友達のクラシックバレエの発表会があった。クラシックを観るのは久しぶり。幼馴染がクラシックをやっていて、数年前までは毎年観に行っていたけど、バレエ留学してしまった。すごい。

バレエ。私は5歳から12年間、モダンバレエをやっていた。バレエと言っていいのか、正式名称はモダンダンス。モダンは多くの人が想像するバレエとは雰囲気も衣装も踊りも多分180度ぐらい違う。基礎はバレエなのだけど。創作ダンス、コンテンポラリーみたいなもので、裸足で踊るし、バク転とかもするぐらい(スローだけど)アクロバット。ちょうど１年ぐらい前に教室の場所が変わるというので辞めてしまったけど、今でもよくモダンの発表を観に行くぐらい、モダンが好き。

バレエの世界にもコンクールというものがある。コンクールには1つの教室につき数人しか出させてもらえない。周りには遊びに来てる子もいる中で、私はただモダンが好きで通っていたので、同学年では最初にコンクールに出させてもらえた。初めてのコンクールは小4の時。同い年の3人トリオで出た。2人がいたから心強かったし、幼いながらも励まし合って頑張った。コンクールは年に2回あって、2回とも同じ作品で出る。その年は賞は取れなかったけど、今思い出すとその時のコンクールは楽しんで出来たなあと思う。

２年目のコンクール。小5の時。いきなりソロになった。何をするにも1人な場当たり。とてつもなく心細く、寂しい本番直前の舞台袖。期待と、賞を取らなきゃというプレッシャー。自分1人に責任がのしかかる感じ。(舞台に立ってしまえばなんてことはないのだけど。)練習も本気になるから上達はした。1度賞を取るとまた来年も、次はもっと上を、となる。それから中2まで、毎年ソロでコンクールに出た。でも、うーん、楽しめてはいなかったかもしれない。なんでもそうだ。好きなことは楽しんでいたいのに、だんだん上へ上へとなって、プレッシャーと戦うことになる。期待してもらえるのは本当に有難いこと。でもその期待から逃げたくなることもある。人間は我儘だ。

今日、発表会で幼稚園生達が本当に楽しそうに踊っているのを見て、ああ、やっぱり好きなことっていいよなあと思えた。またいつか、忘れた頃にモダンを踊りたい、と思った。

そして舞踊劇。(クラシックでは舞踊劇って言わないのかも、？)セリフのない演劇。言葉はないのに動きと音楽と表情で伝わる感じ、とても面白い。自分でやるのも、観るのも、バレエの中で舞踊劇が1番好き。

やっぱり私は舞台を観るのが好きだ。まだ観たことのない劇団四季とか、観たい舞台は沢山ある。これから色んなものを観に行こうと思う。

#バレエ #モダンダンス #舞台