社会人バドミントンサークルは排他的だ。でも変われる。

(この記事は下記のブログを再編しています)

6年前に都内で社会人バドミントンサークルを立ち上げました。コンセプトは「平成元年(±1年)生まれの集まるバドミントンサークル」。そのでの気づきをまとめます。代表・リーダー・部長に読んでいただきたいです。

サークルを作る際に、都内の社会人バドミントンサークルを20箇所くらい巡ってみました。それらの経験から見えてきたサークル共通の問題があります。

残念なことにこの問題は6年経ってもあまり変わっていないように思います。それもそのはず、誰も変えようとしていないからです。

【共通の問題】
  [1]初参加者へのコミュニケーションが絶望的
  [2]レクチャーが下手
  [3]練習が単調でバリエーションがない
  [4]練習に無駄が多い

これらの問題が解消されない限りはバドミントンはマイナースポーツのままだと思います。

そして、ここで「それでもいいじゃん!」と思ったあなたこそが、あなたの属するサークルの"排他性"を高めている原因かもしれません。しかし、ひとまず、あなたは、そのままで構いません。

まずは、各団体の代表・リーダー・部長の意識が変わって、自分の団体を見直すきっかけになればと思っております。では、問題を詳しく語っていきます。

[1]初参加者へのコミュニケーションが絶望的
既存の参加者は、初参加者に全然話しかけません。初参加は心細いし・何をすればいいのかもわからないし・全員名前わからないのに、手を差し伸べてくれる人は基本いません。超排他的です。マジ怖い。これじゃ「次も行こう」とはなりにくいです。経験者だって「もう行きたくない」と思うことでしょう。

[2]レクチャーが下手
初心者にわかりやすくバドミントンを教えるのが下手です。高校や中学で過去に自分が体験した練習方法をそのまま適用して教えている方が本当に多い。なぜならそれしか知らないから。「シャトル拾い」なんてできなくても試合成立するのに、そこから教え始めるのは愚の骨頂です。

[3]練習が単調でバリエーションがない
基礎打ちして試合。ずーっとそれしかしていない団体の多いこと、多いこと。反論もあるかもしれません。が、他の練習を知らない、あるいは、メンバーを巻き込んで新しい練習をするリーダーシップが欠如しているだけだと思います。

[4]練習に無駄が多い
リーダーシップが発揮されず、いつまでも練習が開始されない。試合のペア決めがじゃんけんであり「あいこでしょ」の繰り返しで無駄な時間を過ごす。ペアのレベル分けが適当でなく力量が拮抗するような試合ができない。
など、無駄の多いこと…(その無駄を直そうと思う向上心のないことも問題)

どうでしょうか? 当てはまる問題はありましたか? 共通とは言いましたが、全て当てはまるサークルはまぁ…ないでしょうね。(あったら、潰れていると思います)

リーダーの皆さん。大丈夫です。現状、問題があってもいいのです。この機会に… 自粛明けの練習から少しずつ変えていけば。きっと、変われます。バドミントンサークルをアップデートしましょう。


例えば、みんとん部では以下のような対策をとっています。もちろん、準備コストはかかります。でも、問題を放置するよりはよいと思います。

[1]初参加者へのコミュニケーションが絶望的|初参加者には意図的に声をかけるようにしていますし、全員が名札をつけています。(具体例は別記事にて)

[2]レクチャーが下手|初心者には映像を駆使して解説したり、初心者と経験者が混ざってできる練習を盛り込んでいます。(具体例は別記事にて)

[3]練習が単調でバリエーションがない|日々、練習を開発しますし、ノック等をします。(具体例は別記事にて)

[4]練習に無駄が多い|ペア分けアプリを開発しましたし、時間制限をきっちり設けて練習を進行しています。(具体例は別記事にて)


自粛期間が開けたら、運動したくなった人がサークルに増えるんじゃないでしょうか? この記事の中で、何か役立つことがあれば、使っていただいて、一緒に社会人バドミントンサークルを改良していきましょう。

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