マグナム(笑)

木曜日が終わる瞬間自分だけのリラックスタイムが始まる。
学校のことは忘れよう。一刻も早くこの気だるさをすっきりさせたい。

無意識のうちにオンとオフのスイッチが切り替わる。
ボクは玄関で服を脱ぎ捨ててそのままバスルームへと向かった。
疲れきった体を引きずりながら(全裸)

一日の疲れを癒してくれるアイテムは、もちろん
ハーバルエッセンスシャンプー。
熱いシャワーを浴びながらシャンプーを掌にたらす。
心地よい小刻みなリズムの動き。指の先が頭皮を刺激する。
他のシャンプーでは味わえないこの爽快感。
まさに自宅ヘッドスパ。
「OH AH ・・・ イェスイェスイェス!」
シャワーの流れる音が耳に心地良い(まるでトイレの様だ)
ボクはしばらく頭をからっぽにできる至福のひとときを堪能する(まぁ最初からからっぽなわけだが

全裸のまま部屋へ行きお気に入りの曲を選ぶ。
心を癒してくれる最高のBGM、
「愛に気付いてく・だ・さ・っ・い! ボクが抱きしめてあっ・げっ・るっ!」
優しく身を包む柔らかな間接照明の光。
(五日間干してない)お布団に身を沈めて目をつぶり、深呼吸をした。

「そうだ明日の予定を決めなきゃ」、そう思ったらすぐボクはダイスを振っていた
3が出た。
渋谷でギャルズをナンパする目だ。
でも、予定はとりあえず無視することにして、そのまま深い眠りについた。

寂しがり屋の朝酷いめまいがした。
そう、夢の終わりにオバンギャにKISSをされた。

ケータイを取り出しTELをする。
「auお留守番サーヴィスに接続します(ピュア)」
ガッシ!ボカッ!
留守電にKICK!皮肉なメカニズム。

誘惑に弱いボクだから 愛を殴って夢を蹴る。
「快楽もいいけど何が残るの?WOW WOW WOW WOW WOW」

最近自分が自分じゃない気がする。
そう東京の大学に通うようになってからかもしれない。
ドラマみたいに生きる事が出来る街、
でも限りなくウソに近づいてはBANG

WOW バイブル×彼女の過激!
WOW モダンな×彼女の刺激!
WOW バイブル×彼女の過激!
WOW モダンな×彼女の刺激!

昨日のサイゼリヤでのやりとりを思い出す。
「お前ゲイじゃないの?」
なんて笑いながら言い合ったっけ・・・。
久しぶりにゲロしちゃったわけだが。

クールな顔でストイックをアピールするけれども実は脳内エロスなユキトがあきれて先に帰った「あーフナくせーよ」

女の子と会った後に合流したジェノヴァは優しく介抱してくれる
「フナが潰れてもオレは女の子の家に泊まるから大丈夫だぜ」

(´゚A゚`)

そんなどうでも良い事を思い出しながら
ボクはお布団にもぐりこむ(全裸で)

明日もまたお酒を飲むぞ。
眩しい朝日がボクを待っている
ボクは静かに眠りについた。マグナム(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?