おはようございます。
昨日は先月発注した椅子を受け取りに車で天神に向かいました。
今回、高速を使わない下道に挑戦です。
峠に「わかさ農園」を発見し、天然酵母パンを購入。
新しい道はドキドキもありますが、ワクワクが勝る。

運転しているうちにどんどん晴れて、行く先々で桜の花が出迎えてくれます。桜の花のシャワーを浴びるような道もありました。

出かける寸前、サカグチを誘ったところ、天神ランチ決定。
1時間ちょっとで無事お店に到着し、後部座席を倒した車内に完成した椅子をサクッと積み込みました。出来立てのマイチェアは超軽量、片手でスイッと持ち上げられます。今、その椅子に座ってこれを書いているんですが、ホント買ってよかったです。人生はいつ終わるかわからないから、今を快適にせねば、です。

電車でやってきたサカグチ、会った瞬間、満面の笑みを浮かべながら、
「ナンリさん、何食べます？」
と尋ねる。コレがサカグチです。
天神はサカグチのお庭、候補店を列挙してくれます。
「この前の『わっぱ食堂』は当たりだった。ほしたら同じ田中田グループの『魚忠』に行って見よ」
東京なら表参道っぽい街、そんな中にも桜の花が見え隠れ。
てくてく、ウキウキ、ルンルン、てくてく。
魚忠、開店時間に行ったのですが、すでに10組待ちの状態でした。行列には中国や韓国の方もたくさん。
おしゃべりしながら待つこと20分くらい。
ワタシは鰈煮つけ定食、さかぐちはとんかつ定食をチョイスし、当然のようにシェア。わっぱ食堂よりちょっと高級な感じ。海外の方にも人氣なのがよくわかる。ウマウマ、ニッコリ、じゅるる、ニコニコ。

お腹が倖せになったところで、天神界隈をウィンドウショッピング。書店や無印良品店、おしゃれな雑貨屋、ブルーボトルコーヒー店など見て歩きました。たまには人混みにもまれておかないと、東京に行ったとき氣遅れしてしまうかも。いや、それはないな。

「お茶するとこ、探そう」
ところが、案外適当なカフェが見当たらず、結局「藤城清治100歳」展を見に福岡市博物館へと車を走らせることに。

思いがけず入ったこの展覧会、ふたりともあまりの美しさに顔を見合わせて言葉もありません。観ていて、鳥肌が立ちました。
絵本などで藤城清治氏の作品はなじみのあるものでしたが、実物はその何百倍も迫力があり、何千倍も圧倒的な「平和を願うこころ」に満ちていました。
「来てよかったね～」
「ホントですねぇ」
100歳の現役でいらっしゃる。
光と影の影絵によって「美しい地球・生きる喜び・未来」のメッセージがほとばしる。そう、光と影、両方あってこそ、なんですね。
ここでもまた、宮沢賢治の銀河鉄道の影絵を見つけました。賢治作品の『やまなし』『双子の星』の影絵、実物をしっかり目に焼き付けました。

ため息とともに会場を出て、ふたりして最寄りのカフェになだれ込みました。公園に面した大きな窓を見ながら、並んで腰かけ、アイスコーヒーをズズー。
たわいのないおしゃべりから、やがて1週間前にあちら側に渡ったK氏の思い出に。いろんな思いが交錯し、うまく言葉にはならないけれど、ぽつぽつと思いを紡いでいく。あちら側、そしてこちら側に残った人々。
そういう思いを、いっしょにいて共有できること。

ただひとつ、ワタシに言えることは、ココから受け取ったメッセージだ。
「いつもナンリちゃんのご機嫌元氣を願っているよ」
一足先にあちら側に渡った方たちはみんなそう願っているのだと思いたい。
だから、あちら側の方々を悲しませるような生き方をせず、なるべくご機嫌元氣でいよう。
美味しいものを食べ、美しいものを見聞きし、今生きているこのときを謳歌しよう。
いつか再会するその日まで、ご機嫌元氣に参りましょう。

今日4/8はお釈迦様の日、生きていればミョウコウ105歳の誕生日。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今日もご機嫌元氣でありますように。