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P01 Twinmotion データの取込み

こんにちは、nanookです。

今回のnoteは
BIMで作成したモデルから
TwinmotionでCGをつくるnoteです。


BIMモデルでも十分に強力なプレゼン力を持っていますが
VWよりも光の陰影、テクスチャの見え方が格段に向上します。

こちらも実践形式として
STEP by STEPでマスターしていきます。

※Twinmotion 2022.2.3 を使用しています。
 執筆時点では、Twinmotion2023がmacOS Ventura 13.xに非対応のため


1 3Dデータの作成

A04 壁のBIMエクササイズ 3/n のnoteで作った3Dデータを使って
Twinmotionでのパースを作成してみましょう。

前回、家具データが重く、note添付データへ置けなかったので
標準ライブラリからコピペして、好きに家具を置いてみてください。
私は、なんとなく下図のように置きました。
なんでしょう、事務所のようなコワークような変な部屋ですが進めていきます。

->リソースマネージャ ->vectorworks ライブラリ ->内装系 ->家具

この中に、有名メーカの3D家具が置いているので使うと時短できます。
Service selectを契約している人は、プレミアムライブラリにも家具があるので、参考にしてみてください。


2 3Dデータの取り出し方

データをVWからTMに渡すのに、大きく2通りあります。

① Datasmithダイレクトリンク

同時に開いているVWデータとTMがリアルタイムで同期をします。
例えば、VWで壁、家具などを変更した場合、TM側でも同時に変更されます。

注意点:vectorworks 側に新しいモデルを追加すると
TMで貼り付けていたマテリアルが剥がれ初期状態に戻ります
私はこれに苦労したので、モデリングの確認作業として使っています。
壁のモデル自体を置き換えるなど別のモデルデータが入るときに頻繁に起こるようです。経験談なので、詳しく何のバグかまでは追えていません。

公式のグループディスカッションにもありますが
モデリングソフトによってもまちまちなため、今後に期待しています。

では、やってみましょう。

STEP 1

・事前設定
 ー TMに描画したい状態を表示
 (A04noteで設定した#全図面の画面登録)
 ー 3Dビューの表示(テンキー:1)


・vectorworks から出力
->ツールセット
->ビジュアライズ
->Datasmithダイレクトリンク
->目のアイコンをClick


STEP 2

・Twinmotionを起動


表示が英語になっている場合は
->左のMENUマーク(三本マーク)
->環境設定
->表示/音
->言語
を日本語にしてください。


・Twinmotionでの入力

->インポートバー
->インポート

->上部タブ DIRECT LINK
・Direct Link設定ソース:
  VWデータ名が表示されていることを確認
・再構成:
  オブジェクト階層を維持する(3Dモデルを個別に読込み)
・置換を有効にする:
  チェックを外す
 (ここが不具合を起こしたことあるのでチェックを外しています)
  ※公式サイトの説明も参考にしてください。

こんな感じで取り込めました。
床も天井も取り込めていますね。



② Cinema4Dでの取り出し方

次に、Cinema4D形式での取り出し方を説明します。

STEP 1

・事前設定
 ー TMに描画したい状態を表示
  (A04noteで設定した#全図面の画面登録)
 ー 3Dビューの表示(テンキー:1)


・vectorworks から取り出し
->ファイル
->取り出し
->Cinema4D(3D)取り出し

・すべてのレイヤ上で表示中のすべての図形:
  画面登録#全図面と同義と思ってください。
・シンボルをレンダーインスタンスとして取り出す:
  VWのシンボル機能が活きます。
  ひとつの変更で全シンボルのマテリアルが変更


STEP 2

・Twinmotion に取り込み

->インポートバー
->インポート
->ジオメトリ
から先ほどのCinema4Dファイルを取り込んでください。

・再構成:オブジェクト階層を維持する
  (3Dモデルを個別に読込み)
->インポート

・シーンのマテリアルを使用する
(VWのテクスチャを使わずにTMのマテリアルに置換して取り込む)
(VWのテクスチャはリンクするファイルが必要でややこしくなるため)

こんな感じで取り込めたでしょうか。


3 画面の動かし方

画面右上部の 目アイコン ->ナビゲーションの表示
から画面上部に出てきます。
慣れるまで、表示しておいて作業するのがおすすめです。


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