見出し画像

stand.fm音声配信 #784【運動】寒冷対策について

一気に寒くなってきましたが、体調を崩されていませんでしょうか?
運動において寒さによるパフォーマンスの影響は考えないといけません。

11℃の時と比べて4℃の時は持久的パフォーマンスが低下、その他にもジャンプやスプリントといったハイパワー系のパフォーマンスが低下するとされています。筋温が1℃下がると筋出力が5%減少するという報告もあります。

対策
・寒冷馴化
夏の暑熱馴化と同様のもの。寒冷馴化というものがあります。
寒冷馴化すると筋肉のふるえが増加して、熱を産生して、熱の放散量が減少する。
暑熱馴化ほどパフォーマンスに対して有効であるという報告はあまりないようです。
・エネルギー補給
寒冷環境下ではウォーミングアップに時間がかかる。そのためウォーミングアップでの運動で長時間のランニングなどが行われるのでエネルギー消費量も大きくなる。筋肉のふるえもエネルギーを消耗するのでエネルギー補給を頻回に行う必要がある(試合前、ハーフタイムなど)。
・衣類での調節
短い時間で体温を上げるためには手袋や帽子、ネックウォーマーなどの防寒具は熱損失を予防するためにも効果的とされる。
四肢の末端部(手先足先)や頭頂部は面積が小さいにもかかわらず、熱放散機能においては大きな比率を担っているので、この部位を温めるのは大切。
・筋温の維持
寒冷環境下でのサッカーなどの競技においてはハーフタイムで筋温が約2℃低下して、後半開始直後のパフォーマンス低下の要因となる。
ハーフタイム後半に再ウォーミングアップを行うことで後半開始直後のパフォーマンス低下を予防できるとされている。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?