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働かない、の初体験をまえに

15年勤めた会社を休職する日が日々近づいてきています。あと3週間。
明日働かないってどんな感じなんだろう。

新卒から15年、転職を経験したことがないので、年末年始とか以外はそれこそ切れ目なく働いてきました。
15年間、職場の人間関係もリセットされることなく、
その人間関係は時間の経過とともに、濃縮と凝縮が加速していってしまったものでした。

気づいたら声がでかくてクセが強い人と組まされて、
ハラスメント対応係みたいなポジションに立たされてしまっていて、往生したこともありました。っていうか、今も往生しています。

休職は産前産後休暇&育児休暇という名目なので、
のんびり羽を伸ばす、とかそんな感じのものではないのだけど、
意図せず「働かない」を15年経験せず過ごした後なので、まだ見ぬ育児に不安はあるものの、
働かないが、どんな感じなのかと、楽しみな気持ちがあります。

別に労働が生きがいというタイプでも、仕事にやりがいがあるタイプでもなかったんだけど、
振り返ってみると、
インドの工場で、民族衣装出勤日に私もパンジャーブ着てみたりして、女の子達に褒められてはしゃいた日とか、
中国真冬の工業地帯、トラックの荷台で工員の子達とお菓子食べて笑ったこととか、
技術者のじいさんと、ライスフィールド突っ切って近道しようとしたら行き止まりだった、インドネシアの田舎道とか、
働いていないと見られなかったいくつもの、今思えばありえないような景色を思い出して、
なんだか少し泣きそうになったりもします。

そのときそのときは、ふざけんなよーと思うようなことが多かった会社員生活だったし、
体力のない私がなぜ毎度僻地へ?と何度も思ったもんだった。(毎回ミニマム2週間の長旅だったし)
嫌なことも辛いこともたくさんあったけど、得難い経験は、沢山したんだろうなあ。

あと1カ月を切った会社員生活の第一幕、この日々を精一杯働いたら、
次の生活も大いに楽しんで、また新しい景色を見たいと思っております。

もし、読んでみて、絵を見てみて、なんか面白いなぁ、とか、いいなぁと心に少しでも何か残ったら嬉しいです。 もし、もしサポート頂けたら、とてもとても嬉しいです…!