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10 調名と譜

図ー8 調名と譜

調名と譜の図は、一般的には#群と♭群の二つに分けてそれぞれ記号が順番に増えていき、最下段は記号が5つ6つ並んでいるというものです。#♭が順番に増えていく様子は美しくもあり頭が痛くもなるのですが、これは調というものがとても高尚で権威あるものであるということを示そうとしているのはありません。絶対ド音から半音ずつ上げて行った音を相対ド音とするために、楽譜の性格上(ミとファ、シとドの間が半音である)#・♭記号をつけて音を上げ下げする必要があるだけなのです。始まりの音によって、うまくいけば#・♭は一つで済み、うまくいかなかければ、5つも6つも必要となるのです。
そうした意味がわかるように、ここで示す図はC(ハ)調から半音ずつ上がって行ったものとして並べ直してあります。


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