つきぬけの自己紹介 -Noveljam2018 Antumn-

 今回のnovejamが初参加となります、編集者のつきぬけと申します。
 混沌を絵に描いたようなパーソナリティと、圧倒的経験値不足を逆手にとって、命知らずなプレイングができればと思っております。

◯なにもの?

 創作全般が好きだけど、技術的なものも好き。
 興味対象が広すぎて、ぶっちゃけ掴みどころのない人

です。
 その実、芸術文/実用文の間、物書き/編集者の間をさまよっています。フラフラと行ったり来たりしながら、そこから何かしら新たな価値が生まれないかと日々試行錯誤しております。

 職業としては、技術書の編集者をしております。そのため基本は裏方であり、業務の中でライティングを行うこともしばしばありますが、個人で公表しているものはありません。
就職以前は、クラウドソーシングでちまちまと記事を書いて小銭を稼いでいました。

 個人的には、ごく細々と小説を書いています。
 しかし作曲、イラスト、はてはゲームエンジンなど、ついほかの媒体に手を出してつまみ食いしてしまうので、勉強ばかりでいつまでもアウトプットできない、というのが目下の悩みです。

◯作家/編集としての経歴・代表作
 執筆は学生の時からのんべんだらりと続けていましたが、編集は新卒1年目のペーペーです。しかし上司に恵まれ、頭がどうにかなりそうな勢いでいろいろと吸収しています。
 割と忙しいほうなんじゃないかと最近思ってきました。 

 代表作と言えるものは黒歴史化しており、もう公開していません。成功を収めたとは言えませんが、直近の作品を挙げてみます。 

・「天端」https://kakuyomu.jp/works/1177354054886490870/episodes/1177354054886490874

◯その他の活動
・「なんかつくろう部」というサークルのリーダー権を元部長から譲り受け、よしなに運営しています。小説の批評会、絵本ハッカソン、写真撮影会などのイベントをぼちぼちやっています。
https://nannkatsukuroubu.wixsite.com/sousakusiyouze
・ついこの前ですけど、とあるイベントにてライトニングトークしました。何かプログラムを作ったわけではありません。創作について語りました。
https://speakerdeck.com/caffeinedrive42/chuang-zuo-falseshi-jie-nimoltwo-lightning-talk-for-otaku-creator

◯ノベルジャムに応募したきっかけと意気込みを教えてください。
 ひとまずは、こちらのURLをご覧くだされ。
https://scrapbox.io/verdictday0788-42727583/NovelJam%E3%81%AB%E8%87%B3%E3%82%8B%E3%81%BE%E3%81%A7

〓要約/〓
・「ハッカソン」なる概念に出逢う。小説でやったら面白そうだよねと妄想する
実在した
・気づいたら応募してた
〓/以上〓

 小説&ハッカソンかー、おもろくない訳がないよなー、そうだなー、と思って無計画にエントリーしたら、歴戦の猛者が集結しており「やっべ……」と戦慄していたのが1ヶ月前の私でした。
しかし、これは個人戦ではなくチームバトル。萎縮していると、その空気はチームにまで及びます。
 ちょうど仕事でも、月例業務に慣れてきていよいよ企画をたてたりだのと編集者としての戦いが本格化してきた頃でした。
 ならばもう言い訳は必要ないでしょう。プレッシャーで潰れてカシパン(海洋生物)になってしまいそうですが、やると言ったらやるのです。

◯「編集」とは何だと思いますか?
 まず文芸書と実用書で、大きくその定義が異なると思っています。あえて大枠で定義せず、別物として考えています。
 また、noveljamではかなり特殊な解釈のもとで進めさせていただきます。

 仕事としている実用書では、著者に眠っている知識を体系化してパッケージし、困っている読者にお届けすることが編集であると考えます。

 文芸書では、作者をアスリートと考えたときのマネージャーのような役割を果たすものだと考えます。パフォーマンスを最大化するために、サポートと軌道修正をします。

 Noveljamでは、かなり尖った立ち回りになることが予想されます。時間が無いので、ひたすら本人のモチベーションをブーストさせようと考えています。
いわばカタパルトです。
原稿整理の過程で体裁を整えても、著者の運動エネルギーを殺さないために軌道修正はしません。
 ただし「単に適当なだけ」という残念なアンチパターンにならないような工夫も必要です。そのため、著者の打ち上げ時には少し時間をかけて軌道計算を行います。
 具体的には、事前のヒアリング、アイデア出し、モチベーションの共有などです。

◯SNSアカウント(あれば)
@Caffeine_Drive
 活動記録をいろいろアウトプットしていますが、ユーザやタイムライン単位ではほとんど閲覧しないという、尖った使い方をしています。カラム表示できるクライアントを使い、キーワードに絞って情報をインプットしています。

◯ご自身のキャッチフレーズを20文字以内で書いてください。
「つきぬけは停滞を許さない」
(完全なる思いつきです。許さないってことは全然ありませんが、常に思考を更新していきましょうというイメージです)

◯ここが楽かも
 著者の方がなるべく気を遣わずに集中できるよう、以下の内容を実践していきます。
・執筆中は直接話したくないという方もいれば、会話することでリフレッシュする方もいると思います。雑談のある/なし、リアル会話かテキスト会話か、著者さんのご希望に沿います。
・必要ないと思って消した一文を後で復活させたい、という場合があるかと思います。執筆ツールは皆さんさまざまだと思いますが、つど文面を送っていただければ変更履歴を管理させていただきます。
そのほかのサービスは以下のURLをご覧ください。
 https://note.mu/nannkatsukurou42/n/n75d00426f495

◯ここが面倒かも
 ハッカソンを進行するうえで障害になりそうな、私のデメリットです。
 並列処理能力が低く、ささいなノイズ情報で簡単に集中力が落ちます。周囲の話し声程度でも、短期記憶が上書きされてスポっと抜け落ちてしまいます。 ◯◯って言わなかったっけ……っていう事案が数回あるかも。
 対策としてはカフェインに助けられたりとか、イヤホンで誤魔化したりといった対症療法しかまだ実践できていません。しかしnoveljamはそもそも場の緊張感がパないので、杞憂かなと思ったりもします。

◯好きな作家、好きな作品は?(複数回答可)
 好きな作品は多いですが、ひとり1作品みたいな感じで節操なく摂取しています。ぶっちゃけ小説より映画のほうがインプット量多いです。

★小説ベスト3
・銀河ヒッチハイクガイド
・くちぶえ番長
・戦闘妖精雪風

★映画ベスト3
・アバター
・鉄コン筋クリート
・キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー

★その他
・アーマードコアシリーズ(ゲーム)
・山田玲司のヤングサンデー(番組)

音楽は挙げるとキリがないです。やめときます。

◯最終目標は?
 これはおそらく、noveljamの最終目標のことですよね。
突拍子もありませんが、個性の核融合を起こして恒星を創ることではないででしょうか。
 編集者として目指すのはそこまでで良いと思っていて、その莫大なエネルギーで著者は何をしてもいいわけです。何をしてもいいです。

◯執筆のお供と言えば?(ツール・音楽・お茶など) 
★ツール
・Visual Studio Code
https://code.visualstudio.com/
 マイクロソフトの秘奥義ともいえるエディターですが、プログラミング用ではありません。実は執筆に必要な機能がすべて揃った最強の小説IDEなのです。
・Trello
https://trello.com
 すぐにメモがとっちらかる癖があるので、ある程度まとめられた状態で記録できるTrelloは便利。Markdownで書けるのもすばらしいポイント。
・Dropbox paper
https://paper.dropbox.com/
最近Googleドキュメントから乗り換えました。没入感のあるUIとリアルタイム同期ながら圧倒的な軽快さが持ち味です。ただ、グループワークでは依然GDocsが有利です。
・Pomera
https://www.kingjim.co.jp/pomera/
 ノイズ情報が入ると途端に集中できなくなる私は、外出ではこのデバイスを使います。テキスト入力のみに特化しているので開いたら最後、書くしか残されていません。

★音楽
 作品ごとにストリーミングサービス「Spotify」でプレイリストを作成し、グルーブに乗ってバチバチと打鍵していきます。アイデアを出し切ったらアンビエント系の音楽に切り替えて、主観的すぎて怪文書のようになっている原稿を直していきます。
 ノリノリなときは主観的な文章になるので、文章を客観的に振り返るためにはノリすぎない音楽も大事だなとか思っています。
 もしSpotify使ってるという人がいればプレイリストとか共有しましょうね。

★コーヒー
 カフェインでしか動きません、というほど依存しているところがあります。機動力が倍になるほか、ガサツさも増します。
 上述の「ここが面倒かも」の項目も、かなり軽減されます。しかし、不味いとエンストを起こします。オクタン価の高いコーヒーで作業したいですよね(わがまま)。

◯電子書籍の装幀についてあなたの考えを聞かせてください。
 リフロー/フィックス型ぐらいの初歩しか知らず申し訳ないのですが、紙媒体よりは表紙の情報量が少ないほうがいいと考えます。よほど大きなハードを使わない限り、目に飛び込んでくる書影は実本より小さい場合が多いと思うのです。
 本文の組版については、語れるほど知識がないのが正直なところですが、実用書は図版がズレると技術解説が成立しない場合があるので、リフロー1択かと言われると悩ましいです。
 文芸書の勝手は正直なところわからないのですが、電子でいろいろ読んでみた所感としては「簡潔な文体ではリフロー型でも問題なさそうだが、緻密で一文が長い文体では、拡大表示の際に読書が迷子になりそう」と思いました。

◯あなた独自の販売ルートはありますか?
 販売やマネタイズはまだ意識していませんが、サークルがらみで何か作ることになった場合は、販売用Webページの1つは作ってみようと思います。

◯あなたが担当する(した)著者にメッセージをどうぞ。
 著者のみなさん。なんとか追い付きますので、ゴキゲンに爆走してくださいね。最初はヒアリングなどでいろいろとお手数おかけいたしますが、どうかお付き合いくださいませ。
 なかなか時間がない所ではありますが、頭が疲れたら一緒に散歩にでも行きましょう。第一はモチベーションですので。

◯僕は、以下のようなスタンスを持ってこのNovelJamに臨みます。

・創作する人同士が結びつき、激しく共振する。その瞬間を目に焼き付け、そんな希有な状況下、自分がどこまで通用するのかに挑みます
・「物書きとしても中途半端ですが」「編集者としても経験不足ですが」とか、よくある類の不安は全部言い訳だと思って臨みます
・リスクを鑑みずに飛び込んで、激流に身を任せます
・爆発反応でもいいから、どんな化学反応が起きるのかを無責任に試します
・著者の皆さんを放り投げる、カタパルトとなります

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