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南関東競馬分析情報の概要

このツールは競馬場や外出先でスマホで簡単に軸馬の選定や荒れるか堅いかの判断に使うためにつくりました。と言うかつくっています。
現在無料公開中です! どうか南関東競馬のお供に使っていただけると幸いです。

最初に

略して南関分析と記述します。
コンパクトを心掛けましたがいろいろ詰め込んで少し大きくなってしまいました。なので5インチクラスのスマホでは使いにくいかもしれません。6インチ以上かタブレットをお奨めします。(私は5.5インチを使っていますが実際使いにくいです、安いタブレットでも買おうと思います)

分析対象レースとアップロード時間

南関分析は基本的に未格付馬のレース、新馬戦、8頭未満のレースは分析対象としていません。また格付け馬のレースであっても、前半1~6レースは分析しない場合があります。掲載時刻はレース当日の分析対象レースの2~3時間前までにはアップするようにします。ナイターであれば昼12時前後、昼間開催であれば午前9時前後を目標にしています。また急きょお休みをいただく日もありますのでどうかご容赦ください。

使い方

使い方としては2022/06/28 大井7Rを例にとると、ざっくりと遠目に眺めて(数値は気にせず)色とりどり、なかでもオレンジ色が多い行が好走が期待できると判断します。色の帯が濃い部分をピックアップすることで軸馬を検討します。5番のカーテンジュエルと7番のキキョウがよさげです。といった具合で大まかな見当をつけたら細部を見ます。それに関しては下に簡単な説明を付けた画像をご覧ください。

南関分析各項目の説明
2022/06/28 大井競馬 第7レース

強度ランキングの補足

図中央下の強度ランキングにおいて、転入馬等(南関東競馬未走)の評価については右側で評価されています。中央ランキングで評価値が低くても右側で高ければ好走が期待されます。また左側ランキング(過去5走分の走りの強度)でも南関東競馬未走馬に関しての評価値を参考にするといいでしょう。

ランキングカラーについて

このツールでは個々の数値は重視していません。相対的評価としてオレンジが最も強度が高くその次が緑、青、薄ピンク、、、です。
多くは10段階で色付けしてトップ5を太字にしています。着順に関する項目(距離の項目で過去5走の着順を表示)は5段階表示にして5着までを対象にしています。数値が大きいほど高評価とする場合とその逆があります。数値が小さいほど高評価なのは走破タイムに関係する指数です。

ランキングカラー例
強度ランキングカラー

また、黒,赤,黄色は評価が良くないことを意味しています。

馬番号について

馬番号には所属競馬場、休み明け、逃げ/先行などの情報を入れています。
番号の後に大井競馬=Oi, 船橋競馬=Fb,川崎競馬=Ks,浦和競馬=Uwを付記しています。アルファベット付記のない番号はレース開催競馬場の所属馬です。JRAや地方競馬交流戦の場合は番号にダッシュ " - " をつけています。
斜め字になっているのは逃げ/先行馬で馬番号先頭の★は逃げ馬のマークです、あくまで目安ですが。

馬番号

セル色の黄色は前レースから50日以上100日未満、赤は100日以上空いていることを意味し、抹茶色は10日以下のいわゆる連投です。また時計表示のセルにある縦の黒線は50日以上間隔があいていることを表現しています。上の図では1番が休み明け後に走破タイムが復活しているのがわかりますね。
グレーになっているのは当該レース距離より大きく離れた距離、1600mのレースなら1200メートルとか・・・。現在では除外や能力試験以外はグレー表示にしていません。また海外遠征等のデータでは必要な要素が足りない場合があるので強制的に能力試験の能試と表示していることがあります。

レースが荒れるのか堅いのかを判断する

買い目を増やすのか減らすのか、厚く張るのか薄目に流すかなど回収率を下げないための重要な指標になる判断材料を表中央に置いています。

レースが荒れるか堅いのかを判断する表
リスク回避の指標

ざっくりとですが、赤や黄色のセルや文字が少なく、棒グラフが突出している場合は、比較的堅いレースになると考えていいと思います。上図は2022/06/28 大井7Rですがわりと堅いレースになりました。
尚、荒れる堅いに関しては6月29日帝王賞の前の3レースが割と荒れ続いたので、それを例にして別途解説します。
また荒れたレースでもこの表に数値化されない場合があります。今後頻繁に仕様変更していくと思いますのでその都度アナウンスします。

走りの強度について

南関分析ではいくつかのロジックで走りの強さを評価しています。その一つが左上の過去5走分の表です。

過去5走分の走りの強度

1GC…, 2GC…, 3GC…, 4, 5の記述にあるGC…は(C以降は隠れてますが)、グレード・クラスを表しています。このレースのGC値は86ですので、青は88以上、空色85~87、茶色は84以下です。強度を表す数字の上に色の帯としてそれぞれ表示しています。数字は大文字が当該レースの距離よりも長く、小さい文字は短い距離です。アンダーバーは、重馬場か不良馬場を、薄い色の数字は当該レース場以外の南関東競馬場を意味します。斜め文字は南関東競馬以外の競馬場におけるレースです。ゼロは能力試験や除外などの場合です。一走前の赤文字は一定以上大きく強度を落としている場合に赤くしています。

例えば、4番の馬は2走前で下のGCで95の強度でしたが、1走前では上のGCのレースで大きく強度を落としていることがわかります。
このレースで1着になった7番キキョウは2走前のレースでは下のグレードで54の強度でしたが、1走前ではGCを上げてさらに強度も上げていることで好調ぶりがうかがえます。

強度表の左隣のcurr…, neig…の行はそれぞれ南関東競馬当該距離で3着以内になった割合と、当該距離プラスマイナス長短の距離を含めたレースで3着以内になった割合です。

FcL…, idxF…の行はこの強度表と他十数種類の指数を加算した値を表しています。
さらにその右の分数は当該枠で3着以内になった数で、レース数に対して3割以上3着以内の場合は青太文字で表示しています。南関分析では枠数を5分割にして集計しています。以前はそのまま集計していたのですが、サンプル数が少なくあまり意味がなかったため5分割にしました。
そしてその右のcatc…は前走におけるキャッチアップ指数です。値が低いほど高評価で穴をあける馬は、ほかの評価値が低くてもこの値が良い場合が多いです。

勝率に関する情報

勝率が高い馬ほど期待が持てますよね。好調子であればなおさらのこと。

上のグレードで勝てているか、短距離長距離どちらで強いかがわかる表
グレードクラス別勝率と距離別勝率

このレースのグレード・クラス値は86です。GC値プラスマイナス2の範囲の3着以内率が”84-88"の行で、それより下≦83とそれより上≧89でその馬の強さがうかがえます。太文字は分母が一定以上大きく率の高い場合に採用しています。5番は下のグレード・クラスのレースで83パーセントの3着以内率を誇っています。隠れて見えませんが10/12つまり12レース中10レースが3着以内ということになります。7番のキキョウは上のクラスで19パーセントですが5回3着以内をゲットしています。パーセンテージ表示よりも分数表示のご要望があれば変更しますのでコメント欄に投稿お願いします

右隣りの-, 0, +の行は0が当該レース距離での3着以内率、マイナスはそれより短い距離、プラスは長い距離となっています。これも分母が一定以上大きい場合に太字になっています。ちなみに5番は7/9の割合で3着以内です。1番人気になったのもうなずけます。

馬が好調かどうかを見極める

なかなか難しい課題ですがトレンド指標が役に立つ場合があります。下図右側馬番号列の左、idxTと表示している2列です。12種類の方法でトレンド値を算出した平均が右側idxTで、このレース条件での係数を乗じた値が左側idxTです。右側より左側の値が大きくなっている場合はいろんな意味で調子を落としている、または好走できない場合があると判断します。idxTの上に記述されている-0.3, -0.2は基準値でそれより下回っていれば良値です。半分以上がマイナス値になっているのでこのレースは比較的好調な馬がそろっているといっていいでしょう。
特に調子を落としていたり、またはこのレースで好走が期待できない場合は黒地に赤文字で表示しています。荒れるレース、格上や長距離で戦ってきた馬はこの表示であってもなんなく勝つことがあります。

3番サブゼロは2着になった11番ユイノタンキマチと比較して大きな差はありません。少しユイノタンキマチが良値ですが。サブゼロはidxTの両方が基準値を上回っており左側が黒になっています、サブゼロは今回6着になりました。必ずしもそうなるとは限りませんが一つの指標として使えると思います。

尚、5番と7番のところどころにある青枠表示は中央の上の青字表示の”5-7”【前崩れがあるとき好走しそうな馬番】と連動しています。青枠内の値が他と比べて良いほど好走が期待できます。
idxT列がグレーで赤文字の999で表示される馬は南関東競馬場で未走の馬です。転入初戦や交流戦などでよくあります。

トレンド指標で好調馬を探す
好調馬を探す

全体的に評価が高くても当該レース距離よりもだいぶ短い距離しか走っていなかった場合は、最後の直線で今一歩届かないこともよくあります。一番左のdist列は過去走ってきたレース距離の平均値です。1/100にしていますので15は1500mを意味します。当該レース距離よりも80m以上短い場合、つまり15.2以下の場合は赤く表示しています。赤表示で「差追」列の値が低い場合は要注意かもしれません。

もう一つ、右側馬番号列左側の青線枠内FCL…, fron…, catc…, nan…, all…, idxFと記述されているブロックは確かめ算的項目です(荒れないレースでしか有効ではありませんが)。idxFは左側5項目のそれぞれ評価値の総計で、ランキング(5-7-11-12…)ここでは青点線で囲まれた部分の2箇所と同じような評価であれば割と信頼度は高めと考えられます。つまりぱっと見たとき5番と7番のようにカラフルなバーが左端から右端へと続いているということですね。初心者にはお奨めのメソッドかと思います。

休み明けは好走するか?二走ボケが心配!

前述したidxTの列で低評価でないかをチェックすることは大切です。また中央やや右のtrn…と書かれた列は、調教師の実績と当該馬の3着以内率をプラスした指数です。実績の高い調教師と馬という組み合わせは信頼性の高さを感じます。

さらに着順実績がどうかも気になるところです。これに関しては「好調馬を探す」の図の中央やや右寄りの"524"と書かれた青色二重線で囲まれた列で、黄色の実線が休み明け(ここでは1番)、黄色の二重線(ここでは8番と9番)が二走ボケアラートとして表示しています。

休み明けや休み明け2走目はこの表でチェック
二休み明け二走ボケチェック

上図のように現在では過去の実績の表にも、当該馬が休み明け、休み明け二走目の場合黄色で表示しています。表示条件はいずれも冒頭の分数表示が1/2以上の場合に黄色くなります。つまり5割以上3着以内に入れなかった場合です。分数表示の右側の数字は着順で、近走から順に記述しています。1,2着は黒丸白抜きにして目立つようにしました。休み明けや二走目に1,2着が多い場合は大きな安心材料になるでしょう。そのほかグレードの上下いずれかで競うのか、また距離の長短でも大きく影響してくると思うので、これもあくまで目安ということになりますね。

高評価でも注意が必要な場合

"524"の列に茶色文字になっている…この例では8番ブルベアナノ。今回4着と好走しましたが、もし高い評価をつけている場合、ここでは5番7番が高評価ですがもし茶色文字になっていたら要注意です。一部の基本評価値が低くても高評価となっている場合があることを示唆しています。茶色の太文字には要注意です。

解説なしで数日間分析結果だけをアップし続けていたので、なんじゃコレと感じた方のために取り急ぎこれをアップしておきます。今後加筆していきますのでどうぞよろしく。











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