なおのおと

ふと、日記を書いてみようかと思い。

なおのおと

ふと、日記を書いてみようかと思い。

最近の記事

ロケット少年との出逢い。

13歳の少年は、 黙々と木を彫り続ける。 きっかけは、2年半前。 北斎の版画に魅せられた。 少年は学校には行かない。 でも、とっておきの居場所がある。 それが、 東大の中邑先生率いる「ROCKET」だ。 ROCKETは、 ”Room Of Children with Kokorozashi and Extra-ordinary Talents” の頭文字をとったもの。 志とユニークな才能をもった、 子ども達が集う部屋。 初めて出会った時、 中邑先生は少年にこう

    • ついに息子がインフルに。

      タイトル通りなんですが、1歳10ヶ月の長男がインフルエンザにかかりました。タミフルを服用しはじめて今日は5日目。やっと落ち着いてきたかな。 拭いても拭いても鼻水が垂れ、一度咳き込むとなかなか止まらず。目は潤み表情はぼーっとしていて、それでも電車の動画を見せろと「えんしゃー!えんしゃー!」と言い続けていました。 0歳8ヶ月の次男もいるので、ふたりを近づけないように世話をするのはなかなかの至難の業。少しでも目を離すと「もーもーちゃーーーん」と言って、次男がいるベビーベッドに近

      • ラフ、ラフ、ラフ。

        • ネバーエンディングストーリー。

          For sale; baby shoes never worn 「小説家なら、6語で物語を作ってみろよ」と酒の席でふっかけられたヘミングウェイは、こう答えて見事相手を打ちのめしたという。 ノーベル賞作家の彼は、後世、このたった6語の作品が自己最高傑作だと言ったとも。 For sale; baby shoes never worn 私は一瞬、なぜこれが物語になり得るのかわからなかったけれど、しばらくしてその感覚の鈍さを恥じた。 なぜ、赤ちゃんの靴が「未使用のまま」

        ロケット少年との出逢い。

          やると決めたら、やる。

          何かしようと思っても、躊躇ってしまうことがある。 でも、それが誰かを傷つけたり迷惑をかける可能性がない(であろう)限りは、絶対やる、と決めた。 そう決めてから、1ヶ月くらいかな。 何か変わったかと聞かれれば、 ものすごく変わった。 ためらいをひとつ克服すると、もひとつ大きなチャレンジに取り組めそうな気がしてくる。自信はさらなる自信を呼び、勇気はさらなる勇気を呼ぶ。 ちなみに今日乗り越えたことは、ある人に「御礼を言うこと」だった。(些細なこと?いいんです。笑) あ

          やると決めたら、やる。

          赤ちゃんが繋いでくれたもの。

          2週間ほど前のことだ。 会社の同期、Aから連絡があった。 Aとはかれこれ10年以上の付き合いで、その間に彼女も私も二児の母になった。育児にまつわる色々を教えてくれる有り難いママ先輩でもある。 連絡はいつもどおりLINEだった。 曰く、連絡をくれた前日に彼女の妹が第二子を出産したのだと。が、生まれた赤ちゃんはダウン症の疑いが強いと今日わかったのだと。 赤ちゃんは今もNICUに入っていて妹は我が子に会うことができない。妹夫妻はショックを受けている。妹も自分もダウン症につ

          赤ちゃんが繋いでくれたもの。

          私がFBづいてる理由について。

          最近、Facebookで連日投稿しているためにnoteを開くことが減った。 堰を切ったかのようにFacebookを活用し始めたのはちょっとした訳があって、自分で自分に一日一投稿を課した時に何を書くんだろう?というのが知りたくて。 それらを振り返れば点と点を結ぶような感覚で自分の大枠を捉えられる気がして。傾向とかこだわりとか、心震えるポイントとか。 初の連続投稿を試みて面白いと思うのは、読んでくれた人たちの反応。なんとなく誰がどういう内容にイイネしてくれるかは頭に残ってる

          私がFBづいてる理由について。

          「ワンオペ育児」なる流行語に思うこと。

          最近よく聞く、ワンオペ育児。夫が手伝ってくれない、頼れる人がそばにいない、だから自分だけで育児をするしかない。このワードのすごいところは、たった6文字で夫に対する不満や自分が疲労困憊であることをほのめかせる点だ。 今朝、こんな記事を読んだ。働きマンの夫が4ヶ月の育休を取得したことで名もなき家事の多さに気付き、そりゃママ大変だよねと理解不足であった自分を反省するという。 https://toyokeizai.net/articles/-/302011?display=b

          「ワンオペ育児」なる流行語に思うこと。

          お絵描き。

          テーブルクロスにお絵描き自由のカフェを見つけた。その名も「egg」。卵料理の美味しい店だった。 次男を抱っこしつつ、卵料理を食べながら、クレヨン握ってお絵描きカキカキ。 渋谷で開催中の超福祉展に行ったばかりの私の頭はユニバーサルトイレ、アフリカ象、LGBT…等々で溢れてた。だから、卵からそれらが飛び出してる絵になった。(単純。笑) 本当はレインボーカラーで仕上げたかったけど、テーブルに置かれていたクレヨンは7色が揃っていなかった。一通りの色が揃っていないクレヨンは何とな

          お絵描き。

          シールの虜。

          シールの虜。

          2019 夏の思い出。

          2019 夏の思い出。

          ひさびさに、ズキュン。

          米津玄師の「パプリカ」。加藤隆さんのアニメーションのノスタルジックな美しさに感動してる。リピート、リピート、そしてまたリピート。 自分もそちら側の世界に行きたいと思わせるはじけるような躍動感、手を差し伸べてくれるようなあったかさ、でも届きそうで届かない歯がゆさと儚さ。 この感覚初めてじゃないよな…と記憶を手繰り寄せていたらやっと行き着いた。高畑勲監督の「かぐや姫の物語」だ。駆け回る姫のはためく着物、桜色の世界。 すっかり加藤さんの作品の虜になった私。ツイッターを見ていた

          ひさびさに、ズキュン。

          +9

          2019、夏のひとコマ。

          2019、夏のひとコマ。

          +9

          Nとの会話、卒論の記憶。

          「小学生時代は英語も日本語もカタコトだったから、何を言っても馬鹿にされるんじゃないかって不安でね。あの頃は病的に気にしてたよ、自分が発する一言一句全てを」 そう言って、Nは笑った。 1歳から7歳までニューヨークで暮らしたというNは、帰国後いじめに遭ったそうだ。彼を取り巻くあらゆることが「周りと違う」という理由で。 * 彼とは昨日出会ったばかりなのだが、大学の専攻が同じだということ、私が現在魅力を感じているLという会社のインターン経験者だということから話が弾んだ。そして

          Nとの会話、卒論の記憶。

          やっぱり似てる。笑

          やっぱり似てる。笑

          愛に溢れた良書。

          知らず知らずのうちに事実と異なる世界の見方をしている私達に警鐘を鳴らしてくれる一冊。 上から目線な指南書ではなく、それは人間がもつ本能の特性故なのだと体系立てて説明してくれている。ユーモアに溢れ、時にシビアなエピソードもまじえながら。 感動したのは、目から鱗の10のファクトフルネスはもとより、著者の人間味と情熱溢れる生き様だ。本の趣旨はあくまでファクトフルネスであるものの、医師として少しでも多くの命を救おうと世界中を奔走した彼の自叙伝であるようにも感じた。 今は亡き著者

          愛に溢れた良書。