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One & Onlyな君に沈んで

誰しも、出会ったきっかけ以上に推しへの好きを加速させる瞬間があると思う。

OWVを、佐野くんを知ったきっかけはもちろん『PRODUCE 101 JAPAN』だが、推しとしてグッと認識し出したのは『NYLON』の出演かもしれない。

雑誌の発売は9月28日、OWVは9月30日にメジャーデビューしているため、実質デビュー前のプロモーション。

はじめは、初めてのファッション誌出演が『NYLON』というのは、かなりターゲットが絞られる挑戦的な出し方だと思った(LOVEコールを受けての出演なので、ファンの購買を狙った施策ともとれるが)。

ただ発売された雑誌と、そこから始まるプロモーションを見て、OWVは出るべき存在だったのだと確信した。

ファッションから漏れでてしまう“One and Only” 

もともとOWVというグループ名は、“Our only Way to get Victory”の頭文字であり、こんな意味が込められている。

グループ名「OWV」には “Our only Way to get Victory~勝利を掴む僕たちだけの道~ 誰にも真似することのできない唯一無二のグループとなり、この世界で勝利を掴む”というメンバーの強い想いが込められている。

唯一無二であること、これが彼らの目指すべき道であり、彼らの魅力だ。
4人はバックボーンが異なる。セルフプロデュースグループに所属していた者、事務所に所属していた者、スキルを磨くために留学をした者……それぞれが違う角度で、自身の夢のために経験を積んでいる。
それがグループとして一つになったとき、これまでのボーイズグループになかった唯一無二の魅力になるのだ。

本誌で紹介されるエッジの効いたハイブランドや古着も唯一無二なデザインを持つ存在。
故に、身に纏う彼らをより“One and Only”な存在にしている。

なかでも私の推しである佐野くんは、NYLONの名物企画である「365ANNIVERSARY」でこんな姿を披露している。

え、ファッションの振り幅凄すぎんか…???
ブラウンで落ち着いた感じにしたかと思ったら、どぎつめピンクも似合っちゃうし。
てか最後の何、ティディベア?くりんくりんで可愛いすぎん???
君がお人形さん???

モデルに合わせてコーディネートを組めるスタイリストさんももちろんすごいのだが、こうまでなんでも似合ってしまう彼に、私は脱帽してしまった。

何を着ても様になるなんて、ずるい、ズルすぎる。心の菊池風磨くんが「許さないっ!」っていってる(私はあのネタが大好きです)。

“推し”から“尊敬できる推し”へ

さらに私を鷲掴みにしたのは、本誌のロングインタビューとプロフィール部分。佐野くんはインタビュー中、自身の長所を聞かれ、こう答えている。

僕はいろいろな分野に対してアンテナを張っているつもりなので、どんな話題に対しても対応できることは長所なんじゃないかと思うようになりました。OWVになってからいろいろな人に出会ってきましたが、結構、話題が重なるんですよね。これは伸ばしたいと思いましたし、常にアンテナを意識することでそのスキルを磨いていきたいです。
-『NYLON JAPAN』202011月号 ロングインタビューより

このインタビューを読んで、「センスは知識から始まる」という言葉を思い出した。これはアートディレクター・水野学氏の同名著書に記されている言葉で、ざっくり説明すると、「センスは天性的に決まるだけでなく、これまで培ってきた知識や経験を組み合わせて、醸成することができる」というものだ。

様々な視点でアンテナを張り、吸収していく彼の長所。インプットをするところまではできても、アウトプットに落とし込むのが難しい人が多い中、佐野くんはまさに「センスは知識から始まる」をナチュラルボーンでやってのけていた(逆にそれが天性のセンスなのかもしれないが)。

同著を読んでいた私は、彼のインタビューを読んだ後、推しの中でも“尊敬できる推し”として認識するようになった。

2日目で先に思考の話をしてしまった。
明日はパフォーマンスの部分にもっと触れたい。

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