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がん手術から1年6ヶ月経過しての近況報告など

ヘッダー画像は6月上旬のLGBT Qデモ@渋谷ハチ公前。路上レイブパーティー最高!

久しぶりのnoteになります、これはもう推敲しないで適当に書き散らしていきますよー ちゃんと整文しようとするといつまで経っても更新しない!

手術したのが2019年の11月末なので、今年の6月で無事1年半経過したことになります。その間に世の中は新型感染症ですっかり世界のかたちを変えていったわけで、心身を整えるべく引きこもるタイミングでちょうど世の中の方も止まってくれて、自分がうっすら心配していた社会に取り残される焦燥感といったものは全く感じずに済んだのは結構な幸運でした。

おかげでじっくりと自分の在り方と向かい合い、自分のペースで生活することができたように思います。

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最後にがん関係の進捗を投稿してから半年ちょっと、その間体調はまあまあといったところでありました。実際はがんとは関係ないところ、仕事上の行きがかりで心に大変なダメージを負い急性ストレス障害でえらいこっちゃになったりもしましたが、そこは人生の妙味、思いがけない出会いにより今は過去最高に充実した私生活を送っております。

メインの女装撮影業務はこのコロナ禍で遠方のお客様がお越しになれなくなり、ステイホームムードの影響もあって客足への影響著しかったのですが、そんな中でも常連さんがわざわざ用事を作ってスタジオにきてくれて大変助けられています。ありがとうございます!

こちらはソーシャルディスタンスと三密に配慮した、オープンエア墨汁ぶっかけ撮影。大変晴れやかな気持ちで墨汁ぶっかけ係をしました。このモデルさん、わたしがW&M好きなのをわかってて、いつもいろんなぶっかけネタを持ってきてくれるんですよ。嬉しみ…

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また、プロフィール写真撮影は自分の知り合い筋以外にも、すでに撮影した人の紹介などで自分にとってちょうどいいペースでさせていただいております。ご自身でビジネスや表現活動をされている方が多いので、毎回いろんなお話を伺うことができて、撮影に託けてわたしも楽しんでいます。

最初はモデルさんの欲しい画をヒアリングしてそれに自分が寄せていく形をとっていましたが、最近は「わたしはこうやってみたい!あなたはどうですか?」と、自分主導にすることも増やしてみました。自分の個性が強すぎるのを自覚しているので、できるだけマーケットニーズを意識してのものづくりをしていたけれど、わたしなりの観点や表現を期待して来てくれている人も多いのかな、って。なんだか最近は自分を出すことにてらいがなくなってきたみたいです。

あ、そういえば講師業などもちらほらと。

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東京都の企業支援施設「STARTUP  HUB  TOKYO  TAMA」にて、再び登壇させていただきました。この時はスマホでできる写真撮影・編集加工テクニックについて、フォトグラファーとしての知見をシェアする形で喋り倒してきましたよっ

資料制作に強力な助っ人を得て、デザインや構成など相談に乗ってもらいながらみっちり作り込んだこの講座。おかげさまで大変好評を博し(予約350人と、めっちゃ多かった!)、次回は8月中旬に2周連続でもっと掘り下げた内容で開催いたします。教材制作に取り組む中で自分なりに勉強し直すきっかけになるので、こういった機会をいただけるのはとてもありがたいです。

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メソッドがまとまったら、また改めて発信していけるようにもしたいな!

さて、どうしても撮影仕事が少なくなった期間でしたが、これ幸いと作品撮りの本数を増やしたりしておりました。もともと毎月何かしらの形で新しくコラボしてみたり新機材テストなどをしていたのを、さらにペースアップ!

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今までとの違いは、思い切った引き算ができるようになったこと!

それまでは作品撮りだー!っていうと、あれこれ新しい技を会得すべく色々くっつけようとしていたんですが、ここ最近はあえてライティングしない、あえてメイクしない、なんてことも。素材の力がすごいから、それを引き出すようにすれば何も足す必要ないよね!っていう、和割烹料理人の気持ち。

例えば最近、広告などでも活躍しているサロンオーナーのRisaさんとご一緒した時、ヘアメイクアイテムフルセットをセッティングした状態で、結局モデルにスキンケアを施しただけで撮影が完了した、なんてこともありました。(この時のヘアメイク&ディレクションはRisaさん。すごかった!)

これは全員の力を信じていないとできないことで、大変感動したものです。その時の写真はこちら!

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そうそう、ずっとサボっていたInstagramも真面目に作品載せていくようにしました。一応ポートフォリオサイトはあるのですが、関係者のPRにも繋がるし、インスタならではの見せ方も面白いなってことで、最近ちみちみと更新しています。フォローしてくれると嬉しい!

ハイペースで制作を進めた皺寄せと言いますか、まだアップしていないものがあと5件はあるので、少しずつセレクトやレタッチを進めています。関係者の方、お待たせしてすみません…!

さてさて、前回の個展からもうすぐ2年経つところですが、やっと次のテーマができました。メンズ(ヌード)、体毛縛り。これです!自分のフェチを全面に押し出し、除毛脱毛ブームに真っ向から歯向かっていきます。

や、だって、毛がモテないからって脱毛するメンズ多くて!そこでわたしは毛の良さ尊さを声高に宣言し、全力で肯定して行きたいのですよ… 誰かが動けば「実はわたしも好きだった」「今まで気にしたことなかったけど、これならありかもしれない」って人が出てくると思うし、自分の毛に対してコンプレックスを抱いていた男性も、個性として自己肯定感を上げられるかもしれないじゃないですか… (実際、モデル募集をTwitterでしたところ、戸惑いながらもいろんな男性が応募してくれてありがたかったです!)

女装やトランスジェンダーに関する写真を通した取り組みを10年越しで自分なりに完結させて、次はどうしよう、と長いこと悩んでいたところに、メンズヌード。全然違うことするんだ!と受け取られるかもしれないのですが、自分の中では地続きのテーマでして。

自分の活動や衝動を深掘りしたところ <隠れたものに光を当てて、その良さを世の中に推していきたい> っていう使命感があって。その意味では、女装も、体毛も、わたしにとっておんなじなんですよね。社会に対して啓蒙活動というか、認知革命の一翼を担うようなことができたなら、役割を十分果たしたことになるのかなって思ってます。

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男性の体毛推しについては、近々改めてしたためていきます。色々告知事項もあるし…!

プライベートの方は、たいへん幸せに過ごしています。日々ごと、その時間を味わいながら穏やかに過ごすことができていて、生まれてはじめて骨の髄から癒されてる感覚があります、まっことありがたい… 

人には役割というか、その時々での役回りがあると思っていて。
役が終わったら板から降りるのが演者の定めではありますが、役目を変えてずっと一緒にやれたらいいなあ、などと思うことが増えた今日この頃です。

これをご覧のみなさまも、何らかのご縁あってお読みいただいていることと思います。今回もありがとうございました、気が向いたらまたぜひ絡んでくださいまし。ではでは。




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