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不安なときは「そのひとつ先」に予定を入れる

しばらくブログを書いていなかったのは、仕事の調子がよかったからだ。いまブログを書いているのは、仕事の調子がよくないからだ。

気がついたらライターとして仕事を始めて、それなりの年数がたっていた。といっても、まだまだ未熟で、毎回試行錯誤の繰り返しで、ただ目の前のことを全力で打ち返す、それ以外の選択肢がないのがもどかしい(しかし、それ以外に方法はない気もしている、天才じゃないから)。

まず、いまだに緊張する。取材してる最中はさすがに集中しているから大丈夫だけど、前日とかはいくら準備していてもそわそわが止まらなくて、いつ慣れるの?(「今でしょ」と言いかける心の某をボコる)と自問自答するが応答なし。取材自体がうまくいっても、なぜか記事自体が難産だったりすることもあって、こんどは〆切に間に合うのか?というソワソワに襲われたりする。(こういうことをブログで書くと、みんな不安になって仕事くれなくなったりするのかな。書くけど。仕事ください)

ただ、さすがに3年くらい続けていると、少しずつ自分でコントロールする術は身についてくる。今のところ、一番効果があるなと思うのは、「その次の予定を入れること」だ。

インタビューで緊張しているなら、インタビュー後にどこかで美味しいご飯を食べるために近くのお店をチェックしておく。記事がなかなか納得いかなくて間に合うか不安になったら、記事を書いたあとに読む予定の漫画を横に重ねておく。もしくは〆切翌日に友達と飲む予定を入れる。

単純に、視界が広がるのだ。目の前にそびえ立つ高い壁の前で、にっちもさっちもいかずに悩んでいる状態だったのが、隙間から少し光が差し込む。実は目の前の壁はそこまで高くなかったことを知るかもしれない。気が楽になって、肩の力が抜ける。そうすると意外と、難しいかもと思っていたことがするりと解決したりする。

いま、横にはこれからもう一踏ん張りしなければいけない仕事がいくつも重なっている。その間に付箋を挟むように、次の予定を入れていく。今日は、Netflixでクィア・アイの3話を見る。明日は、rajikoでCreepy Nutsのオールナイトニッポンを聴く。明後日は、近くの黒湯の温泉に入ってビールを飲む。こうして私は遊んでばかりの人だと思われる。

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