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日記(小)0925-1001

9/25(月)
葬儀当日。実家にある喪服っぽい服を見繕って、参列。物心ついた頃、すでに母と祖母は激しく憎み合っており、24時間365日すべての力を相手を潰すため費やしていた。でも、棺に花を入れるとき、泣いているのはただ一人母だけだった。耳は原始的なつくりだから、死んでも声が届くだのなんだのと進行係が言うと、みな口々に別れの言葉を語り始めた。月並みのことばが響くなか、母は「おだんご難しかった」といって泣いた。斎場に頼まれ、初めて葬式団子を手作りしたのだ。わたしは祖母にたいして何も言うことがなかったので、泣く母を見ながら黙って泣いた。厳しい家庭で育った母にとって、義母という存在が、唯一本音をぶつけられる相手だったのかもしれない。ここに死があってよかったと思った。


9/26(火)
今朝未明、お子のお熱が爆上がり。なんとなくそんな予感はありました。疲れたよね。わたしも疲れたもん。熱が高すぎるのでインフルとコロナ検査して、どちらも陰性。やっぱ疲れだよね。ごめんねとありがとうの気持ちで一日中べったりくっついて過ごす。

9/27(水)
お熱下がらず。しんどいようでお昼寝したくてもなかなか寝付けない様子。おでこをくっつけているとすぐに寝るので、昨晩徹夜仕事をかました母も寝かしつけついでにゴロゴロ寝たり、横になったまま遊んだり、とってもスローな一日。以前のわたしは発熱のたびに焦燥しきっていたけれど、いつの間にか39.7℃出ても動じず、よほどのことがない限り解熱剤を使わない強さを手に入れていた。

9/28(木)
夜中3時。そっと子に触れたら、夜までのアツアツが消えていた。突然の解熱!!!さっきまで39.7℃あったのに!なぜ!朝も平熱。朝食後も平熱。なので、久しぶりの登園。久しぶりに朝から仕事。平和。平和だ。おかえりなさい日常。

9/29(金)
朝から仕事。終えてお迎え。平和が続いています。今日は中秋の名月。帰り道で大きな月が見えたから、読み聞かせすぎて丸暗記している「おつきさまこんばんは」を唱えながら帰った。

9/30(土)
小児科再診。併設された耳鼻科でわたしも再診。土曜日なので、いつも診てくれている院長先生ではなかった。初見でいきなり別の薬とか提案されても、ざわっとしてしまうんだよな。ずっと診てきたわけでもないのに、なに急につか誰おまえと思ってしまう。自分の体調だとそんなことは微塵も思わないし、別の意見をありがたく思うのに、子のこととなると、"ずっと見ている"事実に価値を感じすぎてしまう。危ういことだ。


10/1(日)
newベビーカー買いに、家族でアカホン。ずっとつかってたA型ベビーカーに機動力不足を感じ、そろそろエルゴもきつくなってきたので、満を持してB型デビュー!小さく畳めるので玄関も広々使えるようになり、うれしい。たくさんお出かけしようね。

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