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生きづらさからの脱出劇~楽しむことが自分を救う~

 最近、「お腹すいた」と同じくらいの回数で
「生きづらい」という言葉を聞く。新型コロナ、戦争が巻き起こす不景気も理由としてあると思う。それを抜いたとして、何が生きづらさを作っているんだろう。

 私が経験したことで、これが理由なんじゃ?と思うこと。ダントツで「人の目」だ。この時代、生身で出会う人にプラスしてSNSでも常に見られている。人の目を気にしない!とキッパリと言い切れる強さを持つのは並大抵のことじゃない。

 私は二十代で、パートをしている。正社員をしていた頃より年収は下がった。だけど正社員をしていた時より心は豊かになった。今はパート生活を楽しんでいる。

 過去の私は常に人の目を気にしてきた。転職するとき、正社員でなければならないと頑なにパートを候補から外した。両親や祖父母からの「せっかくいいところ入ったのになんで辞めるの」「パートで暮らしていけるの?」という言葉を何度も聞き、
祖母は知人から「お孫さんはなんの仕事をしてるの?」という質問に対してどう返答しようか明らかに迷っていた。言葉だけではなく、ふとした表情や漂っている空気に徐々に追い詰められていった。

 「若くしてパートをしているのは訳アリだと思われているんじゃないか」「なんか問題ある子なんじゃない?と思われているんじゃないか」この言葉は誰かに言われたものじゃない。人の目を過剰に気にした結果、自信を喪失した自分が生んだものだった。

 それでも、パートは楽しい。働く上で壁にぶつかることはあるけれど、じっとしていることが苦手な私には、体を動かす今の仕事をやらせて頂けるのは本当にありがたい。家族に会うときには、「楽しい」「働きやすい」と何度も話した。

 ある日、なんとなく家族と将来についての話になった。「楽しいのが1番でしょ」そう祖母と母に言われた。あれ?あんなに公務員になれとかなんだとか言ってたのに、なんで?と拍子抜けした。

 一人暮らししている家に帰り、なんであんなに祖母と母は変わったのか。理由を頭の中で探る。出てきた答えは、「貫いている姿を見せている」からだった。

 この経験から学んだこと。「生きづらさ」を振りほどくためには、「好きなことを貫いて、楽しんでいる姿を見せ続ける」ということだ。これからも胸を張って好きなことを続けていきたい。

 

  


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