見出し画像

令和6年度 東京工業大学工学院総合型合格体験記

こんにちは、私は東工大に総合型で合格したものです。私は総合型についての情報不足に苦しんだので、少しでもこの記事が来年総合型を受ける受験生の助けになればと思います!

まず、工学院は来年から女子枠を設置し、それに伴い試験内容が変化すると思いますが、私が受けた試験についての体験記であることをご承知ください!

自己紹介
私は地方の公立高校に通っていて、東工大を意識し始めたのは高校1年の冬、総合型受験を決意したのは高3の9月ごろでした。
共テの点数は合計790でした。ですが、750台やそれより低い点数で総合型の一次を通過している人もいたため、一次選抜で倍率を7.5倍超から2倍まで切る割には共テのボーダーは低いんじゃないかと感じました。

対策
共テの対策は学校での演習が中心で、家では東工大の一般入試の過去問演習をしていました。年が明けた共テ2週間前くらいから、家での自習でも共テの勉強をするようにしました。共テは、短期間でも十分のびると思います。直前は国地英に絞って勉強し、高得点を取ることができました。(共テ模試ではほとんど710点付近でしたが、本番は790点を取ることができたのも、直前勉強のおかげだと考えてます)

一次が通ったら、1週間後の総合型2次のために自己PRを考えて、学校の先生に口頭試問の練習をしてもらったりしました。筆記の過去問は三年分やりました。一次通過から1週間は、総合型対策3時間、一般入試対策11時間くらいのバランスで勉強していました。

本番
筆記は120分で、物理や数学の問題が出ます。筆記が難化していて(してましたよね!?)、解答用紙が全部で8?9?枚あるうち、1枚は白紙、3枚は半分して記述できないまま試験が終わりました。この時点で正直落ちたと思いました!
ご飯を食べたらみんなで面接会場まで歩いて移動して、大きな部屋に受験生が全員入りました。そこで、おおまかな面接の流れを教えていただきました。10個面接室があって、面接は受験生1人対面接官3人です。自己PR3分、問題を解く時間7分、答えを説明する時間5分でした。
私はてっきり面接は受験番号順だと思っていましたが、そうではなく、受験番号が遅い私も面接の順番は結構早くて、驚きました。
口頭試問の問題は数学の問題で、詳しくは言えませんが、ある軸上で振動するおもりの影を、回転するXY軸から見た時の位置、速度、軌跡を求めるというものでした。(1)から(3)までありました。
sin、 cos、ω、Ωなど使う文字が多く、微分したときにでる式が長く、おそらく途中で計算を間違えていて、そこを面接官に質問され、考えを伝えようと図を使って説明しましたが、質問に答えられないまま終わりました。そこで再び不合格を確信しました!
ですが、結局合格したので、(3)まで、答えを導いたプロセスをしっかり説明したことが、合格に繋がったと思います。つまり、答えの正確さはあまり重要じゃないのかな?と思います。

最後に
私は、一般で合格したいという謎のプライドから、総合型を受験することをずっと躊躇っていました。ですが、親と先生の言うことを聞いて出願してよかったなって、今はすごく思います。
何より、理科大や早稲田など、一般受験だったら私立に払う予定だったうん10万というお金が浮いたことで、そのお金で家族と旅行に行くことができたり、新しいパソコンやiPadを買うことができて、親孝行だったなと勝手に思ってます笑


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?