七海

人生の半分をパニック障害で闘病中。病気になったからこそ知ったことを、私なりにお伝えしよ…

七海

人生の半分をパニック障害で闘病中。病気になったからこそ知ったことを、私なりにお伝えしようと思います。

最近の記事

インドア人生を送ってきた人がやっている、おうち運動まとめてみました

こんにちは。 コロナの影響で、自宅で過ごしている人も多いと思います。 今回は、持病の関係で強制的にインドア人生を送ってきた私が、今までやってきた家の中でできる運動について書いてみようと思います。 少しでも参考になれば幸いです。 ※注 外出できないからと焦る方もいるかもしれませんが、普段運動しない方は自宅内の運動といえど、急に負荷をかけると体を痛める原因になるので、無理せず自分のペースで行ってみてください。 また、運動する際は転んだり物にぶつかったりすることのないよう、注意し

    • 「メンヘラ」って言葉について、考えてみませんか?

      メンヘラという言葉が嫌いです。 目にすると、嫌な感じに胸の辺りがどきっとします。 ネットには、この言葉が溢れています。 なぜその言葉に傷ついてしまうのか。 私が目にした「メンヘラ」という言葉が使われていた例をいくつか挙げてみます。 1、かわいいキャラクターからお花が送られてくるというサービスに対するコメント→「メンヘラになりそう」 2、自分の好きなゲームに文句を言っている人に対して→「このゲームに文句を言ってるやつはメンヘラ」 3、某女性ファッション誌の映画レビュー「メ

      • もしも病気にならなかったら【漫画】

        パニック障害・不安障害は、とても苦しい病気です。 でも、ふと思う時があります。 「もしも病気にならなかったら?いいことばかりだったのかな?」 そんな気持ちを漫画にしてみました。 失ったものもたくさんあるけれど、得たものも確実にゼロじゃない。 そう思いながら日々生きています。 読んで下さってありがとうございました(*'▽')

        • パニック障害ってどんな病気?【漫画】

          パニック障害。 病名は聞いたことがあっても、実際どんな病気なのか知らない人も多いと思います。 そこで、パニック障害歴=約人生の半分の私が、代表的な症状を漫画にしてみました。 身近にいる方もいない方も、当事者の方も当事者だと気づいていない方も、少しでも理解が深まって頂けたらいいなと思います。 読んでくださってありがとうございました(*'▽') 早めの受診が大事です(マジで)

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          辛い時期を救ってくれた読書や文化の話

          こんにちは。 またまた、お久しぶりの記事になってしまいました。 今回は、今よりもっと辛かった時期に、私の心を救ってくれたもののことを書こうと思います。 パニック障害、しかも広場恐怖を伴っているため、なかなか外出できなかった頃の私を救ってくれたのは「本を読むこと」でした。 病気で孤独な思いをしていた私にとって、小説は友達のような存在でした。 当たり前ですが、小説は書いた人がいるので、丸々一冊使って作者さんの想いを知ることができます。 色んな作家さんを読めば読むほど、多くの

          辛い時期を救ってくれた読書や文化の話

          「普通の家庭」に生まれなかった人が自分の家庭について話すということ

          連日のニュースを見ていると、とても辛い。 死んでしまった女の子は、どれだけの勇気を持って自分の家のことを伝えたのだろう、と思うと胸が潰れそうになります。 私の家も、父親が家族に暴力を振るい、怒鳴り、食卓のごはんをひっくり返す、そんな家庭でした。 でも、それが「普通」ではないことを小学校高学年になるまで知りませんでした。 なにかのきっかけで、クラスメイトに「父親に殴られる」という話をした時の、 「え!?こわい!」 「1回も殴られたことない」 という反応で、はじめて自分の家

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          自分の頑張りを否定しないこと

          こんにちは。 かなり久しぶりの投稿になりました。 今回は、自分が闘病生活を続ける中で感じたことを書いてみようと思います。 自分で言うのもなんですが、私はかなり真面目な性格です。 それを、長所として生かせる時もありますが、時として駄目な方に向かうことがあります。 なので、真面目というのは長所であり、短所であると思っています。 これは、自分だけではなく、今まで知り合ってきた精神的な病を抱える人にも多いように思います。 もちろん、みんながみんなそうではないです。病気で人間性が決

          自分の頑張りを否定しないこと

          同じ人はいないから

          こんにちは。 久しぶりの記事になりました。 今回は、世の中には同じ人は一人としていないということ、まあ簡単に言うと「同じ病気でも人それぞれ違うんですよね~」という話を書こうと思います。 私のプロフィールを見て、中には「パニック障害で人生の半分?そんなに長く患う病気なの?」と思った方も、いるかもしれません。 実際、面と向かって「長いね。普通もっと早く治る病気だよね」と言われたこともあります。 世の中には、パニック障害の体験記はたくさんあります。 本であったり、ブログであっ

          同じ人はいないから

          わたしが一年ぶりに他人と話したことをあなたは知らない【番外編】

          こんにちは。 はじめまして、でしょうか。それとも、またお会いできました? どちらの方も、この記事を開いてくださってありがとうございます。 さて、今回の記事は、ちょっと今までと違った「番外編」でいこうと思います。 こうして、自分の体験を元に文章を書こうと思ったのは、それが少しでも誰かのお役に立てればいいと思ったからでした。なので、基本的に自分の感情よりは、情報としてお届けできればいいと思っていました。 ですが、前回の「ひきこもりタグ」についての記事を書いた時に、私の胸に蘇った

          わたしが一年ぶりに他人と話したことをあなたは知らない【番外編】

          タグに「引きこもり」をつける理由があるんです

          こんにちは。3回目の記事となります。 もし他の記事を気に入って下さり、「また読んでやろうかな」と、この記事も開いてくださった方がいたら感謝でいっぱいです。ありがとうございます、ありがとうございます。 さて、今回は、記事に「引きこもり」タグをつけることについて、自分の経験も交えて、お話ししたいと思います。 前回の記事も、今回の記事も、タグに「引きこもり」をつけています。 パニック障害をはじめ、精神的な病気を抱える方の中には、引きこもりがちになる方が多いから、という理由もありま

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          精神的な病を負った人の居場所について

          こんにちは。2回目の記事です。 今回は、精神的な病を負って、どのような場所で人と交流すればいいかわからない、と思っている方に向けて書きたいと思います。 精神的な病を持つと、どうしても外出が難しくなったり、人と会うのが嫌になったりして、家にこもりがちになる方も多いかと思います。 いざ、誰かと交流したい、どこかへ行きたい、と思っても、どこへ行けばいいかわからなかったり。 健康な人の中に入っていくのを、ためらってしまったり。 社会から隔絶されてしまったと感じているものの、社会復

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          誰に相談していいかわからないあなたへ

          こんにちは。 1回目の記事は「病気になった時誰に相談すればいいか」です。 精神的な病気と診断され、病院に通うもののよくならず、今後のことが不安だけど誰に相談していいかわからない・・・。 かつてのわたしがそうでした。 もしわたしが発病したばかりの自分に教えられるとしたら「保健師さん」の存在を教えたいと思います。 各地域には保健師さんがいらっしゃいます。 それぞれの地域がどういう形態になっているかはわからないのですが、わたしの場合は、家から一番近い役所に担当してくださってい

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          パニック障害になって人生の半分を闘病中の人が伝えたい話

          はじめまして。七海と申します。 このページを開いてくださったあなた、ありがとうございます。 わたしは、十代でパニック障害になり、人生の約半分を闘病してきた人間です。現在も、闘病中です。 世の中には、色んな方の闘病記や、体験談があるのに、どうして記事を書こうと思ったのかというと。 おこがましいかもしれませんが、長年闘病してきた身だからこそ、他の苦しんでいる方に伝えられることがあるのではないかと思ったからです。 回復した方の闘病記と違って、病気を治す方法は書けません。 人間

          パニック障害になって人生の半分を闘病中の人が伝えたい話