なんちゃ

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思考の整理学 外山滋比古 ちくま文庫

先日ニュースで著者の訃報を耳にした。 名前を聞いたその瞬間この本のことを思い出し(恥ずかしながら著者についてはこの本でしか知らない)、ふと読みたくなった。 本を買ったのは大学に入った時でもう10年も前だし、1度しか読んでいない、いや読み切ってもない気がするのになぜすぐにピンと来たんだろうか。とにかく本の入ってる段ボールを引っ張り出して、あったあった、英文に向かって樽から水をこぼしている表紙の絵が懐かしい。 読んでるとちらほら既視感のある箇所が出てくる。けど当時は全く理解

    • 農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦 川内イオ

      日本の農業がどんどん面白くなってる。慣例に捉われずに新しいことをやる人がたくさん出てきてる。もちろんそうした人たちは昔も存在しただろうが、その存在が広く発信される時代になったと感じる。 本書に出てくる10人の尖った人達もその一例なんだろう。ニューヨークでの年収1000万円の仕事を捨てピーナツバターを作り始めた元会計士。32歳で大学に通い直し、休耕田から化粧品を作る未利用資源オタクの女性。 40年もの月日をかけて岡山でのバナナの量産に成功したアロハシャツのオジサン。みなやって

      • 嫌われる勇気 岸見一郎 古賀史健 ダイヤモンド社

        再読である。 以前読んだ時はあまり面白いとは思わなかった。内容をあまり覚えておらず、なんとなしにもう一度読んでみようかという気分になった。 そしたら驚いた。この本に書かれているアドラー心理学というものは、どうやらスティーブン・コヴィー著「7つの習慣」の考え方と同じではないか! というわけで既にアドラー心理学について少し予習をしたような状態だったので、スラスラと読むことができた。 自分の課題に集中する、というのがアドラー心理学の一番の特徴である。そこに他人の事情は入れない。他

        • 飢える大陸 アフリカ ロジャー・サロー、スコット・キルマン著

          人生には何冊か、忘れられない本というものがある。運命的な出会いともいえるのだろうか。本書はまさにその一冊になる予感がする。 題名の通り、アフリカの飢餓に関する本である。世界の飢餓人口は減少するどころか、年々増え続けている。2018年時点で8億2100万人が食糧を得られない状態にいるのだ。 おかしくないか。 僕が住む日本のような先進国では、科学技術は進歩し続け、飢餓に苦しむ人は見たことがない。むしろ肥満を心配する声をよく聞く。他の先進国でもそうだ。 世界は大戦を経て科学技

        思考の整理学 外山滋比古 ちくま文庫

          言葉にできるは武器になる 梅田悟司

          急に意見を求められると何が言いたいのかわからなくなってしまう、面白かった映画を友達に勧めたいのにイマイチ伝わらない… 僕の中でよくあることである。 本書によれば、こういった事の原因は自分の中に存在する「内なる言葉」に気づかず、思考を整理できていないからだという。 「言葉が意見を伝える道具ならば、まず、意見を育てる必要があるのではないか?」 冒頭のこの一文でハッとした。今まで「伝えるテク」らしきものを色々と試してきた。しかしそもそもその内容が整理されておらず薄っぺらいものだ

          言葉にできるは武器になる 梅田悟司

          7つの習慣 スティーブン・Rコヴィー著

          本書は自分がより幸せになるための本である。 と書くとざっくりしすぎて?となるのでもう少し言うと、他人とのコミュニケーションを改善したいと願っている人への本である。そういう本は巷に溢れているが、本書はよくあるコミュニケーションのテクニックを解説したものではなく、もっと時間のかかる根本的な解決方法を記したものである。 僕は他人とのコミュニケーションが円滑になることは、自分が幸せになることとほぼイコールだと思う。そしてそれには自分の内面を磨くことと、磨いた内面を外に晒していくこ

          7つの習慣 スティーブン・Rコヴィー著

          30分の朝読書で人生は変わる 松山真之助 中経出版

          時間には自分時間と他人時間の2種類がある 誰かのために早起きをする これからの時代を生き抜くには、自分の頭で考え、それを外に向かってアウトプットする「発信力」が必要 人生という時間の海を流されるのか、それとも自ら泳ぐのか なかなか結果が出せずに「しんどいな」「つらいな」と感じているとき。実はそこがゴールの一歩手前なのである 行動する0.3%の人になろう

          30分の朝読書で人生は変わる 松山真之助 中経出版

          笑いの公式4

          とぼける。 「これ美味しいよ」と言われて食べるとき、「本当だ、おいしい!」といくのではなく「そうなん?いや、まさかそんなワケあるかいな」とわざとらしく一拍おく。顔も作る。そんで実際に食べたとき「ほんまや」とビックリする。 色々応用きく。 女の子と一緒にいるときに「あーかわいい子と花見行きたいな」「ここにおるやん」「え、どこ?どうせおらんやろ」からの「おったわ」わざとらしいビックリ顔で。

          笑いの公式4

          笑いの公式3

          例え。 何かに例えて言うことで、モヤモヤとしか伝わってなかったものが一気にわかりやすくなる時がある。 分かりやすさは面白さに直結する。考えないと理解できないものは敬遠されがち。 あー今すぐ風呂入りたい。サナギから生まれたてのモンシロチョウ並みに風呂入りたい。

          笑いの公式3

          笑いの公式2

          ありえないんだけどありえそうなことを言う プレスの上型に水がめちゃ溜まってたとき。中林さんに「水やばいっす」と言ったら「コイが泳いでるぞ」と返された。

          笑いの公式2

          笑いの公式1

          なんといっても逆のことを言うこと、すること。 ラーメンの大盛りを食べた後に、「あ〜腹減ったー」 これだけで相手はなんでやねん!と突っ込める 今の流れと逆のことを思い付くこと、これがまず第一歩!

          笑いの公式1

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          今日は珍しく空港に早く着いた。離陸時刻の1時間前に保安検査通過。慌ててないから周りを観察する余裕がある。外国人のまくし立てるような英語に冷静に対応する地上係員。試食するまでは指一本触らせまいとばかりに商品の前に仁王立ちするみやげ屋の店員。いつもなら気にもかけない景色が次々と目に入ってくる。しかし今日の僕にはさらに1つ、いつもと異なる点がある。ノーパンなのだ。決して変な性癖が芽生えてしまったわけではない。ただ単に履くパンツがなかったのだ。昨日、パンツを洗濯し忘れていた。まあノー

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