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中間管理職の激務の中で見失った道を、1ヵ月サポートを受けて取り戻すことができたことについて【POSIWILL CAREER体験記】

今年の5月、あまりに仕事が辛くて自分の将来が見えなくなり、ワラをもつかむ思いで検索して「POSIWILL CAREER」というサービスに出会いました。
そして5月の1ヵ月間、POSIWILL CAREERのキャリアデザインプランを受講し、私は本当に救われました。
サポート頂いた齋藤あいさんへの感謝の思いと自身の覚書を兼ねて、note初投稿記事に内容をつづろうと思います。

POSIWILL CAREER受講を決めた背景

トラブル時に管理職の激務を経験

私はIT企業で管理職(課長職)の立場で仕事をしています。
女性管理職で、今年40歳になる年です。
今年に入って数か月間、会社であるトラブルがあり、責任者である私は毎月時間外80時間超え。
荒げられる声に膨大な作業量、深夜や休日にも電話や緊急出社は当たり前という毎日を過ごしていました。

4か月間そのような激務が続いた4月の終わりごろ、助けてくれない会社への不満とリソース不足と睡眠不足に「もう限界だ」と思い、自分の中でリアルに『転職』という可能性が見えてきました。

未来を見失っていることに気づく

これまで、そのやりがいと使命感に人生の時間のほとんどを費やしてきた今の仕事を辞めて、別のことをやる?

正直、何をやりたいのかも何ができるのかもさっぱり分からない。
転職サイトを見ても、今のところを辞めてまで行きたいと思える会社が見当たらない。

今年40歳になる年齢で今の会社に10年以上どっぷりと漬かってきた自分。
エンジニアとしてもマネージャーとしても、ギリギリやって来れている自分に、新しい仕事なんてできると思えない。

悩めば悩むほど、終わりのない迷路に入ったような感覚で、完全に未来を見失っていることに気づきました。

探さないといけない答えは何か

今の時代、きっといい感じにこんな相談を受けてくれるサービスがあるはず、と思ってネットで検索。
いろんなサービスがありましたが20代向けが多く、また転職を決意した人向けのものが多い印象でした。
そんな中見つけたのがこの「POSIWILL CAREER」。

「どう生きたいか?」でキャリアを決める、というフレーズを見て、今自分が見つけないといけないのは、まさに「どう生きたいか」の答えでした。

無料カウンセリングを受講するまで卒業生の方のnoteやTwitterを読み漁って1週間悩み、それでも「変わりたい」という思いが強かったので、勇気を出して申し込みをしました。

POSIWILL CAREER受講で起きた変化

無料カウンセリング時点の思い

オンラインでの見ず知らずの人との初対面は何度やっても緊張します。
この日も例外なく緊張しながら入室し、初めてトレーナーの齋藤あいさんと対面。爽やかで、すごく話しやすそうな雰囲気にほっとしました。

まとまりのない私の悩みの話をただ聞いてくれるあいさん。
聞いた内容を第三者の視点で的確に返してくださり、内容がよりクリアになる。
そうなると、さらに自分の気持ちを言語化して伝えたくなる。
そんな繰り返しでどんどん深堀されていく感覚でした。

当時話した私の悩みはこんな感じでした。

  • ずっと同じ会社でのやり方しか知らないので、外に出るのが不安

  • ものを作るのも好きだがマネジメントも嫌いではなく、諦めたくない

  • 仕事自体は好きで一緒に働く人たちとも良好な関係で、手放すのが怖い

  • でも激務が辛く、管理職に負担を強いる会社のやり方には不満がある

私の悩みを解決するには「複数の選択肢から必要なものだけを選び、手放すための心理的なハードルを克服すること」「必要なものを選ぶために、自分が何を大切にしているのかを理解すること」が必要、と言って頂いたのがあまりに的確で、驚いたのを覚えています。

改めて、自分は確かに選択できることも捨てられないことも多すぎて、結局自分が何をやりたいのかが分からなくなっているんだなと自覚しました。

ここから人生で初めての、本格的な自己分析をやっていくことになります。

私はまだ転職を決めた訳ではなく、自分の正解を見つけるための受講なので「キャリアデザインプラン」を提案いただき、それを選択しました。
そしてそのまま、あいさんが私のトレーナーになってくださることになりました。


自分の強みと弱みについて

受講が始まり自分の弱みと強みを分析してみると、繋がっていることがあること、その使い方を間違えると自分を苦しめることに気づきました。

弱みである「他人のために頑張りすぎる」「期待に応えすぎる」こと。
これが「マネジメントで相手のニーズに応えたり課題を解決していく」という強みに繋がったりしている。

自分の強みは「課題を解決して計画通り物事を進めていく力」。
これまでの難しく大規模なプロジェクト推進で培った力です。

とはいえ、「頑張り続けないと認めてもらえない」とか「断れない」「できないと言えない」というようなところが表面化すると、仕事において苦しみの源泉になってしまう。

このあたりのバランスを保つためにも、自分の軸というものが必要なのだと感じました。

どうなっていきたいのか

せっかく1ヵ月も自分のことに集中できる機会を作ったので、1カ月後どうなりたいか、ゴール設定も真剣に考えました。

自己分析をしていく中で、「他人に役に立つ自分でありたい」「自分は周囲と比べて劣っている」「自分は頑張らないと認められない」という強い思いがあることが分かり、それが大きなハードルになっていると感じました。

そこで設定したゴールは、「自分で決めたんだと納得できる選択ができるようになること」でした。

周囲に振り回されず、ただ自分の道として現職を頑張るか、他の選択肢を取るのかを納得して決められるようになることを目標にしていくことに決めました。

色々なことを気にして、「ただ自分のために何かを選択する」ということが意外とできていなかったんだなということに気づきました。

自分の好きと嫌いについて

自分が何が好きで、何にモチベーションを感じるのか、何を嫌だと感じるのかを理解するために、これまでの人生の出来事を見直す回がありました。

私はこれまでの人生で絵を描いたり音楽をやってみたりしては挫折して、の繰り返しでしたが、何かを創ったり表現することが好きだという自覚がありました。
好きなことを好きなように表現して、それが友達と共有できた高校生時代が、一番楽しかったように思います。

ただ同じくらい、システムエンジニアという仕事に出会ったときも嬉しかったのです。
自分が思うように提案・設計してそれが誰かの役に立つ。
大変な時も、チームのみんなで大変だと言いながらも共有して頑張れる。

モチベーションは「自分の考えていることを表現できること」なのだと気づきました。
そして、それが受け入れられない環境に居るとつらいのだということも分かりました。

現職に対するやりがい・思いと不満

現職が辛いのに、やめることに不安・ハードルがあります。

現職には確かに自分が感じているやりがいがあり、「自分の意見や考えで仕事が進められる」ことや「つらいことを共有できる仲間がいる」こと、「社会に対して貢献できている実感」など、やりたかったことが叶っている側面があることが分かりました。

とはいえ、なぜこんなに悩んでいるのかというと、それを凌駕するくらいの不満があるからだと言わざるを得ません。
時間外が多すぎること、管理職に負担がかかりすぎていること、トップダウンで決まったことにいつも振り回されること。

でもそれを分析していると、自分である程度解決できそうなことと、解決できないことが混ざっているのだと気づきました。

自分の力ではどうしようもないことで、致命的なことがあるのであれば転職する選択肢を選ぶ必要がでてくるのではないかと思いました。

マネジメントという職種に対する理解

自分は何となく「本当はモノづくりがしたかったけど、マネジメントをやってる人」になっていた気がします。
ですが真剣に考えてみると、マネジメントに関しては好きな部分と、よくわからない部分がまだあるということに気づきました。

特に大きなプロジェクトを推進することが多かったので、様々な人の思惑や利害関係を理解してコミュニケーションをとることや、問題が発生したときの課題解決などを得意としていました。

でも、実際管理職になってみて、メンバーがモチベーション高く、楽しく幸せに働く環境を作りたいという気持ちは強いものの、それが出来ているのかがまだ自信がなく、人の育成も本当にできているのかが不安になっていました。
また、経営者の考えが理解できず板挟みで悩むことも多いです。

マネジメントという仕事にもいろんな側面があって一面だけで「自信がない」と決めつけるのではなく、スキルセットを見直す必要があると感じました。
また、このマネジメントの好きな部分から、自分の仕事のモチベーションの源泉を得られるのではないかということにも気づきました。

目指す姿が具体化されすぎて驚く

自分の強み・弱み、モチベーションの源泉、仕事への理解を経て、5年後自分がどんな姿になっていたいかを言語化しました。

  • 自分が社会のために良いと思えるものを作るプロジェクトのマネジメント

  • モチベーション高く情熱を持った人と関われる、育成できるようになる

  • 時間外月20時間程度にする

  • 主人とゆっくりする時間、自分の好きなことをできる時間を増やす

  • 社外の人との繋がりを持つ時間を増やす

このようにものすごく、具体化されてしまいました。
無料カウンセリング時点で、あんなに自信がなかった自分はどこに行ったのでしょう。
目指していた「自分で決めた」という実感も強く持つことができました。

これからの行動

ここまで目指すものが具体化されたので、あとは行動するしかありません。

まず転職ですが、まだ決めていません。
目指す姿の1番目が今の仕事で叶っているからです。
3、4番目は自分の努力で少しは改善できそうでもあります。

ですが仕事量の多さ・リソースの少なさ・納得のいかないことが多いことなど、自分の力で変えられないことで苦しみがあることも事実。

これから行きたいと思える場所を探しながら、現職の改善をしていくことにしました。
近々、カジュアル面談にも挑戦しようと思っています。
マネジメントにおけるコーチングスキルを磨くことも始めようと思います。

また、Twitterや今の趣味の3DCG作成などで社外の人との交流も積極的にやっていきたいなと思っています。

Twitterではblender練習画像や作品を毎朝投稿していますので、もしよければ見ていただけると嬉しいです。

人生において大事なことを見つけた

ここまですごく具体的な話になっていたのですが、最後に「人生における指針は少し抽象化したものにした方が良い」とアドバイス頂きました。

仕事においてのモチベーションは「自分の考えが表現できること」だったり、マネジメントにおいては様々な人の思惑を聞いて課題解決したり、辛いときも思いを共有できる仲間がいること・・・。
うーん、一言で抽象的に表すのは難しいな、と思っていたら、あいさんが言葉にしてくださいました。

「人との交流、ではないですか?」

それは私にとてもしっくり来ると同時に、自分の中でとても意外な部分だったので驚きました。
自分は一人の時間が好きで、その時間を少しでも取りたいと思う人間だと思っていたのです。

でも仕事においては、一つの仕事をいろんな人と共有して、一緒に進めていくのが好きなのです。
それに、仕事に対して情熱を持っている人や、職人レベルで詳しい人の長い話を聞くのも面白いと感じています。
また、仕事以外でも自分の好きなことを共有できる人とのつながりを常に求めているということも事実です。

確かに、自分は人と交流したいのだと自覚しました。
これは、絶対一人では気づけなかったことだと思いますし、ここまで自己分析したからこそ肚落ちしたのだと思います。
ここまで連れてきてくださったトレーナーのあいさんには本当に感謝しています。

最後に

私はこれまで、あまりキャリアに悩まずに来た方だったこともあり、まさか自分がキャリアカウンセリングを受けるとは思っていませんでした。
そして、ここで得た自己理解を元に仕事だけでなく、プライベートでの行動も変えようとしています。

ですが仕事を続けていると、必ず一度は「辞めたい」と思うことがあるはずです。
その「辞めたい」が一時的な感情なのか、本当にやめるべきなのか、特に長く同じ会社で働いている人は悩むことが多いと思います。

自分のことを正しく理解しているのであれば、きっと良い判断が出来ると思います。
でも、辞めたいけど辞めてどうしたいのか分からなくて、会社を裏切れないから、我慢してあきらめて続ける選択をしてしまう人は多いのではないでしょうか。

そういう迷ったときのために、一度は自分のことを理解するための時間を作るのは、その後の人生を広げるとても良い自己投資だと思いますよ。

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