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#2 顧客体験を考えた情報の伝え方 by モテクリエイター&株式会社KOS代表ゆうこす

#ゆうこすCXDIVE #CXDIVE
※2018/09/04に開催された、CXDIVEレポの第1弾です。
※メモ書き含めなのであとで編集する可能性があります!

もくじ

1. ゆうこすの経歴
2. SNSで成功するために絶対的に必要なこと3つ

2-1. ファン(顧客・フォロワーさん)を行動別に段階分けする
2-2. 新規流入ポイント順に考える
2-3. 自分(企業)を本に例えたアカウント作り

3. それぞれのSNSで気をつけていること

3-1. Twitter
3-2. Instagram
3-3. ライブコマース


1. ゆうこすの経歴

知ってる方も多いと思いますが、ゆうこすのご紹介。

・HKT48を脱退
・その後ほとんどニート
・3人マリカ事件
・事務所を辞めて、自己プロデュース開始
・8月に株式会社KOS(コス)を起業

HKT48脱退は、恋愛したすぎで辞めたそう(笑)
アイドルとしてこれが大炎上しました。
また、その後ゆうこすがニート経験しているのはかなり有名な話かと思います。

3人マリカ事件では、ファンイベントをしたときに3人しか来てくれなかったという出来事です。その日は3人でマリカをやったそう……。

もともとアイドルだったゆうこすは、この事件でへこみにへこんで、「ほんとうに好きなことやっていこう!」と決意。ここからゆうこす活躍劇がはじまります。

・事務所を辞めて、自己プロデュース開始
・8月に株式会社KOS(コス)を起業

今は(女子にも)モテたい女子に向けてコンテンツ発信してるゆうこす。
「最初はパイが小さいと思っていた」そうですが、どうやってどん底からやってこれたのか?そのへんと絡めて、SNSで成功するために絶対的に必要なことを3つ紹介してくれました。


2. SNSで成功するために絶対的に必要なことを3つ

2-1. ファン(顧客・フォロワーさん)を行動別に段階分けする

「ファンを段階分けするって、ちょっと失礼な話だけど」と笑っていたゆうこす。ファンの行動(熱量?)別に4つに段階分けをしているとのこと。

・第一段階:フォローしてくれる
・第二段階:毎回SNSの投稿にコメントしてくれる
・第三段階:ブログやライブ配信を見てくれる
・第四段階:時間とお金を使ってくれる

・第一段階:フォローしてくれる
SNSでフォローしてくれてるファンたち。
まずはファンの入り口となるところ。

・第二段階:毎回SNSの投稿にコメントしてくれる
ゆうこすのアクションに反応を返してくれる人たちですね。

・第三段階:ブログやライブ配信を見てくれる
他人(ゆうこす)のために貴重な時間を多く使ってくれる人たち。

・第四段階:時間とお金を使ってくれる
第三段階に加えて、人のためにお金を使ってくれる人。
たしかにYouTubeでゆうこすを見てると、ファンの方が送ってくれたコスメも紹介されてますね!


2-2.  新規流入ポイント順に考える

つぎに、拡散されるレベル順にSNSを並べます。
流入経路ごとにコンテンツの最適化ができます。

[ 新規向け ]
YouTube

Twitter

Instagram

ブログ・生配信
[ コアなファン向け ]

YouTubeは勝手に関連動画出てくるので拡散するまでもないですよね。勝手に次のコンテンツに移動する。

新規向けはコンテンツの質重視で、「見る価値」を感じてもらえるような内容にします。

逆に、コアなファン向け(ブログや生配信など)は側からみたら「どうでもいい!」みたいな個人ネタがウケるらしいです。「わたしの元彼が〜」みたいな内容ですね。「コアなファンがよりコアになってくれる」とのこと。


2-3. 自分(企業)を本に例えたアカウント作り

これは、人に自分のことを知ってもらうときに重要な要素で、ゆうこす自身の出版経験から学んだそうです。
「ぱっと見た一瞬でなんのことなのかわからない」だと、友達にも紹介できないですよね。それを解決するのが本を作るときには欠かせない、5つの要素です。

・タイトル
・帯
・ターゲット層
・内容
・読者の声

・タイトル
キャッチコピー・肩書きになるものです。
ゆうこすなら「モテるために生きてる!」の部分

・帯
読者に対して明確なメリットがあるのか?という点を伝えます。
ゆうこすなら「あなたのモテレベルを1UPする!」などですね。

・ターゲット層
20代で知るべき!とか、「〜デザイン」と分野がわかるとか。
カラーを統一させる、女の子ならピンクピンクさせる、インスタなら加工するなど。
 
・内容
もちろん必要。これがなければ「見る意味」あるの?というところ。
SNSでもちゃんと一定の文字数かいて内容発信するなどですね。

・読者の声
ゆうこす的にはけっこう重要なものだそうです。
また、応援していいよ!という空気感が大切で、例えば、ゆうこす自身がリツイートして「フォローしていいんだよ」感を出すなど工夫しています。

これらのアカウント作りがすごく整っているのは”クラシル”さんなんですって。実際にクラシルのインスタアカウントを見せてくれたんですが、写真全体のトーンやコピーが明確で、確かにわかりやすいな〜という印象でした!

さて、ここまでがSNSで成功するために絶対的に必要なことを3つでした。
ここからはさらにそれぞれのSNSの最適化を教えてくれました。


3. それぞれのSNSで気をつけていること

3-1. Twitter

Twitterで気をつけるべき部分について紹介をしてくれました。

・ 1つでRTしやすいかどうか
・ 画像は1OR 3まいにする
・ 相手はどんな環境?どんな気持ち?
・モーメントツイート

・ 画像は1OR 3まいにする
Twitterの特徴ではどんな風に画像がまとめられるか?に着目します。
たとえば、2枚だとそれぞれの画像が半分サイズで表示されてしまいます。
また、4枚だと全部ちっちゃくなったり。
一方1枚ならそのまま大きく表示されますし、3枚だと1枚大きくて他の2枚は小さいなど、画像の映り込み領域を邪魔しません。
写真でコンテンツを扱う人には重要ですね。

・ 相手はどんな環境?どんな気持ち?
共感を生む内容だと、バズりやすいそうです。
「わかるー!」「それ言いにくいけど思ってた!」など見た人が共感を得られる内容だとたくさんの拡散効果が見込めます。

・モーメントツイート
プロフィールに固定してるモーメントについてです。
ゆうこす曰く、もともとは初めましての人に向けて内容をつくったけれど、結果として第四段階(コアなファン層)の人に受けたそうです。
なぜかというと、「人にすすめやすいです!」という反響だったと。SNSでも口コミが大切なんですね。


3-2. Instagram
つづいてインスタです。これにはどんなポイントがあるんでしょう。

・雑誌の編集者になる
・「見る意味」のある長めの文章を作る
・文章の最後は疑問形
・タグ映え

・雑誌の編集者になる
たとえばですが、『cancan』読んでて、急に『装苑』とか入って来たら「え?」てなりますよね。編集者として、コンテンツのトンマナやコンセプトを揃えることは大切です。

・「見る意味」のある長めの文章
ゆうこすの話の中でなんどもでてくるこの「見る意味ある?」というフレーズ。ただ芸能人をフォローして綺麗な写真を見て終わっていた初期のインスタではなく、プラットフォームの存在が当たり前になったからこそ「内容」が大事、ということらしいです。
ちなみに、インスタは普通に文章を打つと、改行されずにぎゅうぎゅうの読みにくーい文章になってしまうんですが、ゆうこすは「改行くん」というアプリを使うことで改行を入れる処理をしています。わたしはこのアプリ知らなかったんですが、たしかに改行ありとなしでは読みやすさが格段に違いますね!

・文章の最後は疑問形
インスタってキラキラしてて、ちょっと遠いイメージありませんか。
そこで、気軽にコメントしていい空気にする一工夫です。文章の終わりを質問形式にします。
さらに、「どう思う?」といったオープンクエッションはじゃなくて、「AとBどっちが可愛い?」といった答えやすい質問だと良いそうですよ。

・タグ映え
ゆうこす「インスタ映えの前にタグ映え!」。
タグ映えとは、「タグる」行為、つまりハッシュタグで検索する行為で映えることだと。タグるのイメージは「紐でたぐりよせる」みたいな感じだそうです。
「ググる」ではなく「タグる」。なぜタグが重要かというと、リアルな口コミで信憑性が高いから。

タグ映えがどんなに大切か、ゆうこすの実例で数値検証してくれました。

例:ゆうこすの顔面写真とリップの写真で比較

顔の写真はタグを少なく、リップの方にタグ増をやしました。

数値で見ると一目瞭然ですね!リップの方が、アクション数とか68%新規とか4000人フォロワー増えてます。
一方コメント数は顔の方が多い。コアなファンが”ゆうこすタグ”で来てくれたことに関連しているようです。

ゆうこす曰く、”カッコつけるためにハッシュタグつけるんじゃなくて、どんな言葉が検索されてるのか調べてのせる。独りよがりのタグ付けは、無人島で祭りやってるようなもの” だそうな!

たしかにー!そして耳が痛い!(笑)

「でも、どんな言葉が検索されてるのかわからないよ〜〜」って人のために素晴らしいサービスも紹介してくれました。『tag genic』というサービスです。
検索窓にキーワードを入れると、それに関連した今流行りのタグを検索してくれてます。また、貼り付け用に一括コピーもできたりして、なんて便利なサービス!
流行にアンテナを張りづらい方は、ぜひこういったサービスを使って見てください。


3-1. ライブコマース

最後にライブコマースについてです。

日本でもいろんな企業さんが始めてますよね。
ゆうこすも2年前からTaVision(タビジョン)というサービスを立ち上げたり、ツイキャスを使ってものを売ってきました。
最近さらに注目度が上がってきたので、TaVisionに本気で投資していこうとしています。

ライブコマースのメリットは以下の通り。

・思いを語れる
・購入者の不安を解消できる
・感謝を伝えられる
・売れ残りをゼロにできる可能性が高い

・売れ残りをゼロにできる可能性が高い
普通って、売れ残りはガンガン押していけないですよね。でも、ライブコマースならテレビショッピングみたいに叩き売りが可能です。赤い服が売り切れたら、後ろから黒い服が出てくる!といった感じで、テンポよくいけます。
また、ライブコマースなら迷っている人の背中を押してあげることがもできます。ショップ店員さんみたいな存在ですね。ゆうこすがショップ店員さんだったら絶対買っちゃう…。

が!しかし!

そもそも1時間見てくれる人なんてほぼいないのが現状ですよ、と。
そこでライブコマースで上手くやるためのテクニックも紹介してくれました。

ライブコマースで大事なこと。

・予定不調和
・参加型
・熱量
・付加価値
・発売スタートも共有する

・予定不調和
ようは、何が起こるのかわからない状態をつくる!ということ。
実例でいくと、ゆうこすが”実況しながらベロンベロンに酔っ払う企画”(!)。こちらは、平均視聴時間26分とすごい記録を出したそうです。
最後はいったいどうなるの!?という期待感があると見ちゃいますよね〜。

・参加型
これは視聴者との絡みでしょうか。
ここメモとり忘れてしまって、どなたか聞いてた方に補足いただきたいです…(´・ω・)

・熱量
台本にないような、「そんなん話さなくてもいいでしょ」みたいな話をしてくる熱量が結構大事なんだそうですよ。家電量販店のおじさんとか、カメラの聞いてない機能まで熱弁されると「そんなにいいの?」って気持ちになりますよね。

・付加価値
生配信しなくてもAmazonで変えるなら価値ないですよね、と。
今買わないと!って気持ちにさせる付加価値を用意しましょう。

・発売スタートも共有する
「3!2!1!はいっ今発売しましたー!!!パチパチー!」みたいな臨場感がある見せ方も大切だそうです。

TaVisonについて

さあ、ゆうこすがこの度本腰を入れると宣言したTaVision。
どんなサービスかと言うと、「インフルエンサーを一人連れて行って、海外で観光や商品の紹介をする」というもの。モノの販売と旅を一緒にしたサービスのようです。

・現地の国の良さとか品物を紹介予定。
・地方創生(地方の魅力、コミュニケーションツアー)とかやって行きたい。

とのことで、ゆうこすと一緒に盛り上げてくれる人を絶賛募集中!
なんてこった!!ゆうこすと一緒に仕事してみたいいいいい!
興味ある方はぜひ株式会社KOSさんへダッシュで連絡してくださいね。

最後に

いや〜、さすがゆうこすという感じですね。
会場のライブ感がすごいです。1ファンとして普通に楽しんでしまいました。

また、常に例え話を盛り込んでくれるのでわかりやすい。
そして、会場に語りかけてくれるので、インタラクションや笑いが多い講演でした。

SNSで成功したい方は、ぜひゆうこすの事例を見てみてください。

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