見出し画像

近況とがんセンター通院記録。

疲れている。
父親との噛み合わないやりとりも(最終的に不利になると返事がなくなって終わる)
部屋を探すのもなかなか返事がなくて疲れる。
待っている間にも心臓がバクバクして耐えられず、安定剤を飲んでは寝てしまう。
結局何もせずに一日が終わって、風呂にも入れず。

バイトの前とか、出かけるのが決まっているとお風呂には無理してでも入るんだけど。

先週の土曜日は三か月に一度のがんセンター受診日だったのですが、それもお風呂に入れず、前回は触診もなかったからいっかー、と思ったら突然「乳腺エコーとらせて」と言われた。まさかの突然!
「先生、すみません、今日はお手入れしてなくって…」
「そうか、じゃあ次回な?三か月後にはするで。転移してたら嫌やろ?」
「はい。まぁもう、転移してても悪化しててもいいですけどね。はよ死にたいし」
「そんなん、辛いで?苦しいし、痛いで。それでもなかなか死なれへんで」
「もういいんです。何もないんで。」
まぁ、三か月後には受けますとも、ちゃんとお手入れしていきますよ。

で、ずっと気になっていた事を思い切って聞いてみた。

「先生、ずっと気になってたんですけど、おいくつなんですか?」
「え?僕?48」
「え、全然変わってなくないですか?なんで?」
「いやいや老けたよ。」
「という事は…初めてお会いした時は今の私ぐらいの年齢だったんですか!」
「そうやなぁ、40は過ぎてたかなぁ?」

7歳ぐらいしか差がなかった事にもびっくりしたし、そもそもその当時からのインテリというか貫禄というか、その割にはやんわりした関西弁に何度癒されたか。

そして更に前のバイト(餃子屋)に戻るという話をしたら
「そしたら今度食べに行くわ!餃子にビール最高やんな!」
「あ、先生、残念ながら今はビールがアサヒからキリンになったんです」
と言ったらスタッフさん達が全員笑ってた。
私はアサヒスーパードライ派なので、とても残念な事だったんだけど。
まぁ、私のシフトも知らず、多分土曜日しかこっちの病院に来ていないので、会う事もそう無いであろうけれども、気にしてくださっている事に変わりはない。

そして、がん宣告から8年、担当の医師が変わらず居てくださることも奇跡だと思う。
(総合病院の医者の移動は激しいからね)

実際手術してくださったのは別の先生だったんだけれども、その時から担当の先生はベテランなんだと思っていたんだけれど、今もまだ40代だったんだということに改めて驚いた。
「最近の50代も若いもんなー」とか年齢聞く前に思っててごめんなさい。まだ50歳にすらなってなかった。

結局、この先生と会うと、病気の話よりもバイトどうした、とか、精神的に病んでいる時にはかなり癒される先生なのである。

味は変わったけれど、雰囲気は変わらないので是非餃子とビールで疲れを癒してほしいと思ういち患者です。

こんな奴にでも小銭を投げつけていただければ幸いです。 頂いたお金は全て愛猫のご飯代、トイレの砂代になります。何卒宜しくお願い致します。