6.展示タイトルは共同作業!決定までの検討プロセス全公開
今回の画像は、新曲発表しました8P-SB特集でお送りします!
さて、リリースに向けて展示タイトルを設定しなければ始まりません。
前回の女装にまつわる個展タイトルは「女装の軌跡と幸福論」。
女装に対しての固定概念を突き崩し、それぞれの形で謳歌することが大切なんだ、という思いを込めていました。
それから4年が経過して女装を取り巻く環境は大いに変化しました。
ネット活動基盤は招待制クローズドSNSから、Twitter等のオープンSNSへ。
ファッションとしての女装者と女性ファンの増加。
LGBTフレンドリーな社会に呼応して、ジェンダーフリーの台頭。
それらを受けて、下記3軸をアイデア出しの際にベースにしました。
・女装をカジュアルに受け入れる土壌の増加
・秘密主義からの解放
・女装を通じて見られる多様性
<案1>作家側から
境界融解
女装の未来と統合論
CROSS DRESS, MELT BOUNDARY
ひとのあたりまえなんてあたりまえじゃないってことさ
New life style, New common sense
あの日のぼくが夢見た未来に生きている
転生しなくても転性できちゃった件
固めからやわめ、そしてギャグまで節操ない感じですね。
最初のブレストの際は、枠を設けずにとにかく出してみる!作家の頭の中は、本人にしかわからないので、今こんな状態ですよ~、と見せるのが大事だと思っています。
そのあと、画廊のキュレーターさんに渡して、さらにブラッシュアップしていただきます。
<案2>キュレーターさんからフラッシュアイデア
●前タイトルから続いて
女装の軌跡と幸福論→軌跡と幸福論を変更案
未来と同意味の言葉
明日/行方/明後/行く手…等
女装の明日と多元主義
女装の未来と自由主義(主義だとかたい感じかも?)
●CROSS DRESS, MELT BOUNDARY (英文法的に正しいかは要確認)
CROSS DRESSという言葉がすごくしっくりきたのですが、
そのまま男装・女装という意味合いからそこからの造語でも良いのではと思いました。
cross-dress-up
cross-dressmaker
cross-dressed correctly
colorful body dress
no boundaries dress
<案3>キュレーターさんから再び
We Crossdress
Our Crossdressing
Cross Dressers
Cross Dresser’s Cosmos
現代日本の女装論
新・女装論
女装の未来讃歌
女装の自由宣言
I'm a Sweet transvestite From MELT BOUNDARY Tokyo
Innovation Cross Dress
Infinity Dress
Order made Cross Dress
My Dress code
正装-My Dress
bi-gender Dress
この時に、日本語と英語でメイン/サブとしたり、「女装」の単語を入れることでわかりやすくする、といった案がでました。
<案4>作家側から最終版
案3で出たものをベースにヒアリングを行い、直感的なわかりやすさ、メディアに出したときの話の広げやすさといった観点から、さらに絞り込み。
女装の自由宣言
ーCross Dresser's Cosmosー
概ねこちらに決定ーーー!
メール2往復、約5日間のやり取りでした。
新しい元号を入れた「(元号)女装元年」、というタイトル案もあがりましたが、発表の時期が少し遅かったのと、どんなものになるかわからないので見送りに。
これから、概要テキストを詰めていくことになります。
引き続きがんばっていきますよーー!!
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