地力の向上が見込めないのでビートマニアエンジョイ勢になろうと思う

地力自体の向上が正直見込めないと自分で納得したタイミングで、自分のビートマニアの位置づけを考えなおそうかなと思って書き始めました。
地力を上げるビートマニアではなく、楽しくビートマニアをすることを重視する方向に転換するお気持ちです。

ビートマニア遍歴

  • ビートマニア前はポップンを趣味程度に触っていて、クラ9、スクリーン、ルイナスあたりをクリアしたくらいの実力。スコアは無

  • 22PENDUALからいきなりクソはまる。23歳後半あたり。フォルダピカピカがいいよねということで狂ったように低難易度フルコンしてた。十段とってAAハードできた。

  • 2016年に新卒入社(院卒)で社会人に。長時間労働でゲーセンの営業時間にはまず帰れなかったので、BMSをはじめる。

  • 24SINOBUZで皆伝。このころ発狂四段

  • 26Rootageで全曲イージー。このころ発狂六段

  • 27Heroic Verseで発狂九段。ここから伸び悩む

  • 転職して一般的な労働時間に。ここでブレイクスルーした

  • 29Cast Hourで発狂十段。地力のピーク。リコメンド★22到達、★19以下全イージー、★15以下漂白。このころはうまかった。

  • 30Residentで全白

現在のランプ状況など

  • レベル8以下 全フルコン

  • レベル9 未フルコン4

  • レベル10 未フルコン90

  • レベル11 65%くらいフルコン。全エクハ

  • レベル12 80曲フルコン。未エクハ70くらい。全白。

29Cast Hour以降もBMSは続けているものの、今は正直発狂九段が取れないレベル。
スコアは伸びている実感があって、12AAAは着々と増えているし、どちらかというと11のが顕著に伸びてる感はある。

今までのビートマニアの取り組み方

今までは、地力とかミスカウントの向上に取り組んで、達成感を得たり、プレイ中ノーツを捌くことに没頭することでストレス解消をしてきたのかな、と振り返ってみて思います。
ライバルとの切磋琢磨みたいなのもあったような、なかったような気がするけど、基本的には過去の自分との戦いを続けてきた気がする。

成長速度みたいなところで他人と比べて凹むことは(特に発狂九段とってから以降)あったけど、プレイ中はなんだかんだ楽しくできていたと思う。
めっちゃうまくなるのが速い人はミュートしてみないようにしてた。

「やっとエアゴハードできた!長かった・・・」とか見ると長くねーよみたいな感想を持ったりしてたので見ないようにしてた。けど、普通にすごいと認める度量の広さみたいなのが欠如しまくっていたなと冷静に思う。

今思うと、過去の自分より成長できている実感を得るためにビートマニアをやっているのに過去の自分に打ち勝てない自分と、その壁を悠々と突破する人を比較して嫉妬していたのかなという気がする。
成長しない自分が嫌になるから他人をミュートするというなんかよく分からないことをやっていました。

そして今もそこは克服できていなくて、素直に他人の成果を心から祝えていないことが結構あります。
全然格が違うとかならまだしも、自分の手の届きそうだった成果を達成した人への嫉妬は現在もまだあって、本当に性格悪いな~って自分で嫌になっちゃう

結局以下2点がビートマニアをする上で自分の中で大事だった気がする。特に一点目。

  • 過去の自分より成長できている実感 (BP、ランプ)

  • プレイ中の没頭感

自分の地力が上がっていない言い訳

発狂十段とってから2年間、結構いろいろ試行錯誤して自分の中ではベストを尽くしていたと自信をもって言えます。
けど、発狂皆伝への道を歩むことはできずゆっくりと遠ざかっていった。2年間も試行錯誤して努力してちっとも報われない経験ってそんなにないのでめっちゃしんどかった。

自分の取り組み方やメンタルコントロールも原因としては挙げられるとは思うけど、外的要因も普通にあってそれを言い訳にもう地力は伸びないと今日は自分を納得させたい。

まずは年齢。自分より年上で成長している方はいると思うんだけど、人によって何歳から取り組むかで地力の上限みたいなものは普通にありそうだと思っています。
25くらいからビートマニアはじめてOverjoy合格しましたみたいな人たぶんいないし、発狂皆伝合格している人はだいたい20代前半くらいまでには天空ハードできましたって人たちがほとんどだと思います。
30歳からビートマニアはじめて皆伝合格するのと、35歳からビートマニアはじめて皆伝合格するのは全然難しさ違うのは直感的かと思います。

今の地力、年齢を考えるとここからピーク時をこえる地力までもっていくのは考えにくいと思っています。
実際30歳で発狂十段初合格って人もあんまりいないんじゃないかな。自分のポテンシャルの上限近くまで頑張ったと思うし、ここは素直に誇りをもって自分を褒めたい。

やっぱり、今後自分が地力伸ばして発狂皆伝とかをとるのは難しいと思う。
せいぜい発狂十段再取得して地力維持がベストシナリオだと思う。

やりこめばやりこむほど、年上の方で高いモチベーションを保ち続けて打鍵をして地力を上げようと試行錯誤している人へのリスペクトが止まりません。本当にすごい。
自分はそろそろ地力を追い求めるのはやめようと思います。正直、もう自分には続けるメンタルは残ってないです。

これからのビートマニアの取り組み方

これまでと同じテンションで同じ指標を追い続けても幸せにビートマニアを続けられないなと察したのでやっぱりゲームチェンジがそろそろ必要なんだと思っています。
おっさんビートスタイルみたいな。(OSSAN'S BEAT STYLEってジャンル名の曲ありそう)

どういう指標を追えばいいのか考えてみる

プレイ中の没頭感

これは、本能的なもので今も感じられているので継続。
と、思ったけどこれまでは「限界に挑戦している没頭感」だったけど、「リズムよく演奏する没頭感」みたいな部分にシフトチェンジしたい気はする。ファーダリじゃなくてあぼべを楽しむみたいな?

これまでは「発狂から逃げる」って捉えちゃってたけど、もううまくなる必要もないから全力で楽しみにいきたい。できるかなぁ。

過去の自分より成長できている実感(スコア)

短期的にはいいかもしれないけど、これまでと同じ理由でそのうち頭打ちになるのが見えているのでこれを指標にするのもやめたい。

ライバルとの切磋琢磨

お互い実力がずっと変わらなきゃいいんですが、そうでもないのでバランスが崩れたときにやっぱり指標にしちゃうといろいろ落ち込んだりしそう。狙うのはいいけど、指標にしちゃダメかと思う。

仕事以外の人間関係

これは大事にしたい。
老後はまだまだ先だけど、いろんなこと話せるいろんな知り合いはいるにこしたことないと思う。
あと、シンプルにビートマニアを人とやるのは楽しい。うまくなろうとしなくても一緒に楽しむのはやってもいいよね。

今後ビートマニアをやる上で大事にしていきたいこと

  • リズムよく演奏する没頭感

  • 仕事以外の人間関係

大きなマインドチェンジが必要

音ゲー界隈って良くも悪くも数値で実力が示されるのでうまい人がえらいぞ!みたいな風潮が少なからずあると思うんですよね。ぼくも昔は心からそう思ってたし、今も拭いきれいていない考え方な気がします。

「ビートマニアやってるんです!」ってなってお互いの実力が判明したときに、うまかったらめっちゃ意識してしまいませんか?
自分はどうしても実力を意識しすぎちゃうのを払拭しきれていないです。長い付き合いとかなら何も意識しないけど。

よくよく考えてみると同じ趣味やってるもの同士楽しく語り合えばええやんって思うんだけど、、過去の自分はそんなこともわからないくらい正直自分の地力を上げるのに必死で地力至上主義みたいになっていましたね。

まだAAハードできない・・・まだ皆伝とれない・・・まだ発狂七段とれない・・・まだファーダリハードできない・・・まだ全白になれない・・・まだ発狂皆伝とれない・・・

はじめたての頃に皆伝がうまいと思ってたけど、実際皆伝なってみて。
皆伝なりたての頃に全曲イージーがうまいと思ってたけど、実際全曲イージーしてみて。
全曲イージーしたての頃に全白がうまいと思ってたけど、実際全白なってみて。

ずっと「あ~自分ってへたくそだなー」って気持ちは変わっていないんですよね。
たぶん自分が仮に発狂皆伝とかとれてても同じ考え方なんだろうし、仮に全エクハとかしててもたぶん同じなんだろうな。

自己評価で地力が無いプレッシャーに苛まれるのももう疲れたし、他人との関係性も地力とか関係なく接したいし、
これを機に必死も必死で仕方なかったころの考え方をアップデートしたい。

地力関係なく楽しくビートマニアをする!

ほかの趣味探し

自分が楽しく鍵盤を触れているうちは続けるつもりではいますが、次の趣味みたいなのも探してもいいのかなという風にも思ったり。

8年くらいめっちゃ真剣に取り組んだからこそ得られたものはたくさんあったし、ぼちぼち違う領域での学びを探しにいってもいいのかなとも最近よく思っています。

今は握力と競技プログラミングが結構趣味としてしっくりきてるんですが、両方とも一生趣味にできるとも思っていないので、いろいろやってないことを経験してみたりして今現在でしっくりくる趣味を探し続けるのはやっていきたいな。

空いた時間で適当な資格とったりとか、健康のために運動したりとか、やりたいことはいろいろ見つかりそう。

ビートマニアやってよかったこと

ビートマニアというか、ひとつの趣味を長い間突き詰めてみてよかったことですかね。

まあ、まずはいろんな知り合いが増えたのは一番。
音ゲー始めなきゃ出会わない人とたくさん会って話してできたのは純粋に人生経験も積めたしすごい楽しかった。

自分との戦いを長い間続けられて得られたことは、そんじょそこらの試行錯誤して失敗してのサイクルでへこたれなくなったのはあるかなぁと。
たぶん普通の人間黒イカあんなに対策して失敗してのサイクル回し続けている最中に挫折すると思う。仕事とかでメンタル全く傷つかなくなったのはビートマニア頑張ったからだと思っていて、仕事でどんなにきついことがあって黒イカよりはきつくないし、地力が上がらなくて悶える2年間よりはきつくない。

あとは結構自分のメンタルやらと向き合うことが多くて、ふとした瞬間にこうやって自分を見つめる機会が増えてまあまあ的を得たような分析ができるようになったのかなとも思います。
ある程度突き詰めてくると「ビートマニアはメンタルゲー」っていう人いると思うけど、本当にその通りで自分のメンタルと向き合うって機会が普通の人よりだいぶ多くて気づけばうまくなってたのはあると思います。

最後に、自分はランプに執着してたからですが一定の成功体験を得られたのも自信になっていて、ビートマニア以外の何をやるにしても謎の自信が出るようになったかな、と。

十段とれて自信になって、
AAハードできて自信になって、
皆伝とれて自信になって、
冥ハードして自信になって、
全白になって自信になって、

とこれはマジでよーやったわと自分でも思っていて、人生2周目で同じタイミングでビートマニアはまってもここまでランプに執着心もって取り組めたかといわれると正直無理だと思う。
もっと若くからはじめて、ホワイト企業に就職して今のランプ状況になったとしてもここまでいろんな学びや挫折は多くなかったと思います。

まあ、ビートマニア自体で出会えたことはめちゃくちゃよかったと思っているし、めちゃくちゃいい影響を自分の人生にも及ぼしていると思う。
こんなにひとつのことを8年間も強い執着心をもって取り組めたのは本当にはじめてだと思うし、今後もこういう趣味に出会えるかでいえば正直可能性は低いと思う。

結局どうするの?

今作までは頑張ってスコア狙う

正直、スコアは真剣に取り組んで日が浅いのでやり残した感がまだすごい。

今作続けている間も過去ランプは意識しない

特に12高密度はもう考えない。ファーダリは観賞用譜面。

積極的に人とビートマニアする

これは次回作以降も気が向くうちはやっていきたい。

積極的にいろんな経験を重ねて次の趣味候補を探す

世の中に無限に趣味なんてあるし、次の10年もっと根本的に夢中になれるものもあるかも。よく8年も頑張ったよ。

超長文失礼しました、最後まで目を通していただきありがとうございます。
同じく地力向上できなくてゲームチェンジを試みている方の背中の後押しになれば嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?