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日本が誇る環境浄化技術「酸化チタン光触媒」とは?

CLEAR & CLEAN の精神を胸に…
自己結合性酸化チタンの光触媒技術で世の中のお役に立つことを目指しております、ナノゾーンジャパン株式会社です。

2020年、世界に蔓延したCOVID-19の影響で「光触媒による除菌・抗菌」という表記を目にすることが増えましたが「光触媒に除菌・抗菌効果ってどういうこと?」と言われると「えっと・・・」となる方も多いのではないかなとおもいます。

このブログでは光触媒という素晴らしい技術を、もっと身近に感じていただけるように、できるだけ分かりやすくお伝えしていきたいとおもっていますので、ぜひ肩の力を抜いてのんびり読んでください^^

光触媒とは?

光触媒(ひかりしょくばい)とは、汚れや細菌などを無害化(「水」と「二酸化炭素」)に分解する物質の事をいいます。

「光」を利用して色々な反応を起こさせながら、自身は「不変」であるというのが光触媒の特徴です。いわゆる、植物の「光合成」によく似た反応と言われています。

代表的な光触媒の材料「酸化チタン(TiO2)」

「光触媒」といえるものは色々ありますが、現在実用化されているものは、ほぼ「酸化チタン」だけです。

ですから、通常「光触媒」と呼ばれるものは「酸化チタン」だと思って問題ありません。

※ 弊社の光触媒コーティング「ナノゾーンコート」も家庭用光触媒除菌・消臭剤「ナノソルCC」も酸化チタンが原料の製品です。

チタンは軽くて丈夫な金属で、ゴルフクラブや眼鏡フレームなどによく使われてますよね♪. そのチタンと酸素が結合した物質が酸化チタンです。

そして、酸化チタンは、主に鉱石の中に化合物として含まれる、自然界に存在するもの。地殻中に約 0.6%存在して火成岩やそこから得られた沈殿物の中に多く含まれ、 地球上に広く分布しているそうです。真っ白な物質で、毒性はほとんどないということで、昔から着色料、顔料、絵の具など、色々な用途に使われていたとのこと。

新しく作られた化学物質ではないんですね^^

酸化チタンの欠点

でも純粋な酸化チタンには大きな欠点がありました。

「光(紫外線)が当たると、周囲のものを分解してしまう」という欠点です。

塗料を白くするために酸化チタンを混ぜると、塗料を分解してボロボロにしてしまうのです。

そのため、着色用の酸化チタンは表面をコーティングして、塗料などと直接接触しないよう工夫をして分解を抑えています。

欠点が利点に

これを逆手にとったのが、光触媒としての用途です。

「光(紫外線)が当たると、周囲のものを分解してしまう」という酸化チタンの特性を生かして、油などの汚れ、細菌やウィルス、空気中の有害有機物質、においの元、何でも酸化分解しちゃうよ!という話です。

大量に処理することはできませんが、微量のものを少しずつ分解していくことができるので、用途が大きく広がっています。

ちょっと長くなってしまったので、今日はここまで^^

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どうでしょう?分かりやすくお伝えできてますか??

少しでも光触媒という素晴らしい環境浄化技術に興味を持ってもらえたら嬉しいです。




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