分際を知る

分際とは何か。それは、自分が置かれている立場である。それを知ってどうなるのか。自分が周りの人や社会から課せられている、『好ましくない振る舞い』をあらかじめ予想することができる。
例えば、アルバイトの分際で経営方針に口出しするのは、自分の分際を分かっておらず、『好ましくない振る舞い』と言える。
なぜ、好ましくない振る舞いを予想しなければならないのか。それは、他人を不用意に刺激することのリスクが高いからだ。情動は人間の行動動機の根幹である。怒りや不快感は攻撃性が高い。
自分が余程の覚悟を持って戦いを仕掛けるのであれば良いが、不用意に『好ましくない振る舞い』をしたおかげで攻撃を受けてしまうのはこちらがどうも損だ。それが回避するべきだろう。また、『好ましくない振る舞い』は何かに気づけたのなら、『好ましい振る舞い』についても思いを巡らせることができる。それは、支援者を得ることにも繋がる。
分際を知ることは、他人からの邪魔を受けない、処世術のようなものだ。他人の顔色を伺うようではあるが、これは自分の生き方を他人に邪魔をされないための、ある種の自己防衛なのだ。

#エッセイ

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ナナサキ

5.積み木

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