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イベントに出店してみた6月

長野にお引越しして以来、食堂を開けそうな物件を探す日々。
なかなか、これだ!という場所にはまだ出会えていないのですが、長野の山もだんだんと温かくなり、野外のイベントが開催される季節になってきました。ということで、こちらで知り合った方々から声をかけていただいて6月の土日は毎週のようにイベントに出店していました。

その前に食品衛生責任者の資格をオンラインで取得しておいたり、知り合いの飲食店のキッチンを貸してもらえることになったり、イベントで販売してもよい食品の規定を調べて露店営業の許可を取得しに保健所へ行ったりしました。


食品衛生について学ぶと、食事ってこんなにキケンなのか!と、家の台所や外食が怖くなります。いろいろな菌がいます。とはいえ今まで大した病気になっていないから、身体の自己を守るシステムって大変うまくできているのでしょう。人体の仕組みに感心します。


当たり前ですが、食べ物を販売しようと思うと、いろいろな規定があります。ちょっとめんどくさいなとも思いますし、中には形だけの決まりだったり疑問に思うルールもありますが、こうして食の安全性が一定のレベルをキープされているのだなあと勉強になります。

食べ物は美味しいだけでなく、誰かの身体を壊す可能性だってあるものなのだと学ぶと、食品を販売するための様々な規定やいろいろな資格にも納得がいきます。


さて、イベントに出店する、となると思っていた以上に細々と準備が必要でした。


まずは保健所に何度も問い合わせ、イベントで販売できるものを確認します。

販売形態によって取り扱って良い品目が変わります。ハンバーガーとホットドッグは良いけれどサンドイッチはダメとか、生野菜はダメ、その場で火を通すものしかダメ、などいろんな決まりがありました。保健所の人に伺いつつ何を作ってどう調理するかを決めていきます。

メニューが決まったら、食材は何をどこで手に入れるか、仕入れはどうしよう、家庭用の真空パックの機械もあった方がよさそうだ、どうやって焼こう、大きい調理器具が必要かも、などなどメニューに関することを詳しく詰めていきます。

そこからさらに、どうやって包装しよう、値段表も作らなきゃ、まずは原価計算をして値段を決めないと、お金はどこにいれよう、釣り銭も用意しなきゃ、テーブルやテントはどうしよう、クーラーボックスもいるな、買い出しに行かないと、お肉は炭火で焼いてもよいか会場に確認を取らなきゃ、炭で火を起こす練習もしないと、ところでこれ全部、車に積めるのかな、などなど考えることがたくさんありました。

初めてのことを始めるときは、いくら準備してもバタバタとします。でもそれが楽しくもあります。遅れてやって来た文化祭のようです。


イベントはどれも好評で、直にお客さんの反応を見ることができたのが良い経験になりました。目の前で食べてくれて美味しかったと言ってもらえると手応えがあります。

たくさんの方から、お店はどこにあるの?どこで買えるの?と尋ねてもらえたのも嬉しいことでした。早く自分たちのお店を持ちたいな、と気持ちが新たになります。


7月と8月にも出店させてもらえそうなイベントがいくつかあって、今からとても楽しみです。
間借りで出店させてもらったり、イベントに出店したりしながら、良い物件と巡り会えると良いなと思っています。



炭火を起こし、巨大な自家製ソーセージを焼く練習!
という名目でご近所さんと毎週のようにBBQ!


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