ガンマン

NPO法人Social Change Agencyの学習日記(2) Learningを軸としたコミュニティ

NPO法人Social Change Agency(以下、SCA)Learning Creatorの齊藤です。今回は、SCAが運営するコミュニティを紹介しながら、背景となる思想もお伝えできればなと思い、キーボードを叩いています(カチャカチャ
どなたでも参加可能なものもありますので、気になるものがあればぜひご参加も検討してみてください!

1. SCAのコミュニティコンセプト

いきなりラフな絵を出しやがって、と思われるかと思いますが、SCAのコミュニティを語るには、欠かせない絵なので載せました。
この絵、何かわかりますか?これですよ、これ!

西部劇で出てくる、荒くれものたちが集う酒場!あるじゃないですか!ドアをバーンと蹴破って、ガンマン同士が決闘始めちゃうような!そんな酒場!
で、実は奥には隠し扉があって、マスターに選ばれた人だけ入れる小部屋があって、そこでは腕が立つガンマンしか歯が立たないだろう「WANTED」って書かれた手配書が貼ってあって…みたいな。

勝手に盛り上がってすみません(笑)

「ソーシャルワークをプラスする(+SW)」ことを、私たちSCAは存在意義と考え、ソーシャルワーカーの方々のパワーアップを支援したり、ソーシャルワークを必要とする組織への実装のお手伝いをしています。今いるメンバーはガンマンのような荒くれもの、のイメージとはだいぶ異なる穏やかな人たちが多いですが、「自分の力を試したい」という感覚を持つ人が比較的多いかなと。何にせよ、法定施設以外でソーシャルワークを実践することや、それを支援することは、新たなチャレンジが多いので、そんな「腕試しマインド」を持った人たちが、SCAに集ってくれたらいいなぁとLearning Creatorとしても思っています。
また、根拠なき自信は時には必要ですが「腕試しマインド」だけでは、私たちの存在意義は当然ながら達成しづらいと思っています。自分たちの力を過信せず、新しいことを学び続け、実践して振り返り、また学びを更新すること。時には互いに忌憚なくフィードバックをし、しかしながらベースとして支援関係を持っているような、そんな「学習の場」をつくっていきたい。
そんな思いを込めて、SCAは手練れソーシャルワーカーが集いし、Learning Communityというコミュニティコンセプトを持っています。その右脳的なイメージが、先ほどの酒場の絵になっています。

2. 運営しているコミュニティ一覧

このコミュニティコンセプトのもと、同心円状に3つのコミュニティを運営しています。外側にいくほどオープン(公開型)で、中心に行くほどクローズド(参加者限定型)になっています。また、特定のテーマをもったコミュニティとしてのSocial Change Agent養成プログラム、単発で実施する勉強会などを開催しています。やはりコンセプト通り、すべてのコミュニティに共通するのは「学び」があることかなと思います。

一つひとつのコミュニティがどんなものか、お話しできればと思います。まずはどなたでも参加できる、Learning Loungeから!

(1) Learning Lounge

Social Change Agencyに集う多種多様なメンバーたちの実践知を広く社会に還元するために開設した「実践知のつどう場所」。どなたでも参加することが可能です!

過去には「ソーシャルワーク概論」「アセスメントトレーニング」といった内容で実施してきました。そろそろ「自己覚知」をテーマとした回が入るか…も!(私が登壇する際の宣伝)。

(2) Learning Bar

「実は奥には隠し扉があって、マスターに選ばれた人だけ入れる小部屋があって…」の件を再現したのがこのLearning Bar。SCAから特定の人にお声がけをしています。Barということで、アルコール片手にリラックスしてやっております。Learning Loungeは公開型なこともあり、比較的体系的な学びを用意していますが、Learning Barは少し生煮えでも、実験度の高いコンテンツを提供していきます。

(3) EMPOWERMENT MEETING

一番中心のコミュニティは、EMPOWERMENT MEETING。これはSCAのプロジェクトメンバー、コアメンバーが参加する&参加できる月1回の定例会議体です。ここでは簡単にプロジェクトの進捗を共有したりはしますが、毎回ラーニングコンテンツを用意しています。

最近は「ロジカルシンキング」という、非常に標準的なスキルをコンテンツとしましたが、アセスメントの際にどのように使えるかをみんなで考えられるようなケーススタディを入れていたりします。

(4) Social Change Agent養成プログラムや各種勉強会

その他にも、テーマ特化型のコミュニティがあります。

Social Change Agent養成プログラムは、今年度で第三期目。ソーシャルワーカーが、ミクロの個別支援だけでなく、社会へ働きかける機能(ソーシャルアクション)を研鑽する場が必要だという課題意識から始まったプログラムです。
公開型の研修ですが、研修内での参加者同士の交流も多く、実際にこの場から社会資源開発のプロジェクトが生まれていたり…と、SCAの中で最も動きがあるのも、この養成プログラムのコミュニティかもしれません。何を隠そう私自身も、第一期養成プログラムの参加者でした。

単発参加のチケットがございますので、もしよろしければ!次回は9月21日(土)13:00-17:00。「実践者のストーリーを聞く」をテーマに、社会医療法人財団仁医会 牧田総合病院 地域ささえあいセンター センター長  澤登 久雄氏と過去の養成プログラム卒業生をお呼びします。

また、他にも様々な勉強会を開催しています。直近では2019年9月6日(金)19:00-21:30(懇親の時間込)で、「ソーシャルワーカー養成について考える-社会福祉士と看護師の養成課程の比較から-」が予定されています!ソーシャルワーク教育学校連盟で、社会福祉士/精神保健福祉士の養成機関への支援業務につかれたのち、現在は看護師の養成機関で学んでいる木下めぐみさんをお招きします!

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再三言いますが、ガンマンのような荒くれものはSCAにはいないです(笑)ただ、「ソーシャルワークの領域で、自分の力を十二分に発揮したい!」という腕試しマインドを内に秘めているメンバーばかりだと思っています。

そんな思いを秘めたソーシャルワーカーの方々、SCAがお待ちしております!コミュニティで個人の学びを促進するも、仲間を見つけるも、よしです。そしてゆくゆくは、一緒にプロジェクトをやっていきましょう!

またソーシャルワークという領域は、市民のパワーも必要です。ソーシャルワーカーでなくとも、学んでみたい!という方々も、Learning Lounge、養成プログラム、各種勉強会、歓迎いたします!現に私はソーシャルワーカーではありませんので、お気軽にお越しくださいませ。


お読みいただきありがとうございました😊🙌