nao ashidachi

写真家。母。zine "boys in tokyo sentimental&…

nao ashidachi

写真家。母。zine "boys in tokyo sentimental"東京の街の写真を撮っています。現在シドニー在住。

最近の記事

私たちも罪人だったかもしれない

「ニュース見たらさ、一瞬自分かなって思っちゃったよ」 ママ友と話していた時に言われて心底びっくりした。 前日に住んでいる同じ市で2人の幼子を殺してしまい母親が逮捕されたニュースが報道されていた。確か3歳児と1歳児、寝ていたところ首を絞め殺してしまったと。近所の人から見たら一戸建てのマイホームで幸せに暮らす4人家族だった。 ママ友が言った言葉に心底びっくりした理由は私も全く同じ思いだったのだ。 当時うちの子達は殺されてしまった子たちとほぼ一緒の年代だった。言葉が通じない生

    • 小学生2人とオーストラリア自粛生活

      3月23日、オーストラリアで都市封鎖宣言が言い渡されてから子供達とお家にこもっている時の記録です。 3月と言えばちょうどこちらでは学校が秋休みに入ったときですね。 年末年始に日本に帰っていて、3月からも1ヶ月日本に一時帰国する予定だったのに私たちみたいな外国人がオーストラリアに再入国することが絶望的だとわかったので日本行きのフライトはキャンセルに...涙 冬服もカメラも全部日本に置いてきているよ。 グループ展示をする予定だよ。 新しいzineを印刷して発表する段階だったよ

      • 東京かわいいタクシー収集

        タクシーって可愛すぎるので東京のあちこちで撮った写真を載せていきます。 金町の駅前のロータリーですね。 タクシー自体というよりも中心に立つ時計を囲んだタクシーの構図がいいです。 ここは鶯谷駅北口です。 宝くじの看板との共鳴が本当にかわいい。 なんか..なんか君たち合いすぎだよって慌ててカメラを出したの覚えてる。 ここは反対側の出口、鶯谷駅南口のタクシー乗り場です。 この南口は好きな東京の改札口トップ5に入るくらい好きな場所です。 2枚目は上野方面へ登ったところで待機して

        • 愛は受け継がれていくものなんだと

          3年前の夏、私の母は癌で亡くなった。 身近な人の死というものは、遺された者の人生観をまるで変えてしまうものだと思う。 知らせは父からの電話にて、「びっくりしないで聞いてね」と始まり、もうその父の言葉で私からは自分でも聞いたことのない唸りのような悲鳴のような声がでてきたのを覚えている。 亡くなる一週間前に実家に帰ったとき、あなたはきっとこれからもきっと大丈夫だから、とまるで会えるのが最後みたいなことを言われたから「ママ死なないでよ」って言いかけたけどやめた。未だにあのとき死な

        私たちも罪人だったかもしれない

          lost in translation with two tiny humans

          夫が転勤になり、日本からオーストラリアのシドニーに子供たちを連れて引っ越しました。私たち母子はこの4月に渡豪しましたが夫はもう既にその1年前からシドニーにて駐在生活を送っていました。東京から離れることができず、日本にて母子家庭をしてまでズルズルと渡豪を引き延ばしていましたがタイムリミットが来て、そして家族合流。 まず引っ越し荷物を日本から送ったはいいけど船便って2ヶ月以上届かないんです。その間、家族でキャンプみたいな生活を送り、一番の悩みは腰痛でした。空気で膨らましていたマ

          lost in translation with two tiny humans