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できることを淡々とやる技術


トラブルやショックの大きい出来事に動揺しないで、目の前にある作業に淡々と取り組むのに必要なのは、メンタルの強さではなく技術や仕組みづくりだと思う。


メンタルが弱くてできない、と私自身も弱気になってしまうことがある。けれど正直なところ「メンタルが弱い」といっても、メンタルの強度を自分で調べる方法を私は知らない。調べられないものなのに、自分で勝手に答えを見つけても仕方がない。


なので強いか弱いかにあまりとらわれず、淡々と作業に取り組む方法を考えることにした。


まず私は作業を25分ごとに区切るようにして、集中力を持続させるようにしている(ポモドーロ・テクニックという技術で、私の場合25分作業、5分休憩を2回したあとに25分作業、15分休憩というサイクルにしている)。


また上手く集中できない時、私の場合呼吸が浅くなっていることがとても多いため、休憩中になるべくゆっくりと深い呼吸をする。呼吸を深くすると、体全体がとてもリラックスできる。


そして落ち込んだり憂鬱になったりした時、私はこう思う癖がついている。「落ち込んでいても作業は終わらないし、手を動かした方が自分にも周りの人のためにもなる。」もちろん自分以外の落ち込んでいる誰かのことを責めているわけではなく、私は落ち込んでいる状態の自分が苦手なため、そう思って落ち込んでいる状態から脱却しようとする。本当に気持ちが憂鬱で体調にも影響がでている人は、ゆっくり休んだ方がいい。


またあまりに元気がなくて何も行動したくない時は、まず近日の予定を確認する。そして確認して、できるだけ調整ができるのを確認したあとにゆっくりと休む。


これは私個人の希望だけれど、私は落ち込んだりしても憂鬱になったりしても、働くのが好きだから、ずっと手を動かしていたいと思っている。職業はフリーライターなので決してブラック企業に勤めているわけではない。


なぜなら手を動かしてつくったものが増えれば増えるほど、実績と経験と技術は積み上がり、そして新しい仕事や新しい出会いを連れてきてくれるからだ。自分の手で少しでも希望をつくりだすために、私は手を動かしつづけていたい。


技術は反復運動の繰り返しで磨かれていくのだから、諦めてしまいそうな基本的な作業も、決してむだじゃない。なのでずっと手を動かして、私は周りにいる大切な人たちを守れる力を、淡々と積み上げていきたいと思っている。

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