もしかして、報われなさを思い知って初めて気づくガチ恋の方が多いのかな(アイドルオタクの恋愛観)

改めまして、私、男性アイドルオタクです。
推しを見るたびに好きが溢れてしまうので、こうやって二次創作のように尊さを記して讃えて、時々自らの生き方をも省みるのを趣味としている。

現実世界でも恋多き系…と言われたら少しそうかな?というところだが、なんせ"アイドルオタク気質"の持ち主でもあるので、芸能の世界のみならず現実世界にも"推してる"枠をつくりがちで。クラスのあの子の笑顔可愛いよね推せる、みたいの、結構あります。
えっみなさんもありますよね?そういうの。

で、大体それは、その、リアリティを持って付き合いたい、あんなことこんなことしたい…という欲が掻き立てられるようなものではなく。ただ会えると癒されるなんかエモい、無意味に頑張れる気がする。推しってそういうものじゃないですか。多分私、人のことを研究する仕事についてるくらい、そもそも人間が好きなんです。(それが恋愛っぽく紐づきやすいのはENFP特有なのだろうか。)



だから、アイドルといい周りの推し枠といい、その気持ちを相手にぶつけたくなるとか、思いが勢い余って嫉妬したり苦しくなったり…は心当たりないんですよね。推したくさんいるし、同担も歓迎だし。恋愛とは別だし。むしろガチ恋しちゃってるような人を横目で見てるような感じだった。

この夏は推しのスキャンダルに友達が悩んでしまったこともあってガチ恋心理について冷静に考えてみたりもしました。


悪いことじゃない、
とかなんとか余裕こいていってますけど。


それ、もしかして
自分がまだへこむ側になってないからなだけじゃね? と今になってふと思い知ったのです。
夏が過ぎて、風がしんと冷えるようになったこの季節に。

というのも、すみませんここから私のただの日記になるわけだが…どなたかお優しい方、聞いてくれます?

その、近しいところに推し枠がいるわけです。
文章にすると恋バナにしか見えないが、エモ推し枠なんですよ。お付き合いしたいですかと言われるとそういうのではなく。正確にいうと異性としての好感は否定できないが、具体的なアクションを求めてるわけではないという、一方的に気楽に推してますな感じ。ワンチャン期待すらない。言えば言うほど言い訳がましいが信じてください。ついでに言い訳しとくと、別に小悪魔できるような器でもないので、無邪気にデュフフと笑ってるのを想像してもらえると。


でね、昨日ふと用事でやりとりした流れで
好きな人とうまくいってなくて元気ないんよ…って言われたのね。

その時、いやもうタイトルやこれまでの流れでわかると思うけど、
あっ、そうなんだ?
と返しつつ、急に目の前がくらっとなって

(あれ、辛い??私もしかして今、悲しい?)
と虚しさなんだか情けなさなんだかに襲われたと言う話なんです。

いやー、戸惑いましたね。
私、何か期待してたっけ?
これ失恋なん?だとするとイタすぎん?

これ別にここで嘘ついたり見栄張っても仕方ないから。本当に、ガチで狙ってたとかじゃないんです。いかなる異性も自分が好きなはず!と思ってるわけでもないです。だから驚いたの。
そのあと寝れなくてなんならお腹痛くなったからな。

ひょっとして、推しへのガチ恋って、
"それが報われないことを思い知って初めて知るパターン"の方が実は多いのではないだろうか…?


これです。
これが私の学びです。


推しがもともと好き過ぎてガチ恋ー!の人が熱愛報道見て辛いのはそりゃそうなんだが、もしかして、スキャンダルを目にしてはじめて "!?!?" となった人の方が実は多いんじゃない?そしてそういう人の方が、まず最初に自分の気持ちがわからなくてパニックになる。整理がつかない。

相手の好きな人は決して自分ではない、というまあ当たり前の事実だけなのに、こんなにも心は激しく反応するものなのだろうか。関係ない、じゃなくて、見ないようにしてた、だけなんだろうか。推し、という一方的な都合のいい言葉で。

ちゃんとした1対1の恋愛だったらスパッとした断面の悲しい!なのかもしれないが、自分が傷つかないような世界に浸ってると、それが何かしらの弾みで失われた時、人は現実を受け止めきれずトゲトゲして怒ったり失望したりするのかもしれない。

熱愛発覚後の憤りって、つまりこういうことですよね。
(a) 好きな人が他にいつつ、あなたにも好かれたかった、これからも応援してください
→なにそれ不誠実じゃん?
(b) 優しい言葉をあなたにかけたかもしれないが、特にあなたに好かれたいとは思ってなかった
→ああ、心こもってなくてもそんなこと言える人なんだ?

…どう転んでもメンヘラを製造してしまう、あかん。そして昨日の私もそれに近しい感情を抱いてしまったことは否定できない(すみません)。別に相手からすると本当に他意はなくて、ただただこっちが勝手に崇めて勝手に失望したという、悲しいメタ認知が追い打ちをかける。

とはいえまあいち人間として、オタクとしてのプライドを持って、そういう揺らぐ気持ちを相手に向けるのはよろしくない、ので、本当かどうかもわからないスキャンダルで誰かを実際に傷つけたり自暴自棄になったりするのはよくないとは思ってますよ。

ちなみに結局昨日そのくだりで一旦戸惑った私は、"あっでもまあ、だからといって推しは推しであることに変わりはなさそうだな…"と己の気持ちを確認したのでした。受容できるというより昨日のやりとりを忘れる、なかったことにしてまた推せるという感じ。でもあれだ、あまり近しい異性を推し枠として定義するのはあまりいい結果を産まない気がするから気をつけよう。

なんの話でしたっけ。
そう、私今までラッキーなことに推しの熱愛にリアルタイムで出くわしたことないだけで、多分遭遇したらめちゃくちゃ心乱れる…と思わされたのでした。

そして勝手に、推しを持つ全ての人たちの愛と愛ゆえの悲しみにエールを送る…!送るよ…!

今回熱愛報道をフォーカスして書いてみたが、昨今の事務所の色々で、担降りせざるを得ない、報われなさを感じている人たちのnoteもたくさん見た。本当に辛い、読んでるだけで辛い。私も少なからず感じるこの気持ちをなんと説明したらいいのだろうか。

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