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私と、人の変化と、喜びと

私は、私が関わったことによって人に良い変化が生まれることにこの上ない喜びを感じる。
それも、こうなってほしい、この人がこうなったらいいのに!という押し付けではなく、自然な形で。

人を変えたいっていうのはおこがましいと思うし、意固地になってしまうと相手はより強張って変わらなくなってしまう。そんな例は世の中にたっくさんある。

人を変えてやろうなんてそんな大それたことはしようとしていないけれど、幸いにも、私の周りには直接変化を伝えてくれる人がいる。私は話を聞いてたり、思ったことを言ったり。できることはしたり、見守ったりするだけ、だけど。

そんな最近の例を2つ。

一人は、高校時代からの友人。
数ヶ月前のその子は、留学を決めていたのに色々な問題が発生して、留学も諦めようとしていた。
内容を聞き、そのまま全てを諦めると停滞し続けてしまう気がして、あまり強くは言う方じゃないけど、「絶対に留学したほうがいいよ」と念押しした。
彼女は不安を抱えながらも、無事留学はすることができた。留学してからもこれでよかったのか、と悩む姿を見て、内心とても心配していた。でも、電話するたびに少しづつ声が明るくなって、引き続き新しくいろんな出来事も問題も起こるけど憑き物が取れていくような感じだった、
そして今日電話をして
「留学に行ってよかったよ」
と言う言葉を聞くことができた。
もちろん、他の人にも相談しただろうし、私だけのおかげではないけれど、そう直接言って貰えて本当に嬉しかった。
彼女は留学という大きな変化を選択して、環境だけでなく内面も変わっていっている。なんとも喜ばしい。

もう一人は、一緒にnoteを書いているなおきくん。
いつも、さゆりさんがいてくれてよかった、と言ってくれる。ありがたいことです。私の言葉を素直に受け入れてくれて、彼が変わっていく姿を間近で見ていると、こちらも良い刺激を受ける。
今年、彼は自分の内面を見つめる機会が多く、見つめた上でそれを私に伝えてくれることが多かった。その内面を見せてもらっていると、興味深いものばかりで、私だけが知っておくのも良いけど、実はこんなに面白いんです、とちょっと人に伝えても良いんじゃないかなと思った。他の人からブログを始めてみたらどうか、というアドバイスももらっていたので、WEBで発信することに関して念を押してみた。
以下、以前のなおきくんのnoteの引用。

さゆりさんに言われたことです。僕の考え、思考を言葉にして発信したら、なにかが起きるかもしれない、と。僕に起きるのか、読んでくれた人に起きるのか。旅に出たら、予想外の出来事が起こるように、僕の心がお出かけしたら、なにかと出会うかもしれない。それも出してみないとわからないことですね。

心がお出かけって表現は素敵だなと思った。私はなおきくんとお出かけしながら、心がお出かけしていく様子も見させてもらっている。
自身も中身もお出かけして、本当に、びっくりするほどなおきくんは変わった。前も素敵だったけど、より素敵になった。でも、もっと素敵になると思う。



こういった人からいただける言葉たちのおかげで今私は生きてる、という実感を持てている。
この文章を書いているのは、変化を遂げて私に喜びを与えてくれる人への感謝。それだけでなく、私にもそうした変化をもたらしてくれようとしている人への感謝と、自分が変わるための戒めでもある。

昔から、よく頑固だね、と言われていた。最近も言われることがある。頑固って言葉はプラスイメージもマイナスイメージもあるけど、自分の意見があるってことで、良いことだと開き直っている節がある。
でも、私は頑固にならなくてもいい場所で頑固になって、人に迷惑をかけたり、自分を変えたくない気持ちのあまり強い言葉を吐いて人を悲しませてしまうことが度々あった。
これまで自分が正しいから良い、変える必要はないんじゃないかと正当化していた。
でも、最近、また人傷つけてしまった。
そのときに、人のために変わりたいと思えた。ほかならない、自分のためにも。人を傷つけてしまうようなくだらない自分の頑固さなんて、必要ないと思えた。
どこまで行っても、人は人からの受け売りでは変われない。
変われるのは、自分自身で気付けたときだけなんじゃないか。
きっかけは、人の言葉や行動でも、なんでもいい。
自分がまだ良い方向に変われるということに感謝して。


さゆり

読んでくださって、本当にありがとうございました。