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1/27 歯が痛いのは我慢できない

おはようございます。
数日前から、噛むときの違和感を感じていました。予兆はあった。
昼食は恐る恐る噛んだ。食後の歯磨き、口をゆすぐと歯にしみる、というか歯茎が腫れて左あご全体に痛みが広がっているような……。からだ全体がだるくて何もできない。ぼんやり『鳳凰の飛翔』を見ていてウトウトしている。
ヤバいかも、明日歯医者に行かなきゃ。

先日見たYouTubeで、ワタシと同い年のみうらじゅんが、
「ボクなんかじぶんの歯は半分くらいしかないです。ぬれ煎餅がピッタリの年齢になったなぁと思うんです」
と言っていたのが脳裏に浮かぶ。
常に三幸製菓の「本格堅焼き越後樽焼き」せんべいを切らさないワタシとしては、(じゅんちゃん、可哀想に)と思う一方で、(へっへへ、ワタシはまだぬれ煎餅じゃないぞ)という優越感もあったけれど、昨日は(じゅんちゃん、ワタシもぬれ煎餅倶楽部です)とコメントしちゃうかも、というかなりトホホな状態になった。

歯に憂鬱を抱えたまま、夕方ビーチクリーンに行き、ざっぱーーんと打ち寄せる波を見たら、突如として(今日歯医者に行かんとマズい)と閃いたんです。なにがきっかけになるか、行動に移すときの突発的なアレって、ホント不可思議ですよね。
ともあれ、次の瞬間にはスマホで歯医者に電話をしてました。
受付のお姉さん、いつもの鼻がつまったのんびりした口調で言う。
「今日の18時、来れますかぁ」
「はい、行きます、ありがとうございます」
予約した段階で、歯の方も安心したのか、幾分痛みがひいたような……。
しかし、ワタシとしてはせっかく診察に行くなら、思い切り悪い状態を診てもらいたいという氣持ちがある。相反する氣持ちを行ったり来たりしつつ、ビーチクリーンを終えました。

この波が「歯医者に行きなはれ」と背中を押した。

行きつけの歯医者は車で約12,3分。普段よほどのことがなければ、日が暮れてからの運転はしないけれど、歯の痛みには代えられない。

受付のお姉さん(じぶんより年下を「お姉さん」ゆうのも変ですが)、にこやかに聞いてくる。
「どうゆう感じですか」
「左下奥のインプラントらしいんですが、噛むと痛いし、水がしみて、左頬が腫れてきたように感じます」
答えながら、そうだ、そうだ、またもインプラントが地震元だ、と氣づく。

すぐに診察室に通され、いつも快活な先生がやってきました。
「ははーん、インプラントが緩んで、いろんなものがつまっちゃってますね。いったん外します。麻酔かけますね。(ぐー、ギリギリ、シューシュー、ぐいぐい、ギリギリ、シューシュー)はい、これで収まると思います」
あれよあれよで治療が終わり、終わった瞬間から、さっきまでの不快な痛みと全身のこわばりが取れていました。
おお、やっぱり今日来ておいてよかった~。

去年の秋にもインプラントのフタが取れたことがあり、そのときはキュッキュッと締め直してもらった。
「こういうことはありますから大丈夫ですよ」
そういわれて、そうゆうもんかと思って済んだ。そんなことがあったので、「またか~」と思ったのです。悪く考えれば、いくらでも妄想が膨らみますが、今回もまぁ、「よくある類」だと思うことにしましょう。
世の中に「絶対」はありえないし、ひとまず「不」の解消はできたのですからね。
先延ばしせずに歯医者に行ったオノレを誉める。だれも褒めてくれなきゃ、じぶんで褒めるのも自給自足のひとつだと思ってます。

小さいときから歯が弱くて、年中歯医者に行っていました。昔の歯医者の匂い、あの独特な匂いや音をいまだに覚えています。あの頃から比べたら、今の歯科医院はすっかり様変わりしました。歯の治療は痛くて当たり前の時代から、今は痛くないよう配慮してくれるようになった。つくづくありがたいことです。
ただ、今や治療を超えて美容と予防の方向にガンガンお金を使わせようという戦略が見え隠れもする。ショローの年金生活者としては、どうかこの先やりすぎないようお願いしたいとも思います。

ぬれ煎餅オンリーになるにはまだ早いけれど、堅焼煎餅も口の中で転がしながら食べる、そんな世代になってきたのかも。頑張ったり抵抗するより、徐々にそういうからだの変化を受け入れていこうと思います。

ではでは、今日もご機嫌元氣な1日を。

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