5月第2週のトピックスです。

• 今週はピックアップ対象の父日本調教馬産駒の中で勝ち上がった馬はいませんでした。

• 日曜日のソウルでは重賞2鞍が行われ、トゥクソム杯G2はRAON THE SPURT、SBSスポーツスプリントG3は同軍団のRAON THE FIGHTERが勝ちました。ちなみに前者にはRAON FIRSTが2着に入っており、ラオン軍団の強さが際立っています。

• 日曜日のソウル最終レースで本年第2位となる50.7億ウォンの売上がありました。

売上・配当関連

2023年最高配当（記録更新無し）

　単勝　146.7倍（3月12日 ソウル2R C6 3歳未勝利 ⑨）
　複勝　30.4倍（3月10日 釜山慶南1R C6 3歳未勝利 ⑨）
　馬連　767.9倍（3月10日 釜山慶南1R C6一般 ⑥－⑨）
　馬単　1,682.6倍（3月12日 ソウル2R C6 3歳未勝利 ⑨→③）
　ワイド　189.8倍（4月7日 釜山慶南7R C4一般 ③－⑤）
　三連複　4,225.3倍（2月17日 釜山慶南3R C6一般 ⑥－⑩－⑪）
　三連単　46,469.4倍（2月17日 釜山慶南3R C6一般 ⑩→⑪→⑥）

2023年最高売上レース（☆＝今週記録更新）

　1位　50億9,340万7,500ウォン（1月15日 ソウル8R クラス5一般）
☆2位　50億6,558万1400ウォン（5月14日 ソウル11R クラス4一般）
　3位　49億4,606万9,500ウォン（1月15日 ソウル11R クラス2一般）　

以下、詳細な競走成績は下記リンク先（英語）よりご覧ください。

2023年5月12日（金）

（ピックアップ対象馬の出走はありません）

2023年5月13日（土）

ソウル1R　クラス6 3歳未勝利 1200m 11頭

9着 ⑪호명에이스 (HOMYEONG ACE)（牝3、父フェデラリスト）

ソウル3R　クラス6 3歳未勝利 1200m 11頭

8着 ①대왕순간이 (DAEWANG SUNGANI)（牡3、父フェデラリスト）
除外 ⑨테스타루비 (TESTA RUBY)（牝3、父テスタマッタ）

ソウル4R　クラス6 3歳未勝利 1300m 11頭

6着 ③페더럴프레스 (FEDERAL PRESS)（牡3、父フェデラリスト）

ソウル6R　クラス5 一般 1200m 11頭

11着 ⑩파티파워 (PARTY POWER)（牝10、父オレハマッテルゼ）

ソウル8R　クラス3 一般 1800m 8頭

2着 ④스트롱벌처 (STRONG VULTURE)（騙7、父テスタマッタ）
4着 ⑥남산호랑이 (NAMSAN HORANGI)（騙4、父テスタマッタ）

2023年5月14日（日）

ソウル2R　クラス6 3歳未勝利 1200m 11頭

8着 ④한강스카이 (HANGANG SKY)（騙3、父フェデラリスト）

ソウル4R　RWITCトロフィー（RT65以下）1200m 13頭

2着 ⑧파르키우스 (FARCIARZ)（牡3、父テスタマッタ）

ソウル6R　TCKトロフィー（RT80以下）1800m 11頭

8着 ③원더풀데블 (WONDERFUL DEVIL)（牝5、父テスタマッタ）

釜山慶南6R　SLTCトロフィー（RT80以下）1600m 12頭

3着 ⑪원픽 (ONE PICK)（牡6、父アドマイヤドン）
10着 ⑦천년의약속 (CHEONNYEONUIYAKSOK)（牡7、父テスタマッタ）
12着 ①스타마타 (STAR MATTA)（牡4、父テスタマッタ）

ちなみに2022年3歳クラシック三冠を分け合った③캡틴양키 (CAPTAIN YANKEE)（牡4、父OLD FASHIONED）とコリアンダービー馬⑫위너스타 (WINNER STAR)（牡4、父CONCORD POINT）はそれぞれ5着、7着に敗れています。

ソウル8R　トゥクソム杯G2（3歳以上牝）1400m 14頭

1着 ⑨라온더스퍼트 (RAON THE SPURT)（牝4、父MUSKET MAN　母トミケンスプリング）
2着 ⑪라온퍼스트 (RAON FIRST)（牝6、父MUSKET MAN）
3着 ⑧연희일출 (YEONHUI ILCHUL)（牝6、父TIZ WONDERFUL）
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13着 ③원더풀루비 (WONDERFUL RUBY)（牝7、父テスタマッタ）

RAON軍団の古馬牝馬のツートップである라온더스퍼트 (RAON THE SPURT)（2022年慶尚南道知事杯G3優勝）と라온퍼스트 (RAON FIRST)（2022年大統領杯G1、同年トゥクソム杯G2など大賞競走6勝）のワンツーフィニッシュとなりました。ただしレース内容は逃げたRAON THE SPURTが最後の直線でRAON FIRSTを突き放す形となっており、この距離ではその強さを大いにアピールしました。

ソウル10R　SBSスポーツスプリントG3（3歳以上）1200m 11頭

1着 ⑥라온더파이터 (RAON THE FIGHTER)（牡5、父BAYERN）
2着 ③어마어마 (EOMA EOMA)（牡6、父ALGORITHMS）
3着 ④쏜살 (SSONSAL)（牡7、父ADIOS CHARLIE）

結局は2強決着となったこのレース、内枠から3番手で先行し最も経済コースを通ることができた어마어마 (EOMA EOMA)（2022年コリアスプリントG1/IG3優勝）でしたが、外から2番手に付け最後は外に回して直線突き放した라온더파이터 (RAON THE FIGHTER)の強さが際立つレースとなりました。

RAON THE FIGHTERはG1未勝利ながら既にG2/G3を5勝していることに加え、特筆すべきは1000～2300mの間で生涯連対率100%（15-4-0-0）という距離不問の快速馬。筆者は勝手に同馬のことを「韓国のヤマニンゼファー」と呼んでいますが、秋の最大目標は間違いなくコリアカップ（ソウル1800m）かコリアスプリント（同1200m）。同馬はどちらでも対応できるので、今後の進路に注目です。

今月の主要競走

5月21日（日）YTN杯G3（3歳以上、ソウル2000m）

今年4月のヘラルド経済杯G3を快勝した昨年の年度代表馬위너스맨 (WINNER'S MAN)（牡5、父MUSKET MAN）や同競走2着馬の투혼의반석 (TUHONUI BANSEOK)（牡5、父VERRAZANO）、そして심장의고동 (SIMJANGUI GODONG)（牡7、父JIGEUM I SUNGAN）と문학치프 (MOONHAK CHIEF)（牡8、父PIONEER OF THE NILE）の両G1ウィナーなど10頭が1週前登録を行っています。

2023年大賞競走優勝馬／開催予定