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ひとつ先の未来

このタイトルで、ノートを書こうと思っていたら、
2ヵ月も経っていた。

今日は、ひとつの区切りなので記録。
そう、明日から " 社会復帰 " 。

新型コロナ濃厚接触者になった、私の記録用のノートです。

10月の上旬。母からラインで

「〇〇(弟)が熱が出て、PCRを受けた」
「PCR検査陽性だった。家族も検査する予定。」

そう、突然だった。その日も変わらず、スタジオを出たのは終電間際。
帰りの電車でラインをぼーっと眺めていた時、衝撃のメッセージだった。

どうしよう、どうしよう。同居の私は濃厚接触者だ。

私はその事実を知った週は毎日出社をしていて、
大切な仲間、何人もの人たちと打合せをし
マネージャーと1on1をし
ソーシャルディスタンスでも大切なチームのメンバーとランチをし
沢山の人と、関わっていた。
仕事とスタジオ運営のバランスを取るのがそろそろ限界。
会社に葛藤と悩みを告白し、正直もう無理だ、と採用の話も漕ぎつけた。
その暁だった。

そして、さっきまで場を同じく過ごしていた
スタジオの先生たち。
その事実を知った日に限って全員が顔を合わせる日だった。

同居の家族がコロナになって、
私も、無症状だけどコロナだったら。
もう世界が真っ暗になって終わった、と思った。
でも、それと同時に、新しい世界が始まっていた。

弟がPCR検査で陽性だと分かった日から、毎朝、点呼をするように
保健所から電話がかかってきた。
電話口では、家族全員の、「体温」
「下痢」「腹痛」「節々の痛み」「喉の痛み」「だるさ」
「その他体調の変化」を聞かれ報告した。

スタジオも会社からも、自宅待機の要請。

スタジオの運営参画は、一切出来なくなった。代わりに
「代行調整」そして私の最悪の状態を想定した
「生徒さんへのアナウンス」のメールドラフト作成。
代表は万が一の「休業」のシミュレーション。
そして、毎日、家族の体調報告をした。

仕事はフルリモートでのワークに切り替えになった。
テナントビルに報告するため、と私のオフィス内外の動きをヒヤリング。
今月から、私主導で動き出したPJが、出社前提の業務だったので
本当に沢山の人の協力を仰いで、何とか進める運びとなった。
そして、これまでスタジオ運営に参画していた平日の夜の時間も、
仕事に没頭した。毎日やりたいことが沢山あって、12h以上働いていた。
無理してはいけないと思いつつ、仕事をしている時間が
1番コロナ関連のことを考えずに済む。

何かに集中していないと不安だった。

そして、弟が搬送されていく事実を淡々と受け入れる。

濃厚接触者は、陽性者との接触解除から4~5日で発症する人が多い、
とされていて、5日目にPCR検査を受けることができた。

また、2次感染のリスクは、感染者の「発症から10日間」が高い
とされていて、10日間経って症状が重症化しない場合は、
症状が回復するとされ、搬送後も再検査は不要と判断。
自宅待機に戻るとのこと。

私がPCR検査を受けて
「陰性」
だった。と結果が出た。。
その日全然LINEが返信なかった弟が
「明日帰る」と連絡があって、安堵と不安で
ぐちゃぐちゃになった。

自分が「陰性」と分かっても、自分が媒介者になることが怖くて
自粛期間中、ほとんど自分の部屋で過ごし
2週間半のうち、5日程、数分の外出。

人のいない時間に、家の周辺を散歩をして
少し気持ちがやわらいだ。
そして季節がぐっと進んでいることを知った。

家でもマスクを付けて
トイレは使うたびに消毒をして
食事は、前後に手洗いうがいをして、
家族皆と時間帯をずらす、又は部屋に持込み
自分で食器洗いをして終えた。
日中はずっと換気をして、
食事のタイミングで、私は取っ手やドアノブは朝昼夜と消毒をした。

1番近くで暮らしている目の前の人のことが信じられなくって
仕事では何かと焦った気持ちが長文のメッセージになり上手く言葉が届かなくて
教室では私についてのお知らせが一斉送信され
私を気遣うメールの返信がBCCで届き、心配や気遣いをする
そのメッセージが痛い程、刺さった。。

なにを言っても、コロナの濃厚接触者
それは、今現在に抗えない事実だった。

そんな数週間を終えて、明日から日常に戻る。

ずっと見えないように気付けないようにしていた心の声を
何人もの人に伝えた、9月。

それには、痛い気持ちを抱えながら涙することが多かった。

このタイミングでの、おうち時間と自粛は
きっと、必要なタイミングだったんだと
腑に落ちたのは3日前。

信頼している人が
「本当のこと」はいつも反対の意味のものを含んでいる、
と言っていた。

例えば、本当の"強さ"は、あなたの思っている概念と
‹脆かったりおだやかなもの› を含んでいる、と。
両方から「強さ」は成り立っているんだよ、って。

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自粛期間でやったこと。を備忘録として

-1
「デザイン思考」。これを知ったある日から
ほぼ毎日「問題から解決までの設計図を描く」ことにトライした。
毎日は、なんだか問題山積みだった。

一つ一つ胸に渦巻いていた課題を出して
「それはなぜ?」
「これからどうしていきたい?」
「その理由は?」
という具合にノートに書きだした。

毎日立ち止まって、イライラした感情は出して
「ありがとう」って捨てていった。

-2
1日の振り返りを再開。
良かったことに、赤マル💮を付けて可視化をして、毎日自分が成していることを自分で認めてあげる。
自分が良かったことや出来たことに
フォーカスできるようになり、穏やかに眠れるようになった。

-3
本を読んで沢山インプット。
舞踊団に入ってから、全然本を買っていなくてふと本棚見たら
読みたい本がなかったから、7冊程買ったなかの、ときめき本!

現実と理論と思考法がクロスしてる。
目次を見て、興味あるところから読んでも楽しい3冊だった。

-4
オンラインヨガとピラティス。
コロナ第一波のリモートワーク期に出会った、IGNITE YOGA
毎朝8時~9時に、Instaライブで参加した。
10分でも15分でも参加すると、身体がスッキリして1日を始められる。

あとは、Freedom of Pilates
今日から10月末まで無料でオンラインクラスが受けられる。
いつかやりたいと思っていた、初めてのピラティス。
無理なく呼吸をしながら、身体の中心から扱う動きの数々が楽しい。

-5
ライフコーチ Eriさんのstand.fm
コーチングで以前、お世話になったEriさん。
人の可能性にいつも光を当てて問いをくれる人が、
「えりさんの経験を、言葉でひとつひとつ」メッセージとして
価値のあるエッセンスとして届けてくれる、ゆるラジオ。
ふと聴いた、「忙しすぎて時間がない!」というタイトルのスタエフが
この自粛期間のワークの意識のモードに、ぴったりのアドバイスだった!

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仕事との関わり方も、スタジオ/舞踊団との関わり方も、
この自粛期間を超えて、もっとじぶんらしく生きる方向へ。

これら、自粛期間で選んだこと(1~5)は、
自分の価値観に合うことだったのだと思う。
だからずっと、継続する。
ここで得た価値を活かして、より良い自分になる。
そのために、また明日から歩むんだ。

青空ばかりが人生ではない、
でも晴れやかな心続く
未来でありますように。

#新型コロナ #いま私にできること #備忘録 #非日常 #withコロナ #濃厚接触

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