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ショローと6にゃんず・猫メンバーの変わる勢力図に打開策を考える

深夜、
ギャオギャオーーン!
フン、フンニャーギャラオー!
という猫たちの絶叫で目が覚めた。
ワタシの胸元で眠っていた19歳プライベートキャット(猫嫌いの猫)の夏子もただならぬ氣配に耳を伏せている。
しばし、布団の中で耳をそばだてていると、またもや大絶叫と派手にドタンバタン駆け回る物音が。
「あんたたち、なに、やってんのっ!?」
寝室から、ドスドス足音荒く(わざと)リビングに行ってみると、固まっている「わこ」(16歳・おばぁにゃん)、わこを追い詰めている「ヤムヤム」(1歳・あんにゃん)がいた。
ちなみに、他の3にゃんは「我関せず」の構え。


体力氣力バリバリのヤムヤム1歳

ヤムヤムは日頃からわこを追いかけることが多い。
その都度、わこは「ギャー」と悲鳴を上げながら逃げる。
だが、たいてい、そこまでで終わるのだ。
猫は瞬発力抜群で短期集中は得意だが、持久力はない。
ところが昨夜は違った。
必死で逃げ回り、執拗に追いつめることが繰り返されていた模様。
両者ともに怪我はしていない、ひとまずオッケー。
「夜中にうるさいよ、いい加減にしてください」
目を三角にして、わことヤムヤムに言い渡し、寝室にもどった。
スン……。
スン、スン……。
やれやれ、ヤムはまだ若いから力が有り余っているのかねぇ?
ひょっとすると、やっとタオの発情が止んだことも関係しているかも?
タオが発情中、ヤム(去勢しても行為はする)がマウントをすることで、タオの止むに止まれぬ生理的欲求をなだめていたのだ。
それがお役御免となった今、ヤムのなかのなにかむしゃくしゃする
「なんだよぉ、なんなんだよぉ~」
といった思いが、わこおばぁにゃんにぶつけられたものか?
と、そんなことを考えているうちに眠ってしまった。

長毛のわこ、若く見えるが16歳


ギャウーーン、ギャオ、ギャオ~!
ドタン、バッタン!
またですか?
フントに、まったくもぉ!
しかし、こういうとき、怒りに任せて怒鳴っては逆効果である。
猫はかなりしたたかな部分があって、たとえば、
「騒げばアイツは起きてくる」とか、
「騒げばドライフードが出る」
と学習されたらアウトだ。
ここは冷静に、粛々と行動すべし。

ケンカをすることで、ワタシの関心を引きたいのであれば、それはなにか?
腹が減ったのか? 
いやいや、安易にフードを出さんぞ!
ひょっとして、今夜はエアコン切ったから、寒い?
ふいに、ヤムが寒くなりかけに軽い膀胱炎になったことを思い出す。
そこで、黙ってエアコンをオンにした。
わことヤムヤムは、ワタシの姿を認めた途端休戦体制になっていた。
相変わらず、他の3にゃんずはマイウェイ状態である。

(左)ちぃちぃ14歳、(右上)タオ1歳未満、(左下)トーマ16歳


「じゃ、ワタシ、寝るからね」
と言って寝室に戻った。
シーン……。

ひとまず、これで落ち着きそうだった。
ただ、ちょっと氣になったのは、今年16歳というわこの年齢である。
人間齢に換算すると80歳。
ワタシが80歳で、若い兄ちゃんに執拗に追いかけられたら?
そりゃ嬉しい、ん?
い、いや、ちゃいます、ちゃいます、それは苦痛でございまする。
そろそろ、わこにもちゃんとしたプライベートスペースを作ったほうがいいかも。
夜の間だけでも、若猫たちから隔離して、ゆっくりできるようにする。
となると、書庫にしている部屋に鍵をかける。
そう思い付いた瞬間、即書庫の戸を見に行ったのだが、あいにく書庫の戸には鍵がついていなかった、チーン。
だったら、猫楠舎でやっていたように丸棒ラッチで戸が開かないようにする?
丸棒ラッチなら500円もしないし、大げさな感じもしない。
夜間、書庫に水とトイレをセットして、わこルームにする案はなかなかグッドではあるまいか?

どうやら少しずつ、猫同士のバランスが変化しているらしい。
わこは老猫に、ヤムヤムは成猫に。
生きている限り現状維持はないと考える。
猫はニンゲンの4倍の速さで年を重ねる。
ついつい、あの可愛いい見かけに錯覚しがちだが、彼らはワタシらよりずっと老成しているのだ。

そのときどきに応じて、住環境も徐々に変化させていく。
ジブン自身が年を重ねて、これまでできていたことができなくなったり、脳もこころも対応できなくなったり。
逆に、完璧さや素早さ、「こうせねば」といった思いなどを手放すことができる。
この「あわい」で、老猫とショローがなるべく快適に、ご機嫌元氣に過ごしていくには?
そんなことを、ワタシの事例のみではあるが、具体的にお話して、ちょっとでも、だれかのお役に立てたら嬉しい、なんて思う次第。

丸棒ラッチの設置報告はまた後日。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
今日もご機嫌元氣な1日を。

昨日のさんぽで散歩で見かけたアザミ。



 


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