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大阪寿司の日:9/15のコラム

関西厚焼工業組合が制定。押し寿司などの大阪寿司は生魚を使わないことからお年寄りにも安全・安心であるとして、長らく「敬老の日」であったこの日を記念日とした。

大阪寿司と聞いても、あまり知らない人も多いかもしれないけど、握り寿司ではなく、木型でつくる押し寿司のことを指す。上にのせる具は、酢締めの鯖、昆布締めの鯛、焼アナゴ、ゆでたエビ、玉子焼きがよく用いられる。
それ以外にも、ばら寿司や巻き寿司なども含めることもある。

ちなみに、ばら寿司というのは、五目ちらし寿司のことだ。そして、巻き寿司というのは、太巻き寿司のことで、高野豆腐や椎茸の煮しめなどが具に入ったもののことをいう。

大阪寿司を意識したことが、子どものころはあまりなかったが、中でも私が一番好きな大阪寿司は、バッテラだ。
生魚の握り寿司が苦手なのだけど、このバッテラだけは大好きなのだ。

バッテラは、酢飯に、酢締めにした鯖をのせ、その上に、昆布をのせる。この昆布は、白板昆布(バッテラ昆布)といわれるもので、やや透明で、下の鯖がうっすら見えている。
酢締めなので、生臭くないし、昆布の旨みがあって、本当に美味しい。

バッテラというのは、ポルトガル語の bateira(バテイラ=小舟・ボート)が語源らしい。コノシロを使っていた時に、その形がボートに似ていたことからだという。

バッテラの語源がボートだなんて、知らなかったなぁ。そういえば、昆布アメも割と好きなんだよなぁ。

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