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stand.fm音声配信 #778【質問回答回】正座はカラダにいいの?

以前体育座りによる腰痛リスクについてお話ししました。
その際に「正座はどうですか?」とのご質問をいただいたので回答します。

正座は体育座りやあぐらと違い、骨盤を立てて座りやすい特徴があります。腰痛リスクの観点からすると良いと言えますが、膝に負担がかかります。
膝を痛めている方にはお勧めできない姿勢です。健康な方であっても、膝に負担をかけるので痛みが起こる可能性が高くなる姿勢になります。長時間の正座は避けた方が良いでしょう。

正座をするということは膝を深く曲げた状態で体重が掛かります。それが長くなると膝の関節の中にある半月板というクッションに負担がかかります。

日本人は正座する文化があります。今でこそ座布団の上に座ることが減ってきて椅子やソファに座る機会が増えてきています。どうしても正座をしないといけないシチュエーションにおいてはできるだけ短い時間にするようにした方がいいと思われます。
正座をする場合は正座椅子(写真)を使用するか、ふくらはぎとお尻の間に折りたたんだタオルを挟むと負荷が少し軽減されます。

あとは、正座を長時間することで足がしびれたり、足に力が入りにくくなったり、場合によっては歩きにくくなったりすることがありますが、それは腓骨神経麻痺が起こっています。
(正座して足がしびれて整形外科に駆け込む患者さんはいません・・・、多くの場合が数分程度で治ります)

正座は腰痛の観点からはいい座り方といえるかもしれませんが、膝関節には負担がかかる姿勢となります。
人間は動物なので動いてナンボ!ということをアタマに入れておくといいと思います。
どんなに良い姿勢であってもストレスはゼロにはなりません。
長時間動かないのはよくない!ということになりますのでこまめに動くことを心がけていきましょう。

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