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ジャニーズセンター論:グループのビジョンとバリューを体現しながら動き続ける人

前回重岡くんについて記事を書いたらありがたいことに色んなオススメが出るようになって、思わず夢中になって読んでしまった。お正月休みとnoteの"みつける"機能最高か。

本当に浅い知識で彼のことを語ってしまったという反省と、あと意外と"WESTのセンター"という文脈で語られていたものが多いことに驚きを得た。

中でもこちらの記事↓、愛と洞察に溢れていて思わず "すご…"と声が漏れてしまいました。(心の)


そして、noteを開始した当初問題提起していた、センター論について少し答えを見つけた気がして。彼が結構後天的に、グループの在り方とその中でのセンターの役割について考えている人だと知ったからかもしれない。


そもそも"センター"論とは、
研究開発の仕事からプロダクトを生み、めちゃくちゃ微力ながらその事業立ち上げをも担うことになった、管理職でもただの実務でもない自分自身の立ち位置を見つけるために考え続けている宿題である。


長年嵐ファンだったから、"センター"という概念にあまり触れてこなくて、最近のグループに必ずついて回るワードであることに違和感すら感じていた。なんでわざわざメンバーに序列をつけるようなことするのよって。

機能でも役職でも実力でもない、本人や周りにとってポジティブなのかもわからない、センターというポジション。


結論から言えば、タイトルにもある通り、

ビジョンとバリューを体現しながら動き続ける人

なのだと思うようになった。

Mission − 「なすべきこと」
果たすべき使命。
「自分たちが社会にどのような価値を体現するのか」というWhatに対する答えを明確にする。

Vision − 「あるべき姿」
目指す未来の形。
理想像や中長期的な目標を表し、ミッションを実現するためにどのような状況を目指すのかを明確にする。

Value − 「やるべきこと」
価値観や行動基準。
ミッションやビジョンを達成するための具体的な行動指針・行動基準を表し、行動や判断の基準を明確にする。

MVVを策定し、言語化して共有することによって、企業の理念を従業員のみならず社内外に伝え、目指す方向性を明確に示すことが可能になります。そのことにより、企業にとってさまざまな効果が期待できます。
rinenkeikaku MVVが導く、船の行き先


よく企業理念とか言われるやつですね。

多くのグループにとってミッションは普遍で、"ファンに元気を与えること" だ。

ビジョンとバリュー、すなわちその実現の方向性はおそらくグループごとに異なっていて、それを言語化する代わりに存在しているのがセンターという概念なのではないか?と思っている。


重岡くんの場合、彼が王道ジャニーズとしての気品を保ち続けながら、"やんちゃ"で、"熱く"て"普通" であることが何より大事なのだと思う。おそらくそれが、WESTとしてのファンを幸せにする温度感やアプローチの、他グループとは異なる核となるビジョンやバリューであるから。

彼がどう振る舞うかでその核が決まるのかもしれないし、逆にグループとしてどうありたいか、に基づいて彼は振る舞いを考えているのかもしれないと思った。


ここから(いやここまでも)めちゃくちゃ思い込み入りますけど、なにわ男子のセンター、西畑くんの場合、まずアウトプットとしての


"童顔から繰り出される、キラ×コテ感"


がグループのバリューを体現していると思うし、行動や過程では

"関西Jr.として、やったる" ハングリー精神や真面目さ

だったりするのかと。

まさに彼自身が"なにわ"の"男子"そのものなのね。


調子乗って語ると、SnowManも新加入のラウールをセンターに置いたことで、成熟よりも

成長(身体的なものも含め)、飛躍、勢い


みたいな現在進行形のビジョンとバリューが前面に出た気がします。まさにD.D、ダンシングダイナマイトです。

ビジョンとバリューの刷新。
解釈違ってたらごめんなさいスノ担のみなさま。


加えて、センターを核にバリューが同心円のように他メンバーへ広がっていると考えると、中心付近にいるのは、なにわ男子では大西流星でしょう。

丈くんは、自分ではなにわ感担当というけれど、大橋くんと一緒にグループのバランスをとる、飛行機で言えば尾翼の役割を果たしているように見える。彼ら2人がいるから、"可愛すぎる男子たちの戯れ" 、で終わらない(多分)。

恭平くんはバリューの核から相対的に遠いところにいるかもしれない。でもミッションに忠実である限り、次のバリューを生み出す、刷新のドライバーになるのはきっと彼だとも思う(多分)。

そうやって各グループは核を持ちながら広がったり深まったりできている。


語りすぎた…。

とにかくセンターとは、
そんな風にグループのビジョンとバリューをわかりやすく可視化する存在だと思うのです。


BTSとかと違って、曲のメッセージや世界観に一貫性を持たせにくい分、昨今のジャニーズはセンターという存在や言動に、グループの一貫性やリアリティを持たせている気がする。

そんなジャニーズのともすればちょっとカオスでチープな人間くささ、好きです。ちゅきちゅきです。


そしてもう一つ最後に、

動き続ける

ことが同時に大事でもあると思っていて。

以前会社の先輩が言っていた。

"組織には頭脳や手足となる人ももちろん必要だけど、そこに血を巡らせる心臓の存在も欠かせない"


センターとは決まった役割でもなく、バリューを体現して"動き続ける"からこそ意味をなす、いわばグループの"Beating Heart" なのだ。

その時私の脳裏に、ハウルの動く城に出てくる火の悪魔、"カルシファー"の姿がよぎったことも、そういえば今思い出した。

薪をくべないと、きっと消えてしまう。
そして誰かときっと、脈打つ心臓を共有している。

センターとはそういう定めを引き受ける人のことなのかもしれないな。

だったら自分はどうする?はいったん置いておいて。

センター論、完。

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