかなか歌が上手くならないけど、どうしたらいいと思う?

と、話したいなぁと思うことを考えている。伝えたいことも考えている。あの記事がすごく好きとか。LINEで言ってたこと、共感しまくったから応援したいとか。あのツイート、めっちゃ笑ったとか。

人には伝えなきゃいけないと思っているから、ちゃんと伝えたいと思う。


そんなんじゃ飲み会行っても楽しくないんじゃないかって思いますか?


たしかに、前日までの飲み会の行きたくない気持ちは半端ない。なんで、あのときオッケーしたんだ私?もうちょっと考えてから「行く」って言いなよ。暇だから行くって言ってんじゃねーよ。と毎回思う。

行きたくないわけじゃないし、実際に飲み会行ったら楽しいと思うのに、なんで行きたくないって思うんだろう?

それは、やっぱり「内省」は一人で考えることが好きで、好きでたまらないからだ。もちろん人間だからずっと一人はさみしいのだけど、一人の時間が削られることにストレスを感じる。

一人で考えたことを発表する場所は、飲み会の場ではない。そんな風に割り切れるようになってから、ずいぶんと飲み会が楽になった。飲み会は、私の考えを聞いてもらう場所ではなくて、私にとってはみんなの話を聞く場所なんだ。

だからといって、話をずっと真剣に聞いているわけではない。もちろん話すタイプじゃないので、聞くタイプ側の人間なのだけど。必死に聞き上手になろうとも思わないんだ。自分に響いた言葉だけ持って帰って、あとから処理をするんだ。

私の場合は、内省だけじゃなくて共感性と調和性が「その話聞くと気分悪くなるからやめな」って言って、聞こえてこないのだけなのかもしれない。でもね。それだけじゃないんだ。本当に聞いてないときもある。そして翌日、何を話していたか思い出せないこともある。これが、また一つ年をとったということかもしれない。


聞き上手は卒業、飲み会で無理に喋らなくてもいい。


なんなら飲み会行っても喋らなくてもいいんじゃないかな。って思ってる。

話は飲み会じゃなくて、じっくり一対一でしたほうが好きだな。


私がこんなことを考えてるのにも関わらず、飲み会をこまめに開催してくれる人たち。誘ってくれてありがとう。



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